80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

映画「憑神」鑑賞

2007年06月30日 | 映画の情報
ワーナーマイカル新百合丘で「憑神」を観てきました。

先に原作を読んでいるので、
筋は良く判りました(終りの方だけは変えてあった)が、
初めてこの映画だけ観ると、一寸判り難いかも。

ストーリーは主人公の下級武士が、酔って川原の土手に転んだのですが、
そこで古い小さな祠(三巡稲荷)を偶然見つけて拝んだ処、
とんでもない神様(貧乏神、厄病神、死神)に憑きまとわられる。


これらの神々は商人風、相撲取り、女児に変身していますが、
一瞬狐顔になる時があるので、問題の神様だと判る仕組み。

時代考証などいい加減なもので、
そんな処に目くじらを立てる必要はありません。
むしろ、江戸の風俗が楽しめます。


内容はあんまり記憶に残らないような比較的軽いもので、
兎に角、ウハウハ---ユーモアー・エンタテイメントとして
割り切ればよろしいかと思います。

ラストに現代のシーンで原作者の浅田次郎氏が出て来て、
今に残る川原の古祠を指差し笑って居てご愛嬌・・・。
其処が一番印象に残りました。

WeekDayの昼間でもあった為か、観客は随分少なかったなア。