今回は、言葉遊びの第二弾である。
「裸の中国人女性」は中国語で何というか。
――答えは“Chin Cal Chon”(チン・カル・チョン)である。
もちろん、こんなことを中国人に言っても通じない。中国語っぽい響きがあることが大事なのである。“Chin”は中国人の姓「陳」を連想させる。名前を表す“Cal Chon”の“Cal”の方だが、現代の中国語(普通話、スペイン語では“mandarín”)では“l”で終わる語はない。南方系の中国語は子音で終わることがあるが、“l”で終わるのはあったかどうか。“Chon”は十分中国語っぽい。中国語は、「チャ」行音が多いというのが、コスタリカ人にとっての印象である。それはともかく、“Chin Cal Chon”は全体として見れば、中国人っぽい名前の響きがある。
で、なんで、これが「裸の中国人女性」かというと、まずは、“ch”[ʧ]を [s]の音に置き換えてみる( [s]音を[ʧ]音に置き換えると子供っぽくなる。例:「そうでちゅね」。小さい「ャ」「ュ」「ョ」をつけた音を拗音という。「拗」の字の中に「幼」がある)。そうすると、“Sin Calzón(シン・カルソン)という語句が浮かび上がる。“Sin”は英語の“without”、“Calzón”は「ズボン」の意味もあるようだが、コスタリカでは「パンティー(ショーツ)」の意味で使われている。ということで、“Sin Calzón”は「ノーパン」ということだ。それで、「裸の中国人女性」ということになったのである。
これを教えてくれたのは、コスタリカ大学の同僚の教師か、それとも語学研修中に教わったスペイン語教師だっただろうか。
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