80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

車内でのビックリ体験(3)

2007年04月25日 | シニア日記
今回も電車内の稀少体験話。

その電車は満員でした。
私は立って吊革を持っていたのですが、
前には唐草模様の風呂敷ですっぽりと包んだ大きな
(足先から胸迄ある)荷物を大事そうに抱えた人が
座っていました。

電車がカーブで揺れ、私の後ろに立っていた人が
凭れてきました。
その反動で私もぐっと前に揺れ、膝でその荷物を押したのです。

その途端、 バシツ!! と異様な音がしました。
そうです。・・・・その荷物は何とガラスだったのです。


それも真っ平らな板ではなく、少し湾曲していましたから、
多分ショウウィンドウ用だったのでしょう。

ビックリして「すみません。次の駅で降りて頂けませんか?」
そこで弁償するつもりでした。
然し、その人は小さな声で「よろしいです」と
云ったきり動きません。

次の駅(私の降車駅でもある)が近づきました。
もう一度「降りて欲しいのですが・・。」
その人は「いいです」と云って動かず、下を向いてしまいました。
どうにもなりませんので、「申し訳ありませんでした」と
もう一度謝って一人で降りたのです。

あの人は後でどうしたのだろう?
割れたガラスを抱えて・・・・。

やはりガラスだと言う事が乗客に判るようにしていて欲しかった。
不可抗力とは言え、気分は優れませんでした。

教訓: 大きな荷物を置いた人の前には立たないこと。