明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



中央公論アダージョ4月号用の作品完成。手塚治虫、宮沢賢治と、少々無茶な設定が続いたので、今回はリアリズムをテーマとした。活き人形ではないが、人形自体にデジタル処理を加えず、どれだけリアルに作れるか試してみたのである。もっとも、これなら本人の写真を使えばいいじゃないか、となっては意味がないわけで、十分妙なことはしてもらった。フランケンシュタイン博士は怪物を作り出し、「イッツ・アライブ!」と狂喜したわけだが、狂喜こそしないが、作った私にも人間にしか見えない。

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