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モファットさんの言い訳

2017-07-25 19:41:37 | Sherlock Topics 2017
先日開催されたSDCCにモファットさんとスーさんが登場。
今回のパネルはコミック版シャーロックでした。
そのせいか、画像とかがほとんど流れていなくて・・・・

このTシャツがブースで販売されていたようですけど、かわいいー、欲しいわ。
「ハドソンさんが僕の骸骨を取った。」


その時のトークの一部が記事になっていましたので訳してみました。
毎度の拙訳です。誤訳等多々ありますがご容赦くださいませ。

元記事はこちら。
Sherlock co-creator promises more episodes 'when our careers have dipped'



Historians will separate this decade into the long periods of waiting between seasons of Sherlock.
And since the fourth series of 90-minute episodes just aired earlier this year,
don’t expect more episodes of the Benedict Cumberbatch-headlined phenomenon anytime soon.

歴史学者はこの10年をシャーロックの次のシーズンまでの長い待機時間に分類するであろう。
そして1話90分のS4が今年の初めに放送されてからは、
これ以上奇才なベネディクト・カンバーバッチを見出しにしたエピソードは期待しないことにした。

Speaking at the Titan Comics panel for the Sherlock manga,
the show’s co-creator Steven Moffat said
he hadn’t even spoken to his fellow co-creator Mark Gatiss about another batch of episodes.
“Sherlock and Doctor Who overlapped last year,”
said the busy showrunner, referring to his other beloved British series.
“Which was hell. So I haven’t had a moment to sit with Mark and talk about it. That’s the truth.”

シャーロック漫画のタイタンコミックスのパネルで、
他のエピソードについては彼の仲間であるマーク・ゲイティスにさえ話さなかったとモファットが言った。
「昨年はシャーロックとDr.Whoが重なった」と話した多忙なショーランナーは
彼の愛する英国(ドラマ?)シリーズについて触れた。
「地獄のようだった。だからマークと向き合ってその話をすることもなかった。本当にね。」

But Moffat was hopeful that there would be more adventures with Cumberbatch’s Holmes
and Martin Freeman’s Watson further down the line.
“I’m assuming, probably wrongly,
that at some point we’ll all show up somewhere and do it again when our careers have dipped,” he joked.
“Benedict will hold the old coat up again, so he can look sexy.
And we’ll recreate our glory days, with a desperate air, going back to a time everybody loved us.”

しかしモファットはいつかまたカンバーバッチのホームズと
マーティン・フリーマンのワトソンの更なる冒険があると期待していた。
「不当にも我々のキャリアが失墜したらいつかみんなでどこかに集まってまたやると思うよ。」とジョークを飛ばした。
「ベネディクトが古いコートをまた羽織ればきっとセクシーだよ。
そして頑張って全盛期を取り戻し、みんなに愛されていた頃に戻るんだよ。」

The audience laughed, but later in the panel, Moffat more seriously promised,
“Everything’s possibly on the table…the best I can tell you is,
I kind of assume at some point we’ll reassemble.”

観客は笑ったが、パネルのあとにモファットは
「全てはまだ検討の段階で今話せるのはそこまでだけど、
そのうちまた組み立てることになるんじゃないかと思うよ。」と、真面目に約束をした。


ひとまずここまで。
これは以前、ラジオでクリス・エヴァンスに話していた内容とほぼ同じですね。
ここにまとめたものがあります。↓
Sherlock S5の可能性

つーか、モファットさんここにきてエクスキューズですか?
「ドクターと重なっちゃって忙しかったんだよー」
「でもまたいつかちゃんとやりたいと思ってるから」って言ってます?

結局S4は忙しくてあまりプロットが練れなかったと。
だからオリジナルに走ったと。でも、俺たちの本意ではないからね。
という話なのかしら。いや、これは私の妄想ですけど。

てことはS4の批判はやはり彼らに届いているんでしょうね。
E1の散々な批評はあちこちで見かけましたしファンの間でも酷評だったことも知っているのかも。
E2はトビーさんがいたし、E3もそんなに酷評はなかったように思います。
これで見納めのご祝儀みたいな批評もあったのかも。

日本人はキューブみたいなデスゲームに対してはレベルが高いせいか(笑)
酷評が多かったように思います。
と、言っても日本のファンの叫びは届いてないと思いますけど・・・本国にとっては今更だし(泣)

もちろんS4を面白いと感じる方もたくさんおりますし、好みは人それぞれ、いろいろな感想がありました。
ファンにとってはこの空気の中、酷評するのも勇気が要りそうですが絶賛するのもまた勇気がいりそうです。
でも良い事も悪い事も感じた事はちゃんと言うのは大事だなーと思いました。

そういえば、スーさんがちょっと意味深な事を言ったらしいんですよね。
今はまだ言えないけど・・・って話を。夢だったのか?

タイトル共に暴言ばかりですみません。
以下、続きです。



Moffat was onstage with Sue Vertue, a Sherlock executive producer.
(The pair also happen to be married.) While recalling the run of their series,
the pair mentioned one notable change they would make to an earlier episode of Sherlock.

モファットはエグゼクティブプロデューサーのスー・バーチューと一緒に舞台に立っていた。(彼らは夫婦でもある)
シリーズを思い起こしているとき、ふたりは以前エピソードを制作した時から変わった事がひとつあると言った。

“There’s an element in The Blind Banker which worked brilliantly at the time,” Moffat explained.
"Steve Thompson, who wrote that one,
came up with the idea of the code — a cipher — was a book that everybody owns, the London A-Z.
At that time it was absolutely true that everyone in London owned an A-Z.
A very small number of years later, absolutely nobody owns an A-Z. It’s all on their iPhone.
So that doesn’t work.
That’s our updated version, our updated Sherlock Holmes, becoming a period piece before our eyes.”

「当時だからこそ上手くいった要素がブラインドバンカーにあったよ。」とモファット。
「脚本のスティーブ・トンプソンが数字の暗号がみんなも持ってる本、ロンドンA-Zだったというアイデアを提案したんだ。
当時は本当にみんなが持っていたけどわずか数年後にはだれも持たなくなった。みんなiPhoneだよ。
だから今では役に立たないんだけど。
それが僕たちの改訂版、シャーロック・ホームズだけど、あっという間に時代物になってしまったよ。」

Illustrated by manga artist Jay, the comic book adaptation of Sherlock
began appearing in 2012 with an adaptation of the first “episode,” A Study in Pink.
The Blind Banker and The Great Game followed,
and Titan Comics has been releasing English-language editions of the Manga since 2016.

漫画家Jayのイラストでシャーロックのコミックバージョンを最初のエピソード「ピンクの研究」で2012年に出版した。
ブラインドバンカーとグレートゲームもあとに続き、さらにタイタンコミックスは英語版も2016年にリリースした。

Vertue admitted that they were initially hesitant about adapting Sherlock into another medium.
We were very cautious about it, really,” said Vertue. “Every page gets approved by me.”
“It’s properly exciting,” Moffat said.
”It somehow makes our version more real. Our version of Sherlock Holmes has rippled out into the world.”

ヴァーチューは別のメディア化には最初は躊躇したと答えた。
「本当にかなり慎重だった。」とヴァーチュー。「すべてのページに目を通したの。」
「それはエキサイティングな事じゃないかな。」とモファット。
「とにかく僕たちの改訂版がより現実味を帯びた。シャーロック・ホームズの現代版が世界に波紋を広げているんだ。」

What is it that makes the character so universal?
キャラクターを普遍的にしているのは何ですか?

“If you knew somebody like Sherlock Holmes in real life, you’d think he was a d—,” Moffat joked.
“But that kind of character can work marvelously as a fantasy.
If there was a real James Bond, we’d all hate him.
Right, you know, right-wing monster shoots foreigners and women, more or less.
That’s not a nice man! But you put him on screen, and you sort of think,
‘I’m allowed to think that’s okay for two hours.'”

「もしシャーロック・ホームズのような誰かを実生活で知っていたら、
君は彼をd-(dick?)だって思うよね。」とモファット。
「だけど、そういったキャラクターはファンタジーでは驚くほど機能する。
もし本当にジェームズ・ボンドがいたらみんな彼を嫌ってるだろうし。
右翼の残忍なやつは大体よそ者と女性を撃つよね。
嫌な男!だけど彼をスクリーンに出してちょっと考えると、「2時間だったらいいかも。」ってなるんだ。」

“I don’t know if Sherlock Holmes is likable,” Moffat said.
“The fantasy you have is: You’d like him to like you.”

「シャーロック・ホームズが好かれる人物かどうかはわからないけど、」とモファット。
「君の空想では、彼に君を好きになってほしいんだ。」

以上です。
ラストのへん、間違っているかも・・・

4 コメント

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Unknown (モグモグ)
2017-07-28 15:45:37
そうそうたるコメンティターの皆さんの感想が出揃って、私ごときが感想などおこがましくて、とても書けませんが(書いてるし)、モファットさんがS5をいつか作るかもと言い出したので、ちょっとだけモノ申したくなりました。原典にも詳しくないので、細かい所は分かりませんが、まるきり軌道を外れてるのは感じました。もうシャーロックじゃないですね。変人家族物語ですか。大体シャーロックが成長する必要なんかありませんよね。それこそ、皆違って皆いい、ですよ。サイコパスの妹を造り上げて、大団円に持っていくのは無理ですし。あれだけ簡単に人を殺しといて、繋がりがほしかったの一言でかたずけるなんて、モファットさん何かあったの?と思いましたよ。doctorフーも降りたみたいだし、大きく成りすぎたドラマをもて余したのか、今までに無いシャーロック像をと考え過ぎたのか、今頃になって、後悔しだしたのでしょうかね。ドラマ史上に残る名作を自ら壊してしまったみたいで残念です。篠田先生のジョン論、凄くスッキリ落ちました。そう考えるとジョンの行動が納得です。それにしてもシャーロック、気遣いの人になっちゃって全然面白くない。
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モファットさん… (Misty)
2017-07-28 19:43:01
こんばんは。
やっと昨夜からE1の吹き替え版を見始めましたが…ため息ばかり出てしまって…(涙)なんでこんなになっちゃったんだろうな~と。

それにしてもモファットさん、今ごろになって、“実生活では会いたくなくても2時間スクリーンで見るだけなら楽しい”キャラクターの方がドラマとしては魅力的かも…って思ってくれたんですか。でも、S4では、多分そうじゃない人を目指したんですよね? もうシャーロック別人だし(涙)

吹き替えを一通り見たら感想書こうと思いつつ、もうかなり皆さんに代弁していただいたり気づかなかったことに気づかせていただいたりしました。でもやっぱり、区切りをつける意味でも、一度感想はまとめたいです。
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Re.Unknown (dico)
2017-07-29 00:03:43
モグモグさん、
おこがましくて←何を言ってるし。
しかし、コメンティターの皆さんとは上手い事言いますねー。

モグモグさんの意見に全面的に大同意ですよー。
「変人家族物語」ホントにねー。
あれだけ人を・・・私も思いましたよ。
いくら構ってほしくてもあの大量殺人後に大円団はまずいですよね。
モファットさん何かあったの?←笑いましたー、いやもうホントにそうですよね。
今までにないシャーロック像とか思ったんでしょうかね。
自分たちが生み出したキャラクター萌えしちゃったようにも見えますが
いずれにしても上手くいったとは思えないのですよ・・・
せっかくの名作、もったいないですね。
ジョンの行動はすごく納得でしたよね。
シャーロックが普通の人になってしまうほどつまらないものはないんですよー。
って言うのをわかってほしかったです、モファットさん。
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Re.モファットさん… (dico)
2017-07-29 00:17:16
Mistyさん
こんばんは。
おおー、見始めたのですね。
でもため息ですよね。特にE1は。
ホント、何がしたかったのかしら。

モファットさん、今頃何を言ってるんでしょうね。
実はS4はどこからかの圧力があって仕方なくああなった、とかにしてくれないでしょうか。
別人過ぎて、実は違うドラマだったんじゃないかと思いたいです。

思っていることはみなさん同じなんですよね。
書くことで少しスッキリするかもしれないですし。

DVDの日本発売も決まったようですが私も全然テンションあがりません。
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