80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

「最後の忠臣蔵」鑑賞

2011年01月02日 | 映画の情報
御正月に行ったのではありません。
暮の大掃除で忙しい中を、抜け出して・・・・。

忠臣蔵浪士は最後に切腹して果てるのですが、
そうではなかった義士が2人生き残っていて、
苦心惨憺して大石蔵之助の遺言を全うするのです。

一人は討入前夜に脱盟して、大石の遺児を人知れず育てるのです。
もう一人は討入後に消えて、その成果を遺族に伝える役目を果たします。

16年間、生き残る事がこれ程厳しいとは・・・・。


切腹したのは46人なのですね。
討入後こっそり脱出して生き残っったのは足軽の寺坂吉右衛門。
私が史実として知っていたのは、身分が足軽の為、ホントの赤穂の武士ではなかったので、
切腹を外されたのだと聞いていたのですがネ。

討入前夜の逃亡は2,3人居た様ですが、その一人、瀬尾孫左衛門が、
隠し子の養育係として苦しみながら職務を全うするのです。

役所広司さんのストイックな役柄が好演でした。


最後にその忘れ形見が大富豪の息子と結婚する時になって、
三々五々、続々と旧赤穂家来が出て来てお祝いするのは、
やはり映画の演出の為で、チョットどうかと思ったのですが・・・・。
ラストを盛り上げるためにはそうせざるをえなかったのでしょう。

日本風景のカメラ・ワークはとても綺麗でした。