ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

夏は「里山」がいいに決まっているけれど・・

2008-07-19 08:30:11 | 
T.Wニコルズさんは、イギリスから来日し、日本に定住しています。
いまは、とある里山を買い取って、その森を守り自然を育みながら生活している。
「日本の森はまだ大丈夫」と言っています。
日本人以上に、日本の自然を愛し、自然の保護に努めています。


ぶなの森にはたくさんの野鳥や動物、昆虫が四季折々に集います。
特に、男の子なら、夏休みなどは、こんな里山は宝物の山ですよね


カブトムシ、クワガタムシ、セミやトンボ、何でも欲しい。
渓流にはちっちゃな滝があったりし、真っ裸になって水浴びをします。
ことによったらイワナやニジマスにも出逢えます。
疲れたら家に帰りカキ氷か井戸に冷やしたスイカをがぶがぶ
そして、日かげの縁側でそよ風にあたりながらしばし昼ねをし、
夕方にかけてもうひと暴れです。




都会の生活に慣れてしまい、いまさら里山で生活しろといわれても戸惑います。
しかし、元来、人間は自然と一体になって生きていたはずなのに、僕らの周りの
ほぼ90%以上は人工的な、なにか加工し手の施されたものでしかありません。
そこに何十年も、何百年もそのまんまで営みを続ける自然というものがほとんど
なくなってしまっています。

               


人間は本質的にセルフィッシュです。ないものねだりです。
便利が欲しければいまある何物をも犠牲にし、便利を追い求める。
便利が手に入れば、今度は自ら手放し失った自然を求める・・・・

中国やベトナムや東南アジアの国々は、多分、日本と同じ道を進むんだろうな。
中国などは郊外をまき散らかし、工業化への道をひた走る。湖沼は汚れ、土壌は汚染され、水は飲めたものではない。
やがて深刻な「公害病」に苛まれるのかもしれません。
何より広大な自然は経済成長の美名の下、破壊されつくされるのでしょうね

CO2。炭素を使わない社会。そんなことを、今更地球をこんなにした国が主張したとしても、
説得力はありませんよね。





いったい人間はどこに向かって歩んでいるのでしょうか・・・


朝から、ちょいと深刻なことを考えてしまいました・・・
しかし暑い・・・ これも温暖化をもたらした人類への「咎め」なんでしょうね。
僕たちは、これを甘んじて受けるしかありません。


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