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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 3-3 最後の誓い 感想 その5

2014-06-22 21:14:41 | Sherlock 感想と考察
再び考察です。

最近いろいろな方が考察をコメントくださってものすごく楽しいです。
本当に幸せ者です。ありがとうございます。

と、いうわけで再び考察です。
頂いた考察やモファティスさん(M&Gさん)インタビューなどにも触れていきたいと思います。
そして今回あちこちでゲットしたS3のお気に入り画像もまとめて貼ってしまいました。画像総決算。
これを逃すと貼る機会がなくなりそうなので(笑)内容関係なく貼っていますのでお許しください。

まずはCutに掲載されていたM&Gさんのインタビュー。
これは先日私が中途半端にちょっとだけUPした20のネタバレの日本語版でとても興味深い内容でした。
もう既にお読みになっている方もいらっしゃるかと思いますが、少しご紹介します。

マイクロフトが「もうひとりの兄弟」の会話をする場面、相手のオジサマはMI6の「M」だったんですね。
私はマイクロフトが「M」かと思いましたが、確かに局長になるにはちと若いかも。
それで「鈍器」の話も007カジノロワイヤルから引用したようです。うーん、007観たけど覚えていないわ。
私はコネリーボンドが大好きなのですが、現在のダニエルさんもかっこいいです。
現代版ボンドって感じ。

シャーロックがマグヌッセンを撃ったのは「犯人は二人」のM&Gさんなりの解釈のようです。
と、事はやっぱりマグヌッセンは死んだの?撃たれたの?
メアリー以外全員グル説はアウトですね(笑)
正典の「犯人は二人」の冒頭のジョンワトソンの文章。

「これから私が話す事件が起きてから、かなりの年月が経つが、それでもこれを取り上げるのにはためらいがある。
長い間、どんなに曖昧な書き方をしようとも、この事件に関係する事実を公表する事は不可能だった。
(中略)
この事件簿には、シャーロックホームズと私の経歴の中で、二度とない体験が記録されている。
もし実際の出来事を追跡される恐れがある日付やその他の事実について私が公表を控えたとしても、
読者諸氏にはそれを許していただきたい。」

これはホームズが法に背いた行為をしたという事だと思うのですが、
私は不法侵入とドロボーした事だと思っていたら、モファティスさんは「殺人」と解釈したようです。
ホームズたちがカーテンの中に隠れていた時、ミルヴァートンは女性に正面から撃たれます。
(この女性、BBCだとスモールウッド議員になるんですかね。)
でも、この部分がワトソンの捏造で本当はホームズが撃ったんじゃないかと。うむむー。

そして「ボヘミアの醜聞」でワトソンがこのように表現していたとコメントで教えていただきました。
「SHのような性質の人間に細やかな情緒が備わってしまったら、錯乱をきたすだろう」
情緒備わってきちゃいましたよね、シャーロック。
情緒を育てたのジョンだし、そのジョンを守るための行為だったとしたら・・もう切ないからやめて!
うむむーーー。私が錯乱しそう(笑)

まー、M&Gさんの言ってる事なので額面通りに受け止めてはいけないんでしょうけど。

さて、
話は変わりますが予てより論議の的となっていた(大げさ)E1でのホームズ兄弟の会話。
M「もしお前がバカに見えるのだとしたら、普通の人間がどんな風に見えるか想像できるか?
私は金魚の世界で生きているようなものなんだ。」
If you seem slow to me, Sherlock, can you imaging what real people are like?
I'm living in a world of GOLDFISH.
S「そうだけど、僕は2年も離れていたんだ。」
M「だから?」
S「いや、わからないけど、あんたは自分が金魚なんだと気づいたかもしれないと思ったんだ。」
Oh, I don't know, I thought perhaps you might have found yourself a GOLDFISH。

先日、いつもコメントくださる方がJディーバーの短編集に「金魚鉢の中の世界」という表現があり、
「常に厳重な監視体制の中に置かれる」という意味で使われていたと教えてくださいまして。
さらに「in a goldfish bowl」で「公開されて、衆目をあびて」になると別の方からも教えて頂き、
つまり「Live in a goldfish bowl」で衆人の環視の中で生きている、生活している」となるわけです。

これをふまえると、
「普通の人々は監視体制の中に置かれる衆人で、自分はその衆目を浴びて生きているんだぞ」と兄ちゃんが言っていて、
「あんたも監視されてるんだって気づけよ」とシャーロックが言っているのでしょうかね~。
シャーロックは2年間英国を離れていたことでいろいろ気づいたのかも。

ちなみにこのシャーロックのセリフ、放送されていた訳では「友達を見つけたのかと思ったんだ」(でしたっけ?)
になっていました。おそらくこちらの方が正しいかと思いますが、今回そこは無視ということで(笑)
それにしても、ホームズ兄弟は典型的な兄と弟ですよね。
構いたがりのお兄ちゃんに反発する弟。そんな弟の反応を楽しむ兄。いいなーやっぱりスピンオフ観たいわ。

こんな考え方もアリかと思いましたが、言葉ひとつでいろいろ世界が広がっていくのものですね。

メアリーに関して。
E1でシャーロックがメアリーを読み取る際に浮かんだたくさんのテキスト。
その中に「Bakes」と「Bread」がありましたがこれはメアリーさん、パンは自分で焼くのよって事だと思っていました。
が、先日ライヘンのエピソードでモリアーティから送られてきた焦げたジンジャーマンクッキー、
これはどんな意味があるのか、というご質問を頂きまして、
「ジンジャーマンブレッド」という童話が元になっているようですよ、ってお答えしたら、
「ブレッド」なんですか。では、メアリーのテキストにあった「Bakes」と「Bread」はもしかして、
あのジンジャーマンブレッドはメアリーがモリアーティに言われて焼いたのかも!というお返事を頂いたんです。
ちょっと面白いですよね。そこに繋がるとは気づかなかったです。
これはメアリー=モラン大佐説を踏まえてのお話だと思いますが、目線が変わるとこんな考察もできるんですね。

もうひとつ。
「Daughter」というワード。
これはメアリーが誰かの娘、或いは娘がいる、という考察をいただきました。
私も結婚式で読まれたCAMからの電報で一瞬メアリーはCAMの娘かも、と思いましたが、
「もうひとりの兄弟」をふまえて、ホームズ家の娘で現在は極秘の任務をMI6から依頼されている、
という考察。もうこれ何て言う「ニキータ」(笑)とか思いましたがこんな設定も大好きです。
どちらにしても正典でもメアリーのお父さんはかなり関わってくるので、
もしかしたらS4でも何らかの形で存在が明らかになるかもしれません

それか、メアリーに娘がいて娘の安全と引き換えにマイクロフトに協力。
これは娘をモリアーティ側に人質にとられたためにモリアーティの指示で動いている、でも使えますね。

「もうひとりの兄弟」
ホームズのもうひとりの兄弟は元々パスティーシュにあったんですね。
これ実はモリアーティだった、という説が多いんですよ。
シャーロックとモリアーティは同じ種類の人間という事、
更にE3のマインドパレスの奥底に存在していたので、そんな説があるようです。
「僕はジョンの事が何より心配だよ。あの女房だし。君は彼を失望させるんだ、シャーロック。
ジョン・ワトソンは間違いなく危険にさらされてるぞ。」
このモリアーティのセリフは潜在意識の声だと私も思っていたので、
その姿がモリアーティならそれもあるかもしれませんね。双子とか。

Cutの話に戻ると、御大たちはモリアーティの復活は今回考えたのではなく元々あった計画だったと仰っています。
これに関してはベネディクトもどこかで「彼らはいつも『以前から考えていたんだよ』って言うんだ」とか
言っていたので、これも真に受けていいのかどうか。。。なんですが。
S4は「恐怖の谷」がベースになるかもしれないというコメントも頂いたので、復活本当にあるかもです。
もしやるならシャーロックの徹夜のバースデーパーティーもぜひ!観い!!

恐怖の谷の「スカウワーズ」は実際の秘密結社をモデルにしているようなので、
メアリーの「Secret Tatoo」はこれに関連しているとか?
労働者解放とか労働組合などにも関連していて、
そしてメアリーのテキストに「Lib Dem」があってこれは「自由民主党員」の意味なんですが、
これもこの組織に関連しているとか?元ネタは「自民団」だし。
なーんて、考えすぎですね。
ホントにあのメアリー読み取りテキストは思わせぶりですね(笑)

最後にジョン。
今シリーズのジョンは立ち位置とかも含めて本当にわかりません。
最近またS1から少しずつ観ているのですがこの頃のジョンは自分から積極的に動いてるんですよね。

戦場に身を置いていたジョンは負傷というアクシデントで突然戦場を取り上げられてしまったので、
ロンドンに戻ってからは飢餓状態だったのかもしれません。
肩を撃たれたのに足を引きずるほど精神を病んでいたのだし。
だから、シャーロックと出会った再び戦場を目の前にすることができたからとにかく夢中で貪っていたのかも。

だけどシャーロックを失い戦場を失って2年後。
好きな人が出来て守りに入った?現場を離れていて感覚が鈍った?それとも戦場を諦めた?

S1の「死を呼ぶ暗号」で、シャーロックが先に中に入っちゃってジョンがいつも置いてきぼりな印象ですが、
もしかしたら危険があるかもしれないから、安全だとわかるまで入れなかったのかなーと。
シャーロックは危ない時はいつもひとりで行動しっちゃってたし。
でもライヘンバッハでも同じことをやってS3で怒られちゃったから一緒に行動していたのかしら。
S1S2はジョンがシャーロックを追いかけていたのにS3では逆になってるところがまた。。。

ジョンの椅子。
これもいろいろな説があって面白かったです。
私はただ単にE2で仕舞っちゃったのは、見てると寂しくなっちゃうから、
E3で戻したのは、ジョンにあの香水の瓶に気がついてほしいから、だと思っていましたが、
椅子の距離がふたりの距離、だという説があってちょっと感動しました。うまいですね。

よく見かけたのが「ジャニーンに座らせたくなかった」説。
ちょうどジャニーンと付き合い始めた頃に椅子がなくなっているし。
どちらのしてもやっぱりシャーロックのジョン好き度がハンパなくて切ないわ。

何だかごちゃごちゃしたページになってしまってごめんなさい。
と、いうわけでものすごく長くなってしまいましたがこれで終わります。
また新しい情報などを仕入れましたら都度UPしていきますね。

最後に、何気に気に入ってる画像。
何がというと、このシャーロックの指が(笑)