歴史に残る皐月賞だったと思う。全勝のG1馬同士のマッチレース。おまけに今年初戦という2頭での決着。競馬新時代の到来である。3戦全勝同士がそれぞれ異なるパターンの競馬をしながら、直線は見事な一騎打ち。後続が離れるのも当然だし、馬場も含めて2頭の能力とキャパシティは他馬を圧倒していた。緊急事態宣言の中、先が見えない日々だが、競馬はまたも素晴らしいトレジャーを得た。 高い精度とスピリットを見せつけた2頭は、これまでの一流馬とも違うプロフィールを感じさせて、競馬は明らかに新時代へ突入したと言っていい。
コントレイルは五分に出たが、ジリ下がりで向う正では13番手。これは消える…と思った人も多いか。しかし三分三厘から外を上がって行く。抜群の手応えだ。こいつそんなにモノが違うのか、と目を見張る。一方のサリオスは好発から丁寧に位置を確保。直線はやや内目を突きながら、コントレイルの進出に外へ馬体を寄せて行く。もう2頭の世界だ。凄いね。レーンはさすがの手綱さばきで、負けて止む無しか。 他の馬だが、ガロアクリークは好発を抑えて向う正は11番手。コントレイルが上がった後に仕掛ける形。スプリング同様の脚は使って伸びた。 サトノフラッグはやはり好発だったが、スピード感が今ひとつで道中は9番手あたり。直線入り口までは良かったが、追ってから伸びが甘かった。コントレイルの圧力に屈した感じもあったかな。 チョイと目についたのはダーリントンホール。出が悪く、仕掛けてからの反応もひとつだったが、最後まで渋太く伸びた。府中の方が良さそうだし、ダービーでは穴馬の1頭になるか。 いやァーいいもの見ちゃったな。 サンスポに寄稿した志らくの予想が素晴らしかった。曰く、ここ10年の皐月賞で1800m以下の経験がない馬は優勝はおろか馬券にすらなっていない。皐月賞は速い馬が勝つ。2000mの経験がないサリオスより、スピード競馬の経験がないサトノフラッグの方が実は不安だと私は判断する。よってサトノフラッグは脱落。中略。レーンはダービーを取りにきた。1人気で4着に沈んだサートゥルナーリアに騎乗したレーン。今年こそは。中略。皐月賞を勝つのはコントレイル。中略。鞍上福永はG1コレクター。ダービーは持ってるが、持っていないのが皐月賞。鉄板だ。単勝①、3連単①1着流し、馬単①-⑦1点勝負。見事だ(笑)。こんな世の中でも大笑いできる人がいるんだね。私もチト恥ずかしいが、N紙のK南記者はサトノに三重丸の上、なんとコントレイル無印。因みに皐月賞の番記者だったそう。こりゃ(恥)だわな。
今週はオークスを目指してフローラS。スカイグルーヴがグリグリの人気になりそう。そしてルメールは本番でサンクテュエールを捨て、スカイに乗るのだろう。残念だね(笑)。そうそうダービーに色気持っているデアリングタクトだが、皐月賞を見たら当然諦めてオークスへ向かうのでは。
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