シーザリオの初仔は、父がキングカメハメハだ。 母父といいダービーを圧勝した配合になる。 母は日米のオークス連覇ということで、なんともスケール感はあるのだが、こういった馬が額面通り稼がないのが競馬の、というかPOGの傾向としてある。 でも実馬は、キンカメ、シーザリオ、スペシャル三者それぞれの面が窺える雰囲気。 別段心配なところもないように思う。 私の個人的な見方としては、走る(稼ぐ)可能性の方が高いとみている。 初仔ということもあって、あまり大きくはないようだが、動き易そうな感じで、頓挫さえなければ、デビューは年内なら充分勝負になると思う。
アドマイヤグルーヴの初仔は、父クロフネで芦毛だね。 早くからこの世代のクロフネは、肌がいいので注目されている。 本馬もその1頭だろうが、エアグルーヴ産駒の期待外れが続いていて(私はあまり期待してなかったが) この系統自体がややトーンダウンしている印象だね。 なんというか頑迷さが特色としてあって、いい方に出れば勝負強さとか、デカイことをやってのけるけど、融通性に欠ける面もあって、特にクロフネだしね。 でも社台を代表する牝系の代がわりは注目なわけで、3位以降なら獲ってもいいのかな。
トゥザヴィクトリーは引退してから年月経っているけど、JRAでのデビューは初となるトゥザグローリー(父キンカメ) だが、なんといっても550k以上といわれる大きさがポイントだろう。 ダービーが終ったばかりの世代でも、この時期アプレザンレーヴがやはりそれ位といわれていた。 どうしたって脚がもつか不安もある。 たしかに胴体部分は肉感たっぷりという感じではあるが、なんともいいバランスというか、雰囲気を持っている馬だね。 体内に内包している能力はかなりと推察する。 結構順調に乗り込んでいるらしいので、そんなに心配はないのかな、という気でいる。 早く走りが見てみたい馬の1頭だ。