呑んべぇ爺さん

呑んべぇ爺さん「音岳」の記録とつぶやき

六甲全山縦走106

2008年06月01日 | 六甲全山縦走

9:37で、106回目の完走。朝の室内気温は20℃。最近遊び過ぎてまともなトレーニングをしていないので、久し振りに全従にアタックしてみる。須磨浦公園を朝5:32に出発。登山姿の人は誰も居ない。朝は気温が低くて気持ちが良い。

いつもの階段の出発点から登り始めて、最初はゆっくり入ろうと思いゆったりしたピッチで入る。すると直ぐに、誰かが10m程後を追ってくる気配がする。誰も居なかったのにどこから現れたのだろうなと思う。10m程後をぴったり付いてくる。その内近づいてくる気配がするので、少しスピードを上げて見て様子を見ようとする。これで追いついて来る様だったら先に行ってもらおうと思う。

暫くすると、距離が離れていっているようだった。鉢伏山のバイパス道を進むと、彼も鉢伏山を登らず少し離れて付いて来る。最初はゆっくり入ろうと思っていたが、結局、思ったより早く登ってしまった。後に響かなければ良いがと反省する。ついつい、彼を意識してしまった。

今日は風が無く、次第に気温が上がってくるので汗のかき方が多くなる。団扇にも結構世話になる。半ズボンもたくし上げて短パン状態にする。今日は途中からモンベルの「鉢巻き」を巻いて、額の汗を滴らせないように工夫した。

旗振り茶屋を過ぎるとGPSの電池切れの警告音がしたので、止まって電池を入れ替えていると彼が通過して行った。30代の男性に見えた。後から出発すると、鉄拐山の登り口で彼の姿が見えた。どちらを行くかなと思ったら、鉄拐山を登り始めた。私はバイパス道を進む。

その内、再び姿が見えるだろうと思っていたら、400階段の上部からと、須磨アルプスの途中から後を振り返っても姿が見えず、以降姿を見る事は無かった。

妙法寺の前に来ると、キャップを被った短パン姿でトレイルランをしそうな中高年男性が、ザックを閉めて出発準備をしていた。妙法寺交差点からの登りをゆっくり駆け登って行った。私は近道を行く。高取山の5合目を越えた辺りから、後に登ってくる人の気配を感じる。

先ほどの短パンの人かなと思うが振り返らない。荒熊神社に近い水平道で先にいってもらう。やはり彼だった。荒熊神社から先の水平道では彼の姿は見えなかったので、水平な道でも走っているのだろうと思った。月見茶屋では14℃だった。

高取山を下っていると、後から駆け下ってくる足音がするので譲ると、再び短パンの彼だった。どこかで休んでいたのだろうか。しかし、下りのスピードはものすごく早く、あっという間に見えなくなった。以降姿を見る事は無かった。

いつも通り、丸山のデイリーヤマザキでアイスクリームを買って歩きながら食べる。今日は天気が良いので、鵯越駅から先はハイキングの人が多い。烏原付近の水平な所はまだ駆ける気持ちはあったけれど、ピッチが上がらない。

菊水山の登りになると更にひどくなって、最初の頃ペースを乱したツケが回ってきた感じだ。これから先、このままずっとチンタラ登ることになるのだろうなとペース配分を間違った事を反省する。

菊水山東屋で22℃でぐんと気温が上げっている。直射日光も強く、暑い筈だ。天王吊橋への下りも、鍋蓋山の登りもチンタラペースが続く。この調子なら摩耶山の登りはきついだろうなと思う。

市ケ原でアミノバリュー4000を買って体に補給する。これが効いたのかよく判らないが調子が良くなってきた。市ケ原から掬星台まで1時間7分とまずまずのピッチで登れたのは意外だった。

休まず掬星台から下り始めると、小柄でキャシャな女性が前を行く。ゆっくり歩いている感じなのに早い。意識して頑張っても追い付けない。そうだ、単に私の歩くスピードが疲れで遅くなっているだけだと気付く。キャップに濃いサングラスをしており、後姿なので年代は判らないが若そうだ。

アゴニー坂の下りで少し追いついた。摩耶山道路に出ると彼女はゆっくり駆け出す。こちらも、体調は良くなったので駆け出す。暫く下りなので私の方がやや早いため、追い越すのをためらった末追い越してしまう。多分彼女はこの時初めてこちらの存在に気付いただろう。

道路が登りになって歩き始めると、駆け続ける彼女は直ぐに追い越して行って、サウスロードへの道を登っていった。これ以降彼女の姿は見なかった。丁字が辻に向かっている時に右膝に違和感を覚えるが、ひどいものではないので無理しないようにしながら縦走トレを継続する。

腹が減ってきたので、藤原商店で菓子パンとおにぎりとアイスクリームを買って食べながら進む。一軒茶屋に近づく頃から自己記録との関係を意識し始める。東六甲分岐点からゴールまで過去最速で1時間半弱だったから、一軒茶屋で既に7時間半強過ぎているので、早くても9時間台前半のタイムになりそうだと判る。

右膝を無理しないよう、船坂峠に向かっていると後から駆ける足音が近づいてくるので、道を譲る時姿を確認して挨拶すると、何と濃いサングラスの女性だった。一軒茶屋にでも休んでいたのだろうか。しかしその姿はあっという間に見えなくなった。後はチンタラゴールを目指す。途中、更に2度、2人の若い男性が後から追いついて来て、勢い良く追い越して行った。近頃はトレイルランの人が増えたなと実感する。

塩尾寺休憩広場から先、舗装路を行くか山道を行くか迷う。足の調子が良い時は舗装路の方が快調に下れるが、今日はもう一つなので山道にする。 ゴールの湯元台広場には予想通り9時間台後半になってしまった。

湯元台広場で着替えて、コンビにで缶ビールを買って阪急宝塚駅に向かって宝来橋を渡っていると、後からドタドタと走ってくる音が聞こえる。橋の中央辺りで止まった姿を見ると、何と最初の頃妙法寺で見た短パンの男性だった。彼がどこかで休んでいる間に追い越していたのだろうと思う。

今日は、デジカメも持参したが新たな景色や発見が無く、いつも通りだったので撮る事は無かった。
(73,300歩:出発から帰宅まで)



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
106回の完走 凄い! (う~さん)
2008-06-04 09:53:40
凄いです、106回も、ましてやこの時期に9時間半前後での完走、私はあなたを目標にして、とりあえず歩いて10時間、縦走路を歩く時はあなたのタイム表を持って、各通過場所で時間をチェックし、早ければ喜び、遅ければ気合いを入れています。
でも、この時期に9時間半とはホント凄いですね、11月~2月ならば分かりますが、こう暑くなると体力の消耗度が全く違いますから。 まぁ~私も負けずに頑張ります。 
返信する
お久し振りですね (音岳)
2008-06-05 05:54:36
 私の記録を参考にして頂いてありがとうございます。

 最近毎日が日曜日になって、気ままに六甲山を徘徊できるようになりましたので、少し体力が付いて来て、この時期でもある程度のスピードが維持できたのかなと思っています。

 「うーさん」さんの場合、下りは傾斜に沿って少し駆け足ぐらいになる条件でトレーニングされているようですが、私の場合、歩くスピードが遅いので、「うーさん」さんの条件ではとても10時間を切ることは無理です。

 それで、平坦地もできるだけ駆けようとしていますが、それも最初だけで、中盤以降は疲れでなかなかできません。駆け下り易い所はエッチラ・オッチラ走っていますが、ドタドタ走りで足は上がらずスピードは出ていません。

 それで、裏山徘徊でも腰を下ろして休まず、飲み食いも歩きながら行って、歩き続けられる体力を意識してトレーニングしています。

 私は「うーさん」さんより年下ですが、同世代ですので、「うーさん」さんも2008km突破の勢いで10時間を越えられる事を願っています。
返信する

コメントを投稿