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迷える古羊、どこへ行く/入院基準変更

2022-07-11 08:01:26 | 日記
●8月1日(日)
★昨日、
柔道混合団体、銀。
アーチェリー、銅。
100m、決勝に進めず。
サッカー、PKで準決勝へ。
野球、勝って準々決勝へ。

★8月に入った。相変わらず暑い。まだ1ヶ月以上・・・

チャリで実家へ。10時に着くと両親はもう玄関にいて、出掛ける準備をしていた。3人で2駅電車に乗り、地区センターへ。
父は歩きながらあまりの暑さに「きついなあ」。2年前だったか3年前だったか、父は熱中症で救急車で病院に運ばれたことがあったので「ワクチン接種を受けるのも命がけですね」と言うと、「もう、外出するのはこれが最後だ」。確かに最近は眼も相当悪いし、外出はせいぜい近所の病院くらいだ。
5~6分歩いているうちに速さが段々遅くなって、ようやく歩いているという感じ。
ただ、95歳にしては、この暑さのなか杖もつかずに元気な方だと思う。

2回目のワクチン接種。

下高井戸駅近くでおにぎりを買って戻る。

今度来るときは置時計を買って来てほしいと頼まれた。眼が悪いので文字盤が見づらいとか。時間の調整をするのが面倒なので、出きれば電波時計が良いとのこと。

実家を出た後、2ブロック隣にある老人施設に行ってみた。施設と言っても、老人専用のやや家賃高めのマンションという感じで、何100万円、何1000万円もするような初期費用はない。初期費用は何だかんだで30万円くらいかな。空き部屋が2部屋あるというので話を聞きに来た。ここなら住み慣れた地元だから、今のマンションから引っ越ししやすいかもしれない。看護師がいるわけではないが、日中は社員が常駐していろいろ相談にのってくれるらしい。3食ではないが別途費用で食事もあり、広い共有スペースもある。

一応パンフをもらってきた。でも、父は面倒なことは一切やらなくなった。2ブロックの近さとはいえ、引っ越しだとか、今住んでいるマンションの登記関係だとか、新しいところに入居する手続きとか、面倒なことばかり。
父に話をしてものってこないだろうな。そのくせ、目がもう今年中には見えなくなるかもしれない、どうしよう、どうしよう、と会うたびに言っている。
心配、心配、心配。でも何もしたくないと言われちゃう。何かしてあげようとしても、結局は「面倒臭い」の一言でほとんど無駄足。

帰り途中、スーパーなど。
ビックカメラで、やや大きめの文字盤が見やすいと思われる置時計を買った。

★見守りボラの報告書を書いて投函。

★新型コロナ感染者数、東京は3058人、全国では1万177人だそう。

で、東京では入院できず自宅療養している人は1万人を超えているそう。
5月くらいだったかな、大阪では入院できない自宅療養者が1万人を超え、1万6000人?くらいまでいったんじゃなかったかな。その時、自宅で死亡する未治療死も複数(10人とか20人とか)いたと思う。死ななくて済んだかもしれない人が大勢亡くなった。
医療崩壊一歩手前の状態だったのか、いや、そういう事態が実際に起きたということをもってして、もう既に医療崩壊だったと言うべきか。
入院できずに自宅死なんて絶対にあってはならない。

政府の責任。

東京も似たような状況だ。
自宅死する人が増えないと良いけど。

★「大河」は今日もなし。次回は8月15日。オリンピックめっ!

●8月2日(月)
★ゴルフの松山選手、ボールがカップをかすったのが3回。1つでも入っていれば・・・
水泳の池江璃花子選手のレース後の言葉で、またウルウルしてしまった。

★東京・沖縄に加え、今日から1府3県にも「宣言」が適用された。

★実家に電話。両親ともワクチン接種の副反応は特にないそう。
昨日買った置時計を持っていくつもりだったけど、そのうち涼しい日で良いわよと言われ、内心ホッとした。外はメチャ暑い。

★いつもは台所の椅子でウトウトするのだが、今日は、昼間はほとんど使わない自分の部屋で横になって寝た。しかも2~3時間? ちょっとだけのつもりだったんだけど。
毎日の睡眠時間は5時間くらいかな。一年中何となく頭がボーッとしている。
昼間横になって寝るのはとても珍しいことだ。

★明日ウチに来る女性3人に渡そうと思って、点数の数え方のテストを考えた。眼が悪いので虫眼鏡を使いながら字を書く。かなりきつい作業だ。

★東京の新型コロナ感染者数は2195人。月曜日は他の曜日より人数が少ないみたいなんだけど、今日は月曜としては過去最多人数を更新したそうだ。

★昨日の全国知事会では、お盆の帰省など夏休み中の都道府県をまたぐ旅行や移動について、原則中止か延期を強く呼び掛けるよう国に求めることにしたそうだ。
「夏休み期間、全ての都道府県との往(い)き来を原則自粛」
「徹底的な人流の抑制を行う必要がある」
「県境を越える移動は、これはもう本当に危険です。帰省を今回はやめて下さい」
「苦渋の決断だが、帰省中止と延期を呼び掛けるつもりで準備をしております」
「お盆での民族大移動は、今は感染を広げることと同義語であります」

学生の中には去年も帰省を諦めた人が多かったというのに、今年も帰れないとなると、学生さんが可哀想。
「もう飛行機の切符を取ってあるのに・・・」
「お祭り騒ぎ(=オリンピック)の一方で、一般の人に行動の制限を強いるのは矛盾を感じる」
「(自粛要請が)正月にも出されてお盆にも出されて」

思うに、「県境をまたぐ・またがない」に、何か意味があるのだろうか。
例えば、東京から広島に新幹線で行って、駅の近くでお好み焼きを食べてまた新幹線で帰ってくるのと、百人町からバスに乗って歌舞伎町へ行き、ラーメンを食べて帰ってくるのとでは、一体どれ程の感染リスクの差があるのだろう。マスクをして喋らなければ県をまたぐこと自体に大したリスクはないと思うんだけど。

県境を越えなくても、百人町から歌舞伎町に行き飲み屋で何人かでワーワー賑やかにやっていれば、もしかしたら感染リスクは高くなるかもしれない。

どこへ行くかではなく、何をするかである。

全国の知事が移動は控えてくれと皆で口を揃えて言うのも、今の状況では分からなくもないが、それでも、何だかなあと思ってしまう。東京から自分達の県にコロナを運んでくるなという気持ちが強いんだろう。

だけど、そもそも去年のGoToの頃、オミとかスガなんかは「移動しても感染は拡大しない」「人流で感染拡大するというエビはない」みたいなことを言っていなかったっけ。そう言って国民が旅行するのを必死になって後押ししていたんじゃなかったっけ。
その一方で今年になってから今日に至るまで、東京なんかほとんど「宣言」か「蔓延防止」が出されたままと言って良いくらいだ。効果のあるコロナ対策が十分だったとはとてもとても言いがたい。
こんな最悪の状況を解消できないでいるのは、明らかに政府のせいだ。

何だか国民が割りを食っている。
自粛、自粛、自粛。我慢、我慢、我慢。

★東京では新型コロナ感染者が入院できなくて自宅療養している人が急増しているとか。
7月1日には1006人、それが1ヶ月後の昨日は1万1018人。およそ11倍だ。大阪であったような未治療死(自宅死)が増えないか心配だ。

そんな状況の中、政府は新型コロナ感染者の症状による入院分けの基本方針を変更した。感染が急速に拡大している地域では、
今までは、
・重症      →原則入院
・中等症     →原則入院
・軽症・無症状  →宿泊療養
・やむを得ず宿泊
  療養できない人→自宅療養

であったが、

変更後は、
・重症/重症化リス
  クが特に高い人→入院
・家庭内で感染広げ
  る恐れがある →宿泊療養
・基本的には   →自宅療養

となった。

「家庭内で感染を広げる恐れがある人は宿泊療養」ということだけど、「家庭内で感染を広げる恐れがある人」というのは「家族と同居している人」ということでしょ。毎日何1000人も発生する感染者の内、その多くは中等症・軽症・無症状の人であり、かつ、その内の相当数が家族がいると思われる。
つまり、かなり多くの人が「宿泊療養」に分類されると思われるけど、その感染者を収容するだけの宿泊施設が果たして確保されているのかなあ。
もし、宿泊療養ができなくて患者と家族が一緒に暮らせば、当然家庭内感染は起きるだろう。それを防げるだけの宿泊施設が確保されているのか、甚だ疑問である。家族のいる自宅で療養せざるを得ない患者も多くなるのでは。

それとスガ、「重症患者・重症化リスクが特に高い人には、確実に入院してもらえるよう必要な病床を確保する。それ以外の人は自宅での療養を基本とし、もし症状が悪化すればすぐに入院できる体制を整える」と述べた。

中等症の人でも重症化リスクが特に高くなければ、家に居てくださいということ。リスクが「特に高くない」ということは、リスクが「ある程度高い」人であっても中等症のほとんどの人は自宅ということになる。
何だかんだ言っているが、つまりは、もうお手上げだ、病床が足りなくてどうしようもないから自宅でジッとしていてくれ、と言っているようにも聞こえる。

一番心配なのは、症状が悪化した時、本当に「すぐに入院」出きるのかどうかである。実際、過去には何10人もの人が自宅で未治療のまま命を落としている。

スガは「もし症状が悪化すればすぐに入院できる体制を整える」と言うけど、ということは未だ体制は整っていないということになる。仮に政府が体制を整えたと思っても、実際にそれが100%上手く機能するかどうか、今までの例からすればそれすら大きな懸念は残る。
ただでさえ重症者で病院は目一杯。だから多くの患者が自宅療養に回されているわけで、つまり、自宅療養している人が入院の必要が出てきても入院できる病床自体がもう既にないじゃん。だから、政府は今回、症状による入院基準を変えざるを得なくなった。症状による入院基準ケース分けを変更するのは、何だか辻つま合わせをしているようなもんだ。スガ自身は、病状急変患者が本当にすぐにスンナリと入院できると思っているのかなあ。
自宅死の急増が心配だ。

基本方針を変更せざるを得なくなったのも政府のせい。

●8月4日(水)
★ボクシング女子フェザー級、金。ニコニコ、笑顔が自然で可愛い。
レスリング・グレコローマン、銅。
体操鉄棒、金。
サッカー、決勝には行ける。

★日本人の人口は、今年1月1日現在で1億2384万2701人で、他に外国人が280万人ほどだそう。

★10時半、Nさん宅。今日は初めて赤ドラをいれてやった。
今日は7回。5回目までは全く和(あが)れる感じがしない。ここまでのトータルはー80。だが、7回目は自分が親の時、タン・ピン・ツモ・三色・ドラ3で親倍(8000点通し)をツモるなど、6回目7回目は連続でトップだったので、トータル+1。こんなこともある。

食事休憩中に、テレビで女子スケボーを観た。若い日本人が金と銀。

帰り、スーパー2軒に寄る。

★新型コロナ感染者、東京は4166人。全国では1万4207人、重症者は777人(+23)。
全国の都道府県の約3割に当たる14の都道府県で過去最多の感染者数を記録したそう。

今日の国会閉会中審査で政府分科会のオミ会長は、政府が示した「重症患者などを除き自宅療養を基本とする」という新たな基本方針について、国から事前に相談を受けていなかったことを明らかにした。
「政府とは毎日のように色々なことで相談・連絡・協議しているが、この件に関して相談・協議したことはない」

新たな基本方針を発表したスガは、オミが事前に相談を受けていなかったことについて、
「初耳だ。厚労省で必要な相談をすべきだったと思う」と言ったそう。本当に初耳だったのかどうかは分からない。

自分が思うに、コロナ感染者の症状に応じて病床をどう振り分けていくかなどのような問題については、やはり現場の状況に詳しい専門家の意見を聞くのが当然であると思うし、そのために政府の感染症対策分科会という立派な集まりもあるのだから、政府としてはそこに話を持っていって相談するのがごく自然というか当たり前の流れだ。

しかし、実際はそうでないということのようだ。
厚労省の役人がササッと案をまとめて、大臣もそれを承認してスガに上げ、スガもそれで良しということで発表となる。
これが政府が言うところの「先手先手」ということなのであろうか。分科会に話を通していたら時間がかかるし、反対されるかもしれない。だったらことを早く進めるためには自分達で全部決めた方が「先手先手」になる・・・

これじゃ、何のための分科会かということになる。
というか、自分は以前からオミは政府に言いなりの御用学者くらいにしか思っていなかったけど・・・
まあ、オミ自身の発言で、図らずも分科会が別にあってもなくてもどうでもよい、ただの形式的な組織であることが改めて判明した。

政府は、国民の声を聞くつもりなんかハナからないのは分かっているが、専門家の声もほとんどどうでもいいようだ。

★今日は猛暑日の予想もあったが、35度にはちょっと届かなかったようだ。
それより、台湾に近い沖縄県西部で発生した熱帯低気圧は近い内に台風になることが予想され、進路予想では関東を直撃の予想だ。
さらに、台湾のずっと向こう、海南島近くでは台風9号が発生し、こちらの方も沖縄県の熱帯低気圧の後を追うように日本に近づくかもしれないとのこと。
下手すると来週は東京に2つの台風が続けて来るなんてことがあるかも。
10日と13日に来客予定だ。

●8月5日(木)
★昨日、新しい競技スケボーの女子パーク、金と銀。
スケボー、昨日Nさん宅でたまたま観た。一時は日本選手が1位、2位、3位。ところが、イギリスの選手が3位に上がってきたため、4位に落ちた日本選手(世界ランキング1位)がメダルを目指して大技を思いきって狙ってきた。しかし、転倒。メダルに手が届かないことが決定した。この日本人選手が肩を落として競技場から戻ってくると、そこにいた各国の選手たちがみんな寄ってきて彼女をハグして健闘を讃えた。
良い風景だった。

新型コロナで何だかんだ言われ続ける中で開催されたオリパラ。金とか銀とかじゃなくて、報われる報われないじゃなくて、こういう全力を出し切って少しでも上を目指して努力すること、そのこと自体が認められ評価される、そんなオリ本来のあるべき姿を忘れずにいることが、今回の東京オリンピックの一つの大きなレガシーになってほしいと感じた。

ボクシング女子、銅。
レスリング女子、金。
女子バスケ、1点差で勝ってベスト4へ。

で、野球。
確か昨日、日本は韓国と試合があったはずなのだが、何故かNHKの朝7時のニュースではその事は触れていなかった、と思う。変だなあ。そこで半分壊れていて普段見ることはないけど録画だけはしているというワンセグテレビで6時台のニュースも確認したのだけれども、やはり野球のことは多分何もなかったと思う。

おかしいなあ。昨日は試合がなかったのかなあ。スマホで調べるとあった。昨日の韓国戦、5ー2で勝っている。これで日本の金か銀が決まったそうだ。こんな大切な情報がなぜテレビで結果が放送されなかったのか実に不可解である。何か結果すら言えない事情でもあるのか。

それにしても、何だか複雑な決勝トーナメントだなあ。

★オリンピックの競歩が札幌で始まった。
東京の暑さを避けるため、すったもんだの大騒ぎの末に札幌で行われることになったのは良いけれど、今日の札幌は33度だとか。東京と大して変わらん。

★ブログ、9日分更新。
★新型コロナの感染者は全世界で2億人を超えたそう。

日本では、東京が5042人、7日間平均は昨日時点で3443人だそうで、これは1ヶ月あまり前の7倍近くにもなるそうだ。このペースだと8月18日には1万人を超えるという予測もあるとか。
全国の感染者数は1万5263人。重傷者も毎日のように増えている。

先が見えない。

☆そんな中で、蔓延防止等重点措置の適用対象が8県にも追加されることになった。
政府分科会会長のオミは、「一部の委員からは、今の危機的状況では全国に緊急事態宣言を出した方が良いんじゃないのかという意見もありました。
緊急事態宣言を出しても、出しているところさえ期待される効果がない。
最悪、ロックダウン(都市封鎖)みたいなことを法制化してくださいということさえ議論していかなくてはいけないことになる」

西村、「全国を『宣言』の対象とすることも私自身頭に置いて検討を進めて参りました。
ただ、私権の制約を伴うという中でですね、感染を抑えている県もある中で、これ(全国に『宣言』を出すこと)、知事会でも反対の意見が出た。
そうした中で専門家の皆さんのにも了解いただいたものであります」

また、ある記者、「全国に『宣言』を出すことは考えていないのか」
スガ、「全国の拠点となる地域を中心に(『宣言』適用地域を)指定させていただいた。全国的にということは考えてはおりません」

こうして3人の意見を並べてみると、結局、またオミの負け。また政府に押し切られた格好だ。

去年の4月、まだ今に比べたら第1波なんてまだほんの小規模な感染拡大ではあったが、その時は4月7日に1都1府5県に「宣言」が出された後、4月16日には一気に適用地域が全国に拡大された。
あの時の感染拡大の規模を考えれば、今現在はそれとは比較にならないほど大きな感染拡大であるわけで、全国に「宣言」を適用してほしいという意見があちこちから出てくるのも、決して不思議なことではないと思う。
でも政府はあくまでも拡大する気はないようだ。

それにしても、オミはいみじくも「ロックダウン」という言葉を使ったが、去年の3月だったかなあ、最初の緊急事態宣言を出すか出さないかであちこちで大騒ぎをしている最中に、東京都のオバさんが、
「事態の今後の推移によりましては、都市の封鎖、いわゆる、ロックダウンなど、強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性があります」
と述べ、“誤って”というかウッカリというか、とにかく「ロックダウン」という言葉を使っちゃったもんだから、政府はその否定に躍起になっていたことがあった。(日本ではそもそも法律上ロックダウンはできない、と思う)

今日のオミの「ロックダウン」発言は、去年のオバさんの発言と、時期こそ違うが、全く共通点がないという話ではない。

今後どうなるか分からないけど、オミとしてはそこまで視野に入れているということになる。

☆ある記者、「感染爆発を招いた政治責任については、どのようにお考えでしょうか」
スガ、「ワクチンが65歳以上の方には、もう80%接種されています。一番重症化しやすいところをしっかりと対策を講じている。この事は事実だと思っています。
ワクチン接種と同時にですねしっかりと対策を講じていきたい、こう思っています」

何だかなあ。スガは何を言っているのだろう。
自身の政治責任について問われたのに何も答えていない。

スガは、首相に就任する時、「コロナ対策に全力で取り組む」と言った。誰もが期待を抱いたが、去年11月・12月には対策が後手後手に回ったので、その結果としてその後「宣言」が繰り返され、今年に入ってからは今日までほとんど「宣言」や「蔓防」が出されたままである。今は感染拡大は広がる一方で、手がつけられない状態。
今年1月早々の緊急事態宣言の際には、確か「1ヶ月で終わらせる」みたいなことを言わなかったっけ。しかし、東京で実際に宣言が解除されたのは2ヶ月半後のことであった。
これを解除する時には「感染拡大を二度と起こしてはならない」と言ったと思うが、解除から3週間後には東京に「蔓延防止」が出され、それから2週間も経たずに「宣言」が出されることに。その「宣言」期間はわずか2週間。
この「宣言」時に言ったのが、「短期集中的に対策に取り組む」であった。しかし、実際の期間はその4倍。
そして、ようやくその“長かった”「短期集中」が終わる時には、「感染拡大の兆しが出てきたらすぐ『宣言』に戻る」と言っておきながら、兆候は誰の目にも明らかなのにもかかわらず、なかなか「宣言」を出さず、今日の感染“爆発”を招いてしまった。

緊急事態宣言の下でのオリンピック・・・
スガは医療崩壊にほぼ相当するくらいの大混乱を招いた。スガのやり方次第では死ななくて済んだ人はもっと大勢いたはずだ。

記者が問うたのは、このように何度も何度も「宣言」を繰り返した挙げ句の果てに、過去最多の感染者数を大きくどんどん更新して混乱が収まらない現状に対して、首相としての責任はあると思っているのか、ないと思っているのか、どう思っているのか、それを聞きたかったのである。

その返答が、「ワクチンはちゃんとやってます」だ。
完全に「話のすり替え」だ。「話のすり替え」「はぐらかし」は政治家が習得すべき必須科目。スガは自民党学校で習ったテクニックを上手く使い、質問に答えたような格好をして実は何も答えなかった。

「ワクチン」対策を国がちゃんとやるのは当たり前。そもそもそれ自体だって海外の主要国に比べたら大きく遅れをとった。

自分も、スガがこの危機的状況が発生してしまったことについて、いや、この危機的状況をスガが作り出してしまったことについて、どう責任を感じているのか知りたい。

記者の質問に対する返答として「ワクチン」を持ち出したということは、スガとしては、「ワクチン」をちゃんとやっているから今の感染拡大の責任は自分にはない、とでも言いたかったのであろうか。
だとしたら、無責任極まりない。
自分みたいな人間が見ても、スガは後手後手だらけで、“約束”したことは全然守らないし、自宅で未治療のまま患者が何人も亡くなっているし、スガの責任は重大である。

せめて、「感染爆発を招いて申し訳なかったが、今はワクチン接種に全力をあげている」ぐらいのことを言えば、多少は人間らしきものを感じられたかもしれないけど、こう上手く話をすり替えられたんじゃ、「ああ、やっぱりな。政治家ってそんなもんだよな」と思うしかない。

政治家なんてこんなもんだ。

●8月6日(金)
★広島原爆の日。
★昨日のレスリング女子、姉も金。
男子20Km競歩、銀、銅。
ボクシング、銅。
空手女子・形、銀。
卓球女子団体、銀。

★ある専門家のシミュレーションによると、東京はあと2週間ほどで重症病床が満杯になるとのこと。

★チャリで山手病院。(メディカルセンター)
採血の1時間後、診察・診断。甲状腺(橋本病)は正常範囲をキープ。他も概(おおむ)ね良好だが、血清糖の値がやや高めだとか。
先生、「今朝食事はしましたか」
自分、「はい、何も食べないかどうか迷ったんですけど、野菜と低GIのソイジョイなんかを食べました」
先生、「じゃあ、次回は平均値をとってみましょう」
自分、「HbA1cのことですか?」
先生、「はい、そうです。次回は食事を抜いてきてください」
自分、「はい、分かりました。多分ですけど、6.0を切っていたと思います」

血圧は、111ー71であった。
薬局で甲状腺の薬。

新大久保のイスラム店に行ったが干した小エビは売り切れだった。

★ブログ少々。
★日本国内の感染者数が100万人の大台を超えたとか。50万人超えまでは約1年3ヶ月かかったが、次の50万人は4ヶ月弱。
東京は4515人、全国では1万5645人。急速に感染拡大が進んでいる。
もうスガには一刻も早く消えてくれと言いたい。

☆で、病床が不足し自宅療養が急増する中、政府は新型コロナの症状の程度による入院基準を変更した。

従来は、
    
①   (集中治療室    
重症者 か人工呼吸器  原則入院
       が必要)
────────────
②   (酸素飽和度93
中等症2 以下か酸素    原則
     投与が必要)   入院
────────────
③   (呼吸困難・肺炎  原則
中等症1  の所見など)  入院
────────────

軽症  (肺炎の所見なし) 原則
             宿泊療養
────────────

であったが、感染者急増地域については、8月3日から、

①重症   入院=重症・重症化の
────── リスクが特に高い患者
      ーーーーーーーーーーー
②中等症2
       基本的に自宅療養
──────    ⇩
       (ただし、家庭内で
③中等症1   感染を広げる恐れ
        のある患者は、
──────  宿泊療養とする)
④軽症
────────────────

と基準を変えた。

ところが、スガが発表したこの基準変更について、野党や各方面からだけではなく与党内からも、
「中等症なのに入院できないのか」
「自宅で十分フォローできるのか」
などの批判が続出したとのことで(こんな自分でさえ疑問に思ったくらいだ)、結局たった2日で再び変更されることになった。

東京など感染急増地域については、8月5日から、

①重症    原則入院
────── ・重症患者
②中等症2  ・中等症で酸素投与
         が必要
────── ・酸素投与が必要で
         なくても重症化
③中等症1    リスクのある人
       最終的には医師の判断
      ーーーーーーーーーーー
──────入院が必要な患者以外は      
④軽症    自宅療養が基本
────────────────

との基準に。

朝令暮改ではないが、まあ、何ともアタフタとみっともない話ではないか。
ドタバタの末のこの再度の変更について厚労省のある幹部は、
「基本的には同じだ」みたいなことを言ったそうだ。

確かにそうだ。「重症化のリスクの高い患者」に若干の説明を加えただけである。「入院以外は自宅」は何も変わらない。

批判があったからといって、こんな小手先の変更で誤魔化してしまう厚労省にも呆れてしまうが、こんな適当な変更で納得して批判を止めてしまう方も何か解せない。

ことの本質は、入院できないで自宅療養せざるを得ない人が急増しているということである。
自宅療養する人の中には、たとえ症状が重くなって医師に診てもらう必要があるのにもかかわらず診てもらうことができず、重症化して命を落としかねないなど、医療体制が患者急増に追い付いてないということである。

医療体制逼迫は、従来の入院基準を変更しようが更に再変更しようが、何をしようが、基本的には何も変わっていない。
新型コロナの感染者の急増に対応しきれない状況は何も変わっていない。

こんな切羽詰まった状況に誰がした。

そして、今回の2度の基本方針変更は、政治家・役人どもが体裁に拘(こだわ)り、形式に拘り、些細なことに拘り、大局に立たず、目先のことを小手先で取り繕うだけの実に器の小さな人間たちであるかを証明したようなものだ。

基本方針を変更しても、何も改善されない。

★原爆の日に当たり、スガは、アベ等もそうだったが、例によって自民党の従来の立場・考え方を繰り返して述べた。相変わらず通り一遍で中身のない平和・正義をもっともらしく振りかざしただけ。
式典に自民党の人間を呼ぶ意味があるのかね。公明だって、平和の党だなんてほざいているけど自民党の金魚のフン。

広島市長は、今年1月に発効した核兵器禁止条約に日本も参加するよう政府に対して求めたが、スガは条約に署名する考えはないと拒否。更には来年1月に行われる核禁条約の第1回締結国会議へのオブザーバー参加についても、「慎重に見極めたい」と事実上の拒否。何が「見極める」だ。最初から出席するつもりなんか、これっぽっちもないくせに。

核禁条約を皆で作ろうよという話が出てきた時、日本は1回目の話し合いの時こそ顔を出したが、2回目以降はバッサリと縁を切って、今でも無視を続けている。

日本政府は「日本は唯一の戦争核被爆国」とことあるごとに強調しているが、政治家がその言葉を口にすると、むしろ空々しささえ感じてしまう。
腹が立つ。

●8月7日(土)
★昨日、レスリング女子、金。
 スポーツクライミング、銀・銅。

★昨夜、小田急線の走行中の列車内で男が刃物を振り回して暴れ、4人が刺された事件があった。
映像では、
「誰か緊急ボタンを押してください」
「救急関係の方はいますか。止血したいです」
「誰かタオルか何か持っていないですか」
と、一人の女性の声が聞こえてくる。
大きくてハッキリした声。
混乱の中でも的確な判断で、何が必要か明確に他の人に伝えることができるなんて素晴らしい。

働くならこういう人と一緒に仕事をしたいものだ。と言っても、自分はもう働く気はないが・・・

で、捕まった犯人は「幸せそうな人を見ると殺したいと思うようになった。誰でも良いから大量に殺したくなった」と言ったそう。

幸せでなくても、一生懸命生きようとしている人間はいくらでもいる。
お前だけが苦しいんじゃない。甘ったれるのもいい加減にしろ。

最近、こういう人が多い。

★洗濯、今日は毛布。汚れすぎて洗濯しても綺麗にならない。

★新型コロナの東京での自宅療養者は1万8000人。
何でこんなに多いの? 誰のせい?