ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記」 木藤 亜也 読了!

2014年02月12日 21時30分44秒 | 作家 か行
「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記」 [文庫] 木藤 亜也 (著)  2014.2.12読了 。

「神様、病気はどうして私を選んだの?」 恐ろしい病魔が15歳の少女亜也の青春を奪う。友達との別れ、車椅子の生活、数々の苦難が襲いかかる中、日記を書き続けることだけが亜也の生きる支えだった。「たとえどんな小さく弱い力でも私は誰かの役に立ちたい」 最期まで前向きに生き抜いた少女の言葉が綴られた感動のロングセラー、ついに文庫化。



小説じゃなくて日記だからこそ、こころの奥にしみてくる言葉。真っ直ぐな思い。リアルな感情。だから、後半に読みすすめていくうちに、胸の痛みは増していく。
みんな、読んだ人は思うと思うんだ、五体満足でありながら、不平ばかりを口にして、毎日漫然と日常を生きている自分が恥ずかしいと。亜矢ちゃんはこんな状態でも、不平不満を口にせず、つらくてもがんばりやさんで、人に感謝し、人の役に立ちたいと望んでいた。それを思うと、今の自分がたまらなく嫌になるんだ。だから少しは、ほんの少しでも、この本を読んだ後、人の役に立ちたいと思った。
この日記は20才が最後になっている。彼女がなくなったのが25才だから4年から5年文字が書けない状態だったのだろう。この間が本人もご家族もほんとに辛かっただろう。そのことを思うとまた胸がいたむ。


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