明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



6月7日からのプランタン銀座の人形展だが、未だにDM届かず。パソコンが壊れて制作が遅れているとかなんだか良く判らない。 人形は新作の小津安二郎以外は、何を出品するか決めていないが、プリントは『中央公論Adagio』で制作した中から5作品を選んだ。『小津安二郎』『太宰治』『宮沢賢治』『古今亭志ん生』『九代目市川團十郎』。プリントとしては初披露である。いずれも入稿ギリギリまで粘った作品ばかりだが、そのせいもあり、今だったらここはこうしたい、というのが出てくる。『小津安二郎』は空が無表情で少々愛想がないので表情のある空に変更。『宮沢賢治』は十字架を覆う光の輪が中心からずれていたので修正。『太宰 治』は発行時期は秋だったが、二ヶ月ごとの制作で、背景を先に撮影する都合上、どうしても季節にずれが出る。撮影したのは実は紅葉などしていない、あまりにも青々とした時期であった。今回はオリジナル版を選んだ。『古今亭志ん生』といえば、コップにお銚子と決まっているが、入稿後に飲酒表現はNGという交通局からのお達しで湯呑みに変えた、という曰くつきの作品。当然、こちらもオリジナル版を出品する。ちなみに背景はK本である。

プリントを銀座のラボに頼んで帰りにK越屋へ。K本からの流れかFさん他テーブルに3人。先日定年を迎えたFさん、Kさん同様、60歳すぎてサラリーマン生活から野に放たれ、いつでも好きなだけ飲める状況に慣れていない。親仁を怒らせ出入り禁止。2人帰ったのに場の空気を読めない男が一人残る。親仁が一緒に帰るもんだ、といっているのに気付かず、もったいないからと残った酒をグズグズ飲み、K越屋の親父さらにヒートアップ。こういうのを盆が読めない盆暗(ボンクラ)という。おかげでそのトバッチリで私が親仁の相手をさせられ遅くまで。

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