明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

K本  


昨日は、久しぶりに煮込み屋K本店内で撮影。荷風の撮影やCDジャケット、拙著の猫写真など撮影させていただいているが、店ごと煮込んだような風情は作ろうとして作れるものではない。あまりに気に入ってしまい、寸法を測って、どこか地方でK本に似せた店を作った人までいるという。階下のフリーの映像プロデューサーYさんが手伝ってくれるというので、閉店8時の30分前に出かける。息を止めたままでも行ける近所なので準備は楽である。Yさんはすでに赤い顔をしているし、時間があるので1杯だけいただく。 こんなことは初めてなのだが、人形をどちらから撮るかが決まらず、店内の2方向から撮ることに。Yさんの仕事仲間のIさんにもライトを持ってもらう。女将さんのMさんもお疲れのことと、とっとと済まそうと進めていたが.、随分シャッターを切っている気がして、ふとカメラを見ると・・・。「ここで一回土下座してもいいでしょうか?」ということで最初から。そんなこともあったが、無事終了し、本日お礼かたがた早めに行くと、知らない顔で一杯。何を見てくるのか知らないが、最近土曜はいつもこの調子である。常連席をジッと観察されるのも迷惑だが、携帯で撮影し、ネットに載せている連中までいる。あまりに躾のなってない客は女将さんに追い出されることになるが、それもまた常連の密かな楽しみなのである。


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