スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
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コスタリカなどのトイレ事情(1)

2014-01-30 10:40:06 | コスタリカ
 前回の話のついでに、筆者が滞在したことのある中南米、パプアニューギニアなどのトイレ事情について話す。中南米の家庭のトイレは当然ながら洋式で、シャワーと同じ部屋にある。パプアニューギニアの外国人向けアパートや、国立高校の宿舎も洋式で、なんら珍しいものはない。
 中南米では、水圧が低い地域もあり、なかなか流れないこともあった。コスタリカとペルーではトイレットペーパーは便器に流さないのが常識である(メキシコではどうだったかな)が、最初のうちは知らずに流してしまっていた。日本のものと違って、なかなか水に溶けないようで、すぐ詰まってしまうのである。トイレには汚物入れを置いているのだが、はじめのうちはそれを女性用のものだと思い、利用しなかった。
 さて、外出した場合、まず大事なのはトイレである。何語であっても「トイレはどこですか」はすぐ覚える必要がある。スペイン語では“¿Dónde está el baño?”(ドンデ・エスタ・エル・バーニョ)が“Where is the bathroom?”に相当する。上品にいうときは、「手を洗いたい」というものだが、一度、レストランで、トイレなしの手洗い場に連れて行かれたことがあり、その後、この表現は使わないことにした。baño の代わりに servicio(セルビシオ、英語の“service”に相当)や sanitario(サニタリオ、英語の sanitary に相当)を使うこともある。
 日本では無料のトイレは割りと簡単に見つけることができるし、公衆トイレも大体無料で、トイレットーパーも用意してくれているところもある。しかし、これは世界の非常識で、トイレットペーパーを備え付けておくと、すぐ持っていかれる。便器のふたや便座まで盗まれることがよくある。
 コスタリカのバスターミナルでは1980年当時はトイレは無料であったが、今では有料になったとか。
 次回はコスタリカの田舎のトイレである。

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