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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Band of Brothers Part Nine なぜ戦うのか その1

2013-09-25 12:15:01 | Band of Brothers
原題:Why We Fight


エピソードも残すところあと2つになりました。
今回のエピソードはかなり雰囲気が重いです。
「何のために戦うのか?」のタイトルにあるようにニクソンさんが疑問を抱え苛立っているようなストーリになっています。



隊員たちはしばらくフランスで休暇をとったり訓練をしたりしていました。
ドイツ軍の抵抗もほとんどなかったのでここまでくると隊員たちも生きて帰れるかもしれない、という気持ちが大きくなっていました。
そして彼らはいよいよドイツに入ります。


1945年4月11日 ドイツ ターレム

隊員たちとニクソンは崩れた建物の2階から瓦礫を片付けるドイツ人たちを見ていました。
傍らでは楽器を持ち寄り即席のオーケストラがベートーヴェンを演奏していました。

隊員たちは赴いたヨーロッパの中で好印象だったのがオランダ人だそうで、印象が悪かったのはフランス人でした。
フランス人は態度が悪く、感謝の態度が一切なかったようです。
しかし、その中でも清潔で働き者で勤勉で彼らが一目おいたのがドイツ人でした。

そして場面は1ヶ月前に戻ります。
ドイツ シュテッツェルベルグ

スピアーズが銀食器の配送を頼みにきました。

スピアーズさんはドイツではかなり金目のものを略奪しては運んでいました。
実は休暇中にイギリスでイギリスの女性と結婚したスピアーズさん。
奥様に子供が出来てお金が必要だったのでお金に換えられるように毎回イギリスに送っていたそうです。

さて、今回の主役ニクソンさん。

ウィンターズさんに
「いいよな、君だけ第17師団の降下に参加できて。空挺徽章の上に星3つなんて101師団では君だけだよ」
と、言われていました。
彼らはノルマンディ、オランダの作戦でそれぞれ星ひとつずつ獲得していましたが、今回のベルリン降下である
ヴァ―シティ作戦は101師団ではなく経験の少ない17師団が降下することになりましたがニクソンさんは情報収集のため
参加命令が出されました。が、ニクソンさんの飛行機は被弾してしまいますが幸運にも脱出する事ができ星が授与されました。

しかしニクソンさんは浴びるようにお酒を飲んではウィンターズさんに絡んでいました。
「降下した気分はどう?」とウィンターズさんが聞きます。、
「降下する前に機体が被ばくしたんだよ。幸運だったけど指揮官が死んだんだ。
だから戦死した隊員の家族に手紙を書かないと。戦って死んだんじゃないのに、名誉の戦死だと思うか?」
「思うよ」ウィンターズさんは静かに答えます。そして、
「シンク大佐がきたよ、心配してた」というウィンターズさんに「連隊の仕事は好きになれない」と不機嫌のニクソンさん。

「じゃ、喜べ。君は大隊付きになったよ」
連隊付き幕僚のニクソンが大隊付きになるのは事実上降格でした。
シンク大佐はニクソンの才能を認めながらもあまりにも飲酒が凄すぎたのでかなり心配だったようです。
大酒飲みのシンク大佐が心配するほどの量を毎日飲んでいたニクソンに頭を痛めたようです。
そこで大佐は正式に連隊長になっていたウィンターズさんに「君はニクソンを扱えるか?」と聞き、
ウィンターズさんは「もちろん扱えます」と請け負ったので大隊付きになりました。友情ですね~。



ニクソンさんが隊員たちにニュースを読んでいて、リタ・ヘイワースが結婚とか言っています。

その中で橋の爆破について触れていましたが、ドイツ軍はライン川などドイツに続く橋をかなり爆破しています。
これは敗戦が色濃くなりドイツ軍の兵士たちが次々と投降を始めても爆破工作はずっと続いていたようです。


また、今回はニクソンさんの他にオキーフという補充兵もスポットを当てています。
戦いに入るといつも真っ先に死んでしまうのは補充兵なので、古参兵は距離を置いてつきあうようになってしまうようです。


ウィンターズさんとスピアーズのところへニクソンがやってきます。
「大統領が死んだ」

ルーズベルト大統領です。大戦終結を目前に脳卒中が原因で死亡しました。

次の日。
ニクソンが米軍郵便局にやってきます。
ニクソンさんご愛飲のウィスキー「BAT69」を手に入れてね、ってお願いをしにきたのですが、
「ちょうど郵便が届いてます」と手紙を受け取ります。

と、そこに補充兵のヤノヴェックが入ってきました。
「30万の敵が降伏しました。すぐに出発します」

トム・ハーディです。
映画「裏切りのサーカス」の記事を書いたときに、トム・ハーディの出演作にバンド・オブ・ブラザーズがあったのを見て
え、出てたっけー、思い出せなくて悲しかったのですが(ついでにインセプションも思い出せなかったんですけど)
先日「Stuart A life backwards」のインタビューを観たときにトム・ハーディのくりくり頭を見て思い出しました。
当たり前ですけど、若くてかわいかったんですね。
このかわいい兵隊さんと「裏切りのサーカス」のリッキー・ターが同じ人だとは気が付きませんでした(笑)

話しは逸れたまま、その2に続きます。