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"A Study in Pink" from The Blog of JW

2015-05-20 07:22:19 | Sherlock S1 JW's Blog
このあたりはいろいろな方が翻訳されているので何を今さらなのですが、
このブログでもやっておきたかったんです。。。
他とはちょっと一味違うかもしれない(超意訳って意味で)ジョンブログです。

そういえば先日BBCのサーバーがダウンしていましたよ。
BBCでもダウンするんですね。ちょっとびっくり。

伏字は???????になっているかも^^;



A Study in Pink

ピンクの研究
2月7日

法の関係で名前や場所を数か所消したけど、これは僕がシャーロックと越してきた夜に起きた出来事なんだ。

僕がシャーロックと初めて会ったとき、彼は僕に僕の身の上に起こった事を話していた。
僕の足や日焼け、携帯から僕の事がわかったようだ。
それが彼の仕事なんだ。
シャーロックはあらゆる人のすべてをすぐに見抜いてしまうので隠そうとしても無駄だ。
しかし、信じられないのは、部分的な事に関して彼は見事なくらい無知だって事だ。

例えば今朝、首相が誰なのか僕に聞いてきたんだ。
彼は地球が太陽のまわりをまわっていることを本気で知らなかったようだ。
本当に彼は知らなかったんだよ。
太陽が地球のまわりをまわっているとか、そう思っていたわけじゃない。
彼はそんな事どうでもいいんだ。僕にはまだ信じられないけど。

いろいろな点で彼はこれまでに会った誰よりも賢いんだけど、怖いくらい空白の領域がある。
少なくとも今は慣れた。いや、言っとくけど、本気で慣れる事はないと思う。
何て言うか、初日から何が起こるかなんてわかるわけがないし、僕に何ができた?
僕がフラットを見に行っていた時に突然スコットランドヤードの▓▓▓▓▓▓▓▓警部が入ってきたから驚いた。
シャーロックは彼がなぜ来たのかは既にわかっていた。
またひとり死んだ。今回の場所は▓▓▓▓▓▓▓だった。
シャーロックに一緒に来るかと聞かれたので僕は興味をそそられて同行することにした。



タクシーの中で彼は僕の一言一言や一挙一動、
電話のほんのわずかな事から僕の過去をどう推測したのか説明してくれた。
本当に驚いた。
その事について書こうとしたけどちゃんと説明できないと思うから彼のサイト「推理の科学」を見て確かめてみて。
明らかに天才である彼のところに警察が助けを求めにきたのにも僕は驚いた。
彼は「諮問探偵」だと言った。
もちろん某尊大な男が自ら世界で唯一の肩書きを自分に与えたんだけど。

僕たちが▓▓▓▓▓▓▓ に到着してから驚いたことに彼は僕を同僚だと紹介した。
彼には今まで同僚などいなかったらしく、警察は驚いたみたいだった。
そこにはピンクの服を着た女性の死体があった。
彼女は毒によって死んでいた。
今回もシャーロックは女性を見ただけで彼女のすべてを把握した。
彼女の服、足に飛び散った泥、そして何よりそこにあったものがなくなっていた。彼女のスーツケースだ。
その事が彼をエキサイトさせた。消えたピンクのスーツケース。



彼は死体をそのままにしてスーツケースを探しに行ってしまったので当然ながら僕は置き去りだった。
僕と話をした女性の警察官がシャーロックを一言で表現した。
「彼はこれに興奮するの。」確かに彼は興奮した。
彼は死んだ女性や他の被害者などどうでもよかった。
もしシャーロックがフラットに戻って僕と大家さんがのどを切られて倒れているのを見つけたとしても,
彼は頭脳の訓練だと見なすだけだと思う。

「ファンタスティック」って叫んで両手をこすり合わせ、
「だがドアはロックされているし、どうやってお互いを殺したのか?」ってね。
女性の警察官は彼の事をサイコパスだと言った。
辛辣な物言いはとてもじゃないがプロの分析とは思えないが
僕も彼と初めて会ったときに彼の事を「the madman.」と書いていたよ。

さて、僕はベイカーストリートに戻るとシャーロックからテキストを送るよう頼まれた。
シャーロックはスーツケースを見つけ彼女の携帯電話がなくなっていることに気づいた。
彼は犯人が電話を持っていると確信していたので僕にテキストを送らせたんだ。



シャーロックがスーツケースを見つけたのは被害者の服と同じようにピンクだと気づいていたからだ。
僕はそんな事など思いもしなかったのでシャーロックにそれを言うと、バカだと言われた。
彼はけんかを売っているつもりはなくただ思ったことを言っただけだ。
僕はもっとひどい言葉で呼ばれていた事があったけど、彼の不愛想にはちょっと驚いた。
彼にとって礼儀とかそんな事はどうでもいいんだよ。
なぜ彼に同僚などいないと思われたのか、僕は理解し始めた。

そのあと、僕たちは張り込みをした。
僕が送ったテキストの住所に犯人が現れるかもしれないからその場所は見えるレストランで待った。
通りの向こうでタクシーが止まるのが見えた。
僕たちは急いで店を出たが車は走り去っていった。
シャーロックは車を追うと言い張り、幸いにも彼はロンドンの裏道を知り尽くしていた。
僕たちは道から道へどこまでも駆け抜け、何とかタクシーをつかまえる事ができた。
そしてその乗客が殺人犯ではなかった事だけが収穫だった。
彼はロンドンに着いたばかりだった。

その日は僕の人生において最もばかげた夜だった。
つまり、ロンドンで追いかけっこをするなんて誰もやらないよね。でも僕たちはやったんだよ。
しかも、それによってシャーロックは僕の足が心因性によるものだと証明してみせた。
彼は賢いって言ったよね?



僕たちがフラットの戻ると▓▓▓▓▓▓▓▓と警察が来ていてスーツケースを調べていた。
この事でシャーロックがどれだけ怒ったか、実を言うとその様子を見てるのはかなり面白かったよ。
シャーロックは自分が法の適用をうけないと思っていることを僕はつくづく実感した。
シャーロックは▓▓▓▓▓▓▓▓が自分より一枚上手だという事実にも耐えられなかった。
▓▓▓▓▓▓▓▓ はシャーロックを子どもだと言ったが、いろいろな意味で彼はそうなんだ。
シャーロックは他人にどう思おうが気にしないしそれが尊大たる所以だと言ったけど、
気にかけていないというわけではないんだ。
彼は気にする事が当たり前だという事を理解していないんだよ。
他人がどう思うのかを考えるのは普通の事だけど、彼は子どもみたいに社会のルールを理解していないんだ。
だからこそ他人を暴露するのが得意なんだろうけど。



シャーロックは誰もがバカだと思っているから誰かが何か賢い事をしたとわかるとクリスマスの子供のようにはしゃぐ。
僕の事じゃなくて殺人の被害者。
彼女は電話をなくしたわけでも置き忘れたわけでもなかった。
彼女は死を覚悟したからタクシーの中に電話を残した。
今の携帯電話には追跡できるようにGPSシステムが搭載されている。
頭脳明晰なその女性は僕たちを殺人者まで導いてくれた。
しかも彼は僕たちのフラットの外にタクシーをとめていた。
運転手が殺人者をタクシーに乗せて走っていたと思ったからロンドン中を追いかけたけど、運転手が殺人者だったんだ。
それは、彼らを迎えに行くだけで首尾よく被害者にたどりつける方法だった。

当然、シャーロックは全面的に、そして完全に頭がおかしいので、殺人者と話しがしたくてタクシーに乗り込んだ。
繰り返すけど、シャーロックはルールに興味などないし、なぜドライバーがここに来たなどにも興味はないんだ。
彼が特に関心を抱いていたのは犯行を止める事だったから、
警察に彼らが探している男が外にいる事を知らせる考えがシャーロックの頭をよぎらなかったわけではないと思う。
シャーロック・ホームズの興味はなぜ殺人者が犯行に及んだという事だ。
殺人者にそれを聞くためには二人きりになりたかった。
それは彼にとって何よりも重要だった。自分の命が脅かされているにも関わらずに。



タクシーの運転手はシャーロックを継続教育大学まで乗せていったんだけど、
そこはお互いに教育する事ができるので、そう、彼らの潜在意識が推し量れるよね。
僕は本当の意味では理解してないし、正直なところ理解したいとも思わない。
あれほどのサイコパスだ。僕たちの知識を超えている。かなり危険だ。とても恐ろしいよ。
後にシャーロックは何が起こったか僕に話してくれた。
タクシーの運転手の脳には動脈瘤があった。彼は死に瀕していた。
彼は被害者をタクシーに乗せどこかに連れて行っていた。
その後、彼らに選択をさせる。2つのカプセル、無害のものと死に至らせるもの。そのうちひとつを飲ませる。
これ以外を選んだ場合は撃つという事だった。

彼のタクシーに乗り込んだかわいそうな人たちの事を考えると凄まじい怒りが湧いてくる。
そのうちのひとりはまだ子どもだったんだ!
彼らは地獄を味わったに違いない。
だがシャーロックは、頭のおかしい親愛なるシャーロックは彼の理解者だ。
タクシー運転手が杞憂していたよりずっと、彼は被害者たちより長生きをした。
彼は生殺与奪の権限を持っていた。
だからシャーロックはこれを理解したと心底思う。

僕と警察は二人の行先を何とか突き止め、後を追った。
だが遅かった。僕たちが到着した時にはシャーロックがカプセルを飲もうとしているのが見えた。
彼はそうせざるを得なかったのではなく、知力のゲームだったからだ。
彼はもう一人の尊大な、思い上がったサイコパスに勝たせるわけにはいかなかった。



その時、誰かがタクシーの運転手を撃った。
敵だっているだろうから驚くことでもないけど誰かが撃たれるのを見たのはアフガニスタン以来だ。
決して慣れる事ではない。
誰かが他の誰かの生殺与奪の権限を持ったとしても、撃ったのが誰であれ僕は歓迎する。
シャーロックの命を救った事は疑いようもないからだ。
正直に言うと、その男が何の罪もない人たちを車に乗せて殺した事を思うと
相応の報いを受けるよりは即死のほうがマシだったんじゃないかな。

その後の事?
僕とフラットメイトはチャイニーズレストランに行ったよ。
僕が言ったとおり、彼は美味いレストランを確かに知ってたよ。



実はこれだけじゃなかった。
タクシーの運転手が死ぬ間際に名前を言った。
彼を助けた誰かの、或いは何かの名前。モリアーティ。
僕もシャーロックもその名前を聞いたことがなかった。
もちろん、彼は気に入ってたよ。宿敵ができたと思ったようだ。
彼は奇妙な子どもなんだ。

その夜以降?それで終わりじゃなかったよ。
話したいことがたくさんあるんだ。

コメント

コメントは削除されました。
Harry Watson

子どもが読むかもしれないだろう、ハリー。
John Watson

わかったわよ。だけど本当なの?本当にそんなひどい事があったの?
精神異常者だからだわ。
Harry Watson

その通り。
John Watson

エキサイティングね。ターナーさんのコンピューターでこれを書いてるのよ。
彼女のところの下宿人のひとりが私にフェイスブックを勧めるんだけど私はみんなの干渉をしたくないのよ。
私は隣の家でこれを書いてるのよ。
Marie Turner

はは、ありがとう、ハドソンさん。後でビスケットを持ってきてくれたりします?
John Watson

I'm your landlady not your housekeeper.
Marie Turner

素晴らしいよ!勲章に値する!
Bill Murray

もし私がシャーロックの同僚だったら当然もっとはやくに事件を解決できたでしょう。
なぜあなたはスーツケースがピンクだとわからなかったのですか?
theimprobableone

アンタ誰よ?その名前は何なの?
Harry Watson

私はシャーロック・ホームズのエキスパトです。
あなたのような人には彼を決して理解できないでしょうけど私は理解できます。
theimprobableone

(※theimprobableoneのコメントの文字が全部小文字なので)
少なくとも私は大文字を使う方法は理解しているわよ!!!
Harry Watson

大文字は私が無視することにしている社会の慣例のひとつです。
あなたは社会の一員であるようプログラムされているんですよ。あなたは臆病者ですね。
theimprobableone

コメントは削除されました。
Harry Watson

言葉に気をつけろよ。ハリー!
John Watson

ブラボー!ジョン。君ならできると思ったよ。
Mike Stamford

シャーロックはアメージングだわ。彼は本当にブリリアントよ!!!
Molly Hooper

彼は天才だよ。いつか彼に会えるといいな。
Anonymous

フリーク
Sally Donovan

ジョン、僕はたった今これを見つけたばかりだ。
ざっと読んでみたが正直なところ、何と言っていいかわからない。
僕の仕事は精密科学だからちゃんとそれなりに扱ってくれないか。
これではまるでロマンチックアドベンチャーだ。
君は僕の分析的推理を重点的に書くべきで他は必要ない。
Sherlock Holmes

君がミルクを買う番だぞ、シャーロック。
John Watson

シャーロックが真面目に苦言を呈しているのに、
牛乳買ってきての一言で終わらすジョンの無敵加減はスゴイですよね。最高です。

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