1989年当時のペルーはハイパーインフレで、朝と夜では値段が違うという話があった。紙幣にはゼロがいくつもついていた。こうなると、小額の硬貨はとても使えない。事実、硬貨にはお目にかかったことがない。また、紙幣もぼろぼろのものも多く、日本ではとっくに廃棄処分されていそうなものも出回っていた。
その後、再度、ゼロを3つとって、デノミを行い、単位もまた “sol”に戻し、現在に至っているようである。
デノミというと、日本では、1ドルが100円ぐらいだったころはゼロを2つ取って、戦前のように、1ドル=1円にしようという案があったかと思う。
ゼロを2つ取るというのは、日本(中国と韓国も)には「万」という単位があり、算用数字で表すと、1のあとにゼロが4つである。デノミ時にゼロを3つ取るより、2つのほうが計算しやすいかと思う。
一方、「万」がないヨーロッパ語では、ゼロが3つで、ひとまとまりになる。英語でいえば、3ケタ取るデノミを行うと、“one thousand dollars”が“one dollar”になり、“thousand”がなくなるだけである。スペイン語でも事情は同様である。
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はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)
コスタリカの歴史 (世界の教科書シリーズ)
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