呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

六甲全山縦走83

2006年04月22日 | 六甲全山縦走

11時間14分で83回目の完走。先週、六甲山の半縦走をからくもできたので引き続いて今週も頑張らなくちゃと、長袖シャツ1枚に編みシャツ、下は薄い長ズボンをはいて、朝5:28の六甲道を出発する。いまだ、車のカスタマイズにうつつを抜かして、ジョギングもできておらず、太ももにも疲労が残っているのでどこまで行けるかなって感じだが、途中まででもよいからトレーニング・・・トレーニング・・・と出発だ。1リットルのウーロン茶と2リットルのスポーツドリンクを薄めたものを少し凍らせてザックに入れる。

朝の室内気温は16゜C。天候はほぼ曇りで夕方4時頃から小雨がパラつき始めた。尾根筋で時々海側からのそよ風があった。うちわの持参はまだ必要ない。

同じ山陽電車から降りる登山者は居なかった。須磨浦公園を6:05に出発し、最初は太ももがだるいのでゆっくり入るが結構きつい。ゆっくり登っていれば次第に調子が上がってくるだろうと思っていたが太もものだるさはひどくなるだけだ。400階段も先週よりはるかに苦しい。下りはそれ程でもないので何となく勢いだけで走る。東山からは新しい大会ルートを行く。途中で身の軽そうな男性に、どこまで行くのかと聞かれたが、自分でもどこまで行けるか判らないので、行ける所まで行きますと答えた後、自分を鼓舞するために最低摩耶山まで行きますと答える。横尾の街は別道を通過する。

高取山の登りも調子が上がらない。月見茶屋の寒暖計は先週より1℃低く、9℃だった。 丸山町のデイリーヤマザキで、おにぎりやアイスクリームを買う。鵯越駅前の「さかい」は珍しく開いていた。鵯越駅から平坦地も元気ががなくチンタラ歩く。菊水山手前の登り口では相変わらず人が多い。昨年から畑を開発している人達がいて、きれいなパンジーなどが咲いていた。菊水山の登りも苦しく我慢の登りだ。山頂は珍しく人が少なかった。天王吊橋への下りも早く下れない。鍋蓋山への登りはラジオを聴きながら気を紛らわしてゆっくりペースで登る。大龍寺へ向かっておにぎり食べながら下る。

市ケ原へは摩耶山の登りに不安を感じながらそこそこ走るが、何故かリタイアのことは頭をかすめなかった。桜茶屋でトイレを済ませて、まだ気力もあるので「ボツボツ登ればいいや」と自分に言いきかせて出発する。登りでは目標になる人は現れなかったが、できるだけペースを崩さないように登っていると、山頂に近い84段の石段をのぼっている内に、急に力強く歩けるようになる。不思議な感じだ。80段の丸太階段も楽に登れる。最後の25段の登りは体が軽い。掬星台へもスタスタ歩ける。結果的に掬星台には先週より少し早く、1時間18分で到着できた。

掬星台を休まず通過しアゴニー坂もスピードは出ないが快調に通過できる。丁字ケ辻に向けても下りは走れるし、しっかり登れる。不思議だ。リズムを崩さず我慢して来たら、足のや体の調子が良くなったのだろうかとチラッ思う。丁字ケ辻で30人程の団体が出発する所だった。藤原商店でアイスクリームとパンを買っている間に団体は通過して行った。アイスロード分岐でギブアップして帰宅しようという気は起こらない。自分にとって完走する分岐点は前ケ辻なのだ。ここを通過すればトラブルの無い限り完走するしか道は無い。

神戸ゴルフ倶楽部を過ぎた「みよし観音」手前で、先程の団体が休憩している所を通過する。極楽茶屋跡から先で、山道から道路に出てきた中年女性組に「最高峰にはこの道路を行っても着けるか」と尋ねられる。「行けますよ」と答えると、彼女達は後を付いて来る格好になる。案内してあげても良いかとも思うが、ペースが違うので下りで走って振り切る格好になる。

再び腹が減って来たので一軒茶屋で月見うどんを食べ、塩分補給に汁も全て飲み干す。東六甲縦走路では足裏が楽になる。久しぶりなので今日は「マメ・靴ずれブロック」やチタンテープなど何もせず来たが、何とか持っている。太平山の手前で小雨が降り始める。小雨なので雨具も出さずNTT工事用道路や大谷乗越まで雨に追われるように走る。

最後まで雨具を出さず、完走するぞという執念だけで宝塚に辿り着き、ローソンでビールを買って一息ついてトレーニングを終える。(時間の記録
(出発から帰宅まで67,281歩)



コメントを投稿