デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

箱根の女

2023-06-05 04:50:29 | 軽井沢タリアセン夫人


 

箱根の女

 


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デンマンさん。。。私がいつから箱根の女になってしまったのですかァ~?


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いや。。。小百合さんが箱根の女になったというわけではないのですよ。。。

でも、ネット市民の皆様がタイトルを見て、それから私が日本髪を結ってお風呂に入っている写真を見たら、私が箱根の女だと思いますわァ~。。。

確かに、そう思うネット市民がいるかもしれません。。。でも、どういうわけで小百合さんが日本髪を結ってお風呂に入っている写真を貼り出したのか? それは、次のリストを見れば理解できると思います。

 


(liv23-05-31.jpg)


『拡大する』

『箱根の思い出』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で5月31日の午後8時40分から翌日、6月1日の午前0時10分までのアクセス者の記録です。。。赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。



あらっ。。。5月31日の午後10時13分にオランダのピンタレストからやって来て 箱根の思い出 を読んだネット市民がいたのですわねぇ~。。。

そうです。。。

それで、記事の中に私が日本髪を結ってお風呂に入っている写真が出てくるので箱根の女というタイトルにしたのですかァ~?

そうです。。。いけませんか?

別に構いませんけれど、デンマンさんは単細胞なところがあるのですわねぇ~?

うへへへへへ。。。単純は良いことなのですよ。。。アメリカには「キスの原則」というのがあるのです。。。Keep it simple, Stupid! (簡単にしておけよ、このアホ!)  つまり、単純なことは良いことなのですよ。。。

どういうわけで、それが「キスの原則」なのですかァ~?

4つの英単語の頭文字を合わせるとKISSになるからですよ。。。(微笑)

なんだか、当てこするですわねぇ~。。。

ウィキペディアにもちゃんと項目が立ててあります。。。僕が考え出したのではありません。。。

ところで、どなたが読んだのですか?

オランダのOosterhout (オーステルハウト)に住んでいるAletta Dekkers (アレッタ・デッカーズ)さんが読んだのです。。。

 


(ip166139.jpg)


(oosterhout.jpg)



 



オランダのオーステルハウトという名前は聞いたことがありませんけれど、大きな街なのですか? 



日本ならば小さな町という感じですよ。。。人口は、55、000人ほどです。。。オランダの南部にある自治体(ヘメーンテ)で、オーステルは「東の」、ハウトは「森」という意味です。。。つまり、「東の森」という意味ですよ。。。

この町で、アレッタ・デッカーズさんは何をしているのですか?

地元の高校で社会科の先生をしているのですよ。。。

箱根の思い出 を読んだということは、日本語が読めるのですか?

もちろん、アレッタさんは日本語の読み書きができるのですよ。。。早稲田大学に留学していたことがある。。。

写真で見るとずいぶん若い感じですけれど。。。

アレッタさんが若い頃の写真です。。。現在は、30代の熟女ですよ。。。

オランダのピンタレストで、どのように記事を探したのですか?

次のように検索したのですよ。。。

 


(gog23-05-20.jpg)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 



箱根 デンマン と入れて検索したのですわねぇ~。。。



そうです。。。

アレッタさんはデンマンさんのブログの常連さんなのですか?

常連さんと言うほどではないけれど、時たま読みにやってきますよ。。。

上の検索結果の赤枠で囲んだ写真をクリックしたのですか?

そうです。。。すると次のページが出てきます。。。

 


(gog23-05-20.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』

『箱根の思い出』


 



緑の楕円で囲まれたリンクをクリックして 箱根の思い出 を読んだのです。。。



そもそも、どういうわけでアレッタさんは「箱根」を入れて検索したのですかァ~?

あのねぇ~、アレッタさんは早稲田大学では日本文化と日本史を勉強したのですよ。。。彼女は、昭和初期の日本史の謎とされている佐分利貞雄公使怪死事件を調べようとしたのです。。。

なぜ、昭和初期の日本史の謎とされている佐分利貞雄公使怪死事件を調べようとしたのですか?

佐分利貞雄公使は自殺したのではなく、誰かに殺されたと思ったのですよ。。。

つまり、犯人を付きとめようとしたのですかァ~?

そうです。。。

だったら、初めに佐分利貞男 デンマン と入れて検索すればいいではありませんか? どうして、そうせずに「箱根」で代用したのですか?

あのねぇ~、アレッタさんは「佐分利貞男」の正確な漢字が思い出せなかった。。。それで、確実に思い出せた「箱根」で代用したのですよ。。。佐分利貞男は箱根の富士屋ホテルで自殺したことになっている。。。だから、「箱根」と入れても、「佐分利貞男」のページに行きつくだろうと思ったわけです。。。

たまたま、そうなっただけですわ。。。

いや、もしアレッタさんが「佐部利定雄 デンマン」とうろ覚えで検索したら、『箱根の思い出』の記事にはありつけなかったのですよ。。。とにかく、小百合さんも、ちょっとその関連箇所を読んでみてください。。。

 


佐分利貞男

 



 

1879年(明治12年)1月20日 - 1929年(昭和4年)11月29日
大正・昭和初期の外交官。広島県出身。妻は小村寿太郎の娘・文子。

佐分利家は備後福山藩士で佐分利流槍術を営む家柄であった。
貞男は、1879年(明治12年)1月20日、父好直、母八代の五男として出生した。
1905年(明治38年)7月、東京帝國大学仏法科を卒業、10月、外交官試験に合格した。
外交官補として清国、ロシア、フランス在勤などを経て、外務省参事官、大使館参事官、通商局長、条約局長等を歴任。

1929年(昭和4年)8月、浜口雄幸内閣の外相幣原喜重郎に乞われて、駐支那公使に就任。張作霖爆殺事件後に悪化した対支外交の打開を期待されていたが、一時帰国中の同年11月29日、箱根宮ノ下の富士屋ホテルにおいて変死体で発見され、自殺とされた。

佐分利公使怪死事件

1929年(昭和4年)11月29日の朝、佐分利は前日から宿泊していた常宿の箱根宮ノ下富士屋ホテルにおいて死体で発見された。死因はピストルで頭部を打ち抜いたことで、即死状態だった。

警察当局は、佐分利が右手にピストルを握っており、外部からの侵入者の形跡もないため、自殺と断定した。

佐分利は大変な愛妻家として知られていたが、1925年(大正14年)に妻を亡くしており子もおらず、亡妻を慕うあまりの後追い自殺であろうと推測された。
また、対支外交の将来を悲観しての自殺とも囁かれた。
しかし遺族からは自殺には疑問が呈されていた。

他殺疑惑

死体は右手にピストルを握っていたが、佐分利は左利きであった。
遺書もなかった。
また、佐分利は日頃から護身用に小型のピストルを所持していたが、使用された拳銃は銃身六インチもある出所不明の三十八口径大型コルト八連発拳銃であり、ホルスターも見つからなかった。

また、身綺麗な外交官に相応しくない寝間着姿での自殺は不自然であり、翌日の行動予定もあった。犯人は大陸浪人説、中国国民党工作員説などがあるが真相は不明である。

名誉毀損訴訟

佐分利は広田弘毅と帝大の同期であり、入省年次は一期先輩であった。
城山三郎の小説『落日燃ゆ』では広田のライバルとして描かれているが、佐分利の名誉を毀損する描写があったとして佐分利家側が城山を相手取り訴訟を起こし、死者に対する名誉毀損が不法行為として民法上の損害賠償の対象となりうるかどうかが注目された。




出典: 「佐分利貞男」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 





デンマンさんも、自殺ではないと見ているのですか?



もちろんですよう。 自殺にしては不自然すぎます。 だいたい、佐分利氏の立場なら富士屋ホテルなどで自殺しませんよう。

どうしてですか?

富士屋ホテルには外国人がたくさん泊まっている。 海外からやって来た特派員などもかなりいたはずです。 そんなところで自殺すれば、世界の耳目を必要以上に集めてしまう。

でも、自殺する人は、そのような事まで考えるでしょうか?

 

“飛ぶ鳥跡を濁さず”

 

僕が佐分利氏の立場で自殺するならば、富士山の麓(ふもと)の原生林で人知れず、口の中に銃口を入れて玉をぶっ放して自殺しますよ。

でも、どうして自殺じゃないとデンマンさんは思うのですか?

まずねぇ、佐分利氏は日頃から護身用に小型のピストルを所持していたのですよ。 つまり、殺されるかもしれないことを覚悟していた

。。。で、いったい誰が佐分利氏を殺したのですか?

もちろん、80年以上も前の事件です。 犯人を挙(あ)げるなんてとても無理だけれど、どういう人物が殺害したかは比較的すぐに分かりました。

マジで。。。? いったい、どういう人物が佐分利氏を殺害したのですか?

たまたま夕べ、日本史の本を読んでいたのですよう。 昭和のところで次のようなことが書いてあった。

 


軍縮と軍人の反発

 

日露戦争後、軍人の人気が高かった時代に職業軍人への道を志した少年たちが、やがて将校として一人前になるころ、軍縮の時代がやってきた。兵力の削減がすすむにつれ、軍人は出世の道をせばめられ、失業の不安にさらされるようになった。世間の目はきびしくなり、軍人の社会的地位は低下した。とりわけ都会では、軍人が軍服姿で街のなかを歩くことが、はばかられるような雰囲気がひろがったという。

ある師団長は先輩への手紙のなかで、結婚がきまっていた部下の将校で、軍縮がはじまったため婚約者の女性から破談を申しわたされた例もあるとして、軍縮により若い将校たちが動揺し、師団内の士気が低下していることをなげいている。

こうした世間の風潮に対する軍部側の反発が、やがて政府の手で推進された協調外交や軍縮政策に不満をいだき、テロやクーデタでそれを打破しようとする急進派軍人たちをうみだす背景になったと考えられる。

中国情勢の変化

1920年代の後半になると、中国の情勢に大きな変動があった。すなわち、1924年に孫文が国共合作の方針を打ち出し、そのあとをついだ中国国民党の蒋介石が、広東を勢力基盤に1926年から全国統一をめざし、国民革命軍をひきいて北伐を開始した。翌1927年、その勢力は長江流域におよんだ。

そのころから日本では、軍部の急進派、野党の立憲政友会、国家主義団体、中国に利権を持つ実業家などのあいだから、憲政会の若槻礼次郎内閣(幣原外相)の対中国不干渉政策は、日本の中国における権益をまもれない“軟弱外交”であるとして非難する声が高まった

ロンドン条約問題

外交の面では、浜口内閣の下で幣原外交が復活したが、中国側の反日民族運動がはげしくなり、対外危機はしだいにふかまった。 1930(昭和5)年イギリスの提唱によって、ロンドン海軍軍縮会議がひらかれると、浜口内閣は元首相・若槻礼次郎らを全権としておくり、ロンドン海軍軍縮条約に調印して、日・米・英3国間で海軍の補助艦保有量の制限をとりきめた。

しかし、海軍の強硬派は強い不満を示し、内閣が海軍軍令部の反対をおしきって条約をむすんだのは、天皇大権の一つである統帥権の干犯であると攻撃した。
国家主義団体や野党の立憲政友会もこれに同調し、同年、浜口首相は右翼の青年に狙撃され、これがもとで翌年に死亡した

こうして協調外交路線はゆきづまっていった




280、288-289、293-294ページ
『もういちど読む山川日本史』
2009年12月15日 1版6刷発行
発行所: 山川出版社


 



ウィキペディアに書かれている事実と上の歴史の流れを見ると、どのような人物が佐分利氏を暗殺したかが分かるのですよ。



デンマンさんは推理小説にもハマッっているのですか?

いや。。。僕は推理小説はめったに読みません。半年ほど前にアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』を読んだけれど、最初の10ページも読まないうちに投げ出してしまいましたよう。

どうして。。。?

あの小説はテレビができる前に書かれたのです。最初の10ページまでに読者の興味を湧き起こすか。。。どうして。。。?というミステリアスな気持ちを起こさせない限り読者はテレビの方が面白いので本を投げ出してしまうのですよう。

でも、デンマンさんはテレビを持ってないでしょう?

だから、僕は『オリエント急行殺人事件』を読むのを止めてブログの記事を書き始めたのですよ。

つまり、佐分利氏が自殺したという事件を富士屋ホテルの「沿革」に見た時には、デンマンさんは『オリエント急行殺人事件』を読む以上の興味が湧き起こってきたのですか?

そうです。。。。実は、もう10年ほど前に、僕は男装の麗人・川島芳子のことでドキュドラマを書いたのですよう。

 




 



マジで。。。? 英語でですか?



そうです。うしししし。。。

ぜひ読みたいですわ。

あのねぇ、そのうち抜粋をアップロードしますよう。 そのとき、僕は大正から昭和にかけての歴史を川島女史をオツムに浮かべながら調べたことがあったのですよう。

じゃあ、以前からデンマンさんは佐分利氏の自殺には疑問を持っていたのですか?

そうなのですよ。。。ウィキペディアに書いてあるとおり自殺現場を検証すると不自然なことが多すぎるのです。

それで、デンマンさんは犯人を割り出そうと決めたのですか?

いや。。。もう80年以上が経過していますからね。 犯人を特定することは不可能ですよう。 でもねぇ、この記事を書き始めた時に『もういちど読む山川日本史』を読んでいた。 ちょうど昭和史を読み終えようとしていたのですよ。

つまり、いろいろと偶然が重なったわけですわね?

その通りですよう。 小百合さんが元旦に箱根へ行かなかったら、佐分利氏の謎の自殺は、僕のオツムには登場しなかったのですよ。『もういちど読む山川日本史』には佐分利氏の名前は出てこなかった。 小百合さんが富士屋ホテルに泊まったと聞いて、不意に佐分利氏の謎の自殺が記憶の底からよみがえったのですよ。

。。。で、どのような人物が佐分利氏を殺害したのですか?

急進派の軍人、スパイ、極右翼のファナティスト(fanatist)...そのような人物ですよ。 でもねぇ、もし、僕が佐分利氏の謎の自殺を基にして推理小説を書くならば、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校を犯人にしますね。 読者の納得を促す充分な動機になりますからね。




『箱根の思い出』より
(2011年1月4日)


 



つまり、アレッタさんも、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校が犯人だと思ったのですか?



そうです。。。幣原外交は軍縮に積極的でしたからねぇ~。。。佐分利貞雄は幣原喜重郎のブレインですよ。。。だから、軍人の恨みの標的でもある。。。婚約が破談になった軍人が、その恨みから殺害におよんだということは、充分に読者の納得がゆく動機になるのですよ。。。だから、アレッタさんも、そう思ったのです。。。

でも、そう断定する事はできないと思いますわァ~。。。

あのねぇ~、今から、90年以上も前の事件ですよ。。。もう犯人を確定することなんてほぼ不可能です。。。だから、状況証拠で犯人を推定するしかないのですよ。。。そうであるならば、軍縮のために婚約が破談になってしまった将校が犯人だということが、女性の心に訴えるのです。。。小百合さんだって、内心では、そう思っているでしょう?

いいえ。。。

無理に僕の言うことに反対しないでください。。。信じてねぇ~。。。「信じる者は救われる!」と昔の人は言いましたから。。。



(foolw.gif)


【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。

貴方も、デンマンさんの理屈は信じられませんかァ~?

ええっ。。。「そんなことは どうでもいいから、もっと楽しい話をしろ!」

貴方は、そのような命令口調で あたくしにご命令なさるのでござ~ますかァ~!?

分かりましたわァ。。。

あたくしは菓子パンが大好きなのですわァ~。。。

京都でもあたくしのお気に入りの店は「まるき製パン所」でござ~ますわァ~。。。

 



 

人気のパンはすぐに売れきれてしまいます。。。

あなたも京都にやって来るときには、是非試してくださいませぇ~。。。

ええっ。。。 「そんなことは どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、さらに そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのでござ~♬~ますかァ?

いけ好かないお方。。。

わかりましたわ。。。

では、デンマンさんが暮らしているバンクーバーに一度も行ったことがない人のためにバンクーバーを紹介するクリップを貼り出しますわ。

ジックリとご覧になってくださいませぇ~♬~。

 


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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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(wetsuit3.jpg)


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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。

だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。

じゃあねぇ~~。

 


(hand.gif)


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習近平皇帝

2023-06-05 02:01:49 | 言論の自由 表現の自由

 

習近平皇帝

 


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ケイトー。。。 どういうわけで 習近平皇帝 というような時代錯誤のタイトルを付けたわけなのォ~?


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習近平さんは、まるで自分を皇帝にするような権力基盤を固めているのですよ。。。

マジで。。。? でも、それはケイトーの独断と偏見じゃないのォ~?

じゃあ、その根拠となる状況証拠をシルヴィーにも分かるように説明しますよ。。。まず次の小文を読んでみてください。。。

 




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習近平

1953年に陝西省で生まれた。
1965年中学校である北京市八一学校に入学したが、1966年の文化大革命の発生により、学校が解散された。
このことにより習の学校教育が中断された。

習は世界最強の囲碁棋士の一人に数えられる聶衛平と北京25中学からの友人で、聶によれば人民解放軍少将の劉衛平との3人で「北京25中学の三平」と呼ばれていたとされる。

八大元老でもあった父、習仲勲が迫害された文化大革命において反動学生として批判された。

紅衛兵によって十数回も批判闘争大会に引き出され、四度も監獄に放り込まれた。


 

権力掌握

2014年1月24日に開催された党中央政治局会議において、「中国共産党中央国家安全委員会」の設置と習の同委員会主席就任が決定された。
この組織は国家安全に関する党の政策決定と調整を行い、国内治安対策も掌握する。

そのため、党中央国家安全委員会は外交・安全保障・警察・情報部門を統合する巨大組織となり、同委員会主席を兼任した習に権力が一層集中することとなる。

一方、李克強が主導する国務院の影響力低下の指摘もある。

2017年10月の中国共産党第十九回全国代表大会と第19期1中全会では、第6世代から政治局常務委員を選ばず、より自らに権力が集中した2期目の習李体制を発足させた。

党規約には「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」(習近平思想)を明記させており、個人の名を冠した思想は鄧小平・毛沢東以来とされる。

習政権では企業に共産党組織を設置する「党建」を推し進めて企業への統制を強めており、2017年時点で党組織は国営企業に9割で民営企業でも5割超に達し、外国企業の7割にも党組織が設立されており、3時間21分に及んだ第19回党大会での演説でも「党政軍民学、東西南北中、党に全てを領導させる」と述べてさらなる統制強化を示唆している。

また、この発言の「党領導一切」の他、習が唱えてきた一帯一路、中国の夢、人類運命共同体、四つの全面、四つの意識や「強国」「強軍」といったフレーズなども党規約に盛り込まれた。

2018年3月11日、全人代は、国家主席と国家副主席の任期を2期10年とする制限を撤廃して習近平思想を盛り込む中華人民共和国憲法改正案を賛成2958票・反対2票で成立させた。

この改憲案をめぐっては中国国内外で波紋を呼び、中華民国大総統から中華帝国皇帝に即位した「袁世凱」や「洪憲」(袁世凱の定めた元号)「張勲復辟」(張勲が清の廃帝である愛新覚羅溥儀を復位させた事件)「登基」(皇帝即位の意)「倒車」(時代への逆行の意)などといった言葉が中国ではグレート・ファイアウォールで規制された。

17日に習近平は国家主席に全会一致で再選され、定年で党政治局常務委員を退いていた盟友の王岐山も反対は1票のみで国家副主席に選ばれ、ともに任期は無制限となった習国家主席と王国家副主席による「習近平核心体制」(習・王終身体制)が事実上確立したとする見方もある。

 

完全監視社会

2016年に習が陳全国を新疆ウイグル自治区の党委書記、朱海侖を党委副書記兼政法委員会書記にそれぞれ抜擢して翌2017年2月に武装警察、公安部、民兵を集めた決起大会で朱海侖が「人民民主独裁の強力な拳で、全ての分離主義者とテロリストは粉砕する」と演説して以降、新疆ウイグル自治区では再教育キャンプへの大規模な強制収容と洗脳が始まり、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の入手した政府の内部文書によれば監視カメラや携帯電話などから個人情報を収集してアルゴリズム解析する「一体化統合作戦プラットフォーム」(IJOP)のAIと機械学習に基づくプレディクティブ・ポリシングで選別されたウイグル人が2017年6月時点で約1万5千人も予防拘禁された。

数十から数百メートルごとに便民警務站(派出所)や武装警察を配置し、ウイグル人住民はQRコードで管理され、自動車の全車両やメッカへのハッジの際には追跡装置が装着され、モスクなどに張り巡らしたAI監視カメラによって人種プロファイリングで識別され、様々なハイテクで顔認証・虹彩・指紋・DNA・声紋・歩容解析など一挙手一投足を監視される「世界でも類のない警察国家」「完全監視社会」の実験場となったと欧米メディアや人権団体は批判した。

この徹底的な社会統制は他の中国の地域でも行われるようになってきている。

 

思想

古典を好み、とりわけ愛読しているのは性悪説の提唱者として知られる荀子、その弟子の韓非とされる。




出典: 「習近平」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



改憲によって中華民国大総統から中華帝国皇帝に即位した「袁世凱」のように習近平も、もしかしたら皇帝になろうとする野望を持っているのではないか? そう思っている人たちも高官の中には居るのねぇ~?



そういうことですよ。。。

でも、この徹底的な社会統制は他の中国の地域でも行われるようになってきていると書いてあるけれど、マジで中国は監視社会になりつつあるのォ~?

もう、すでに完璧と言っていいほどの監視社会になっているのですよ。。。次のビデオクリップを見てください。。。

 



 



英語の苦手な人にはちょっとばかり難しいと思うけれど、シルヴィーには中国が現在、監視社会に向かって技術的には、ほぼその完成に近づいていることが理解できるでしょう?



そうねぇ~。。。なんだかすごいことになっているのねぇ~。。。でも、どうして習近平さんは、権力や監視社会に拘(こだわ)るのォ~?

文化大革命時代の苦い経験がトラウマになているのですよ。。。つまり、いつ自分の父親のように“粛清”されるのか。。。それが心配なのですよ。。。

それで皇帝のように自分一人で権力を握ろうとしているのねぇ~。。。

そういうことです。。。反乱分子が反乱や革命を起こさないようにデジタル・テクノロジーやAI監視カメラを使ってハイテクで顔認証・虹彩・指紋・DNA・声紋・歩容解析など一挙手一投足を監視する「世界でも類のない警察国家」、つまりほぼ「完全監視社会」 にしようとしているのですよ。。。

そういう習近平さんの考え方って、どこからきたのォ~?

上の小文に書いてある通り習近平さんが愛読しているのは性悪説の提唱者として知られる荀子、その弟子の韓非なのですよ。。。

 




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荀子

荀子(じゅんし、紀元前313年? - 紀元前238年以降)は、中国戦国時代末の思想家・儒学者。諱は況。
尊称して荀卿とも呼ばれる。
漢代には孫卿とも呼ばれた。

 

性悪説・社会起源論

荀子は人間の性を「悪」すなわち利己的存在と認め、君子は本性を「偽」すなわち後天的努力(すなわち学問を修めること)によって修正して善へと向かい、統治者となるべきことを勧めた。
この性悪説の立場から、孟子の性善説を荀子は批判した。

富国篇で、荀子は人間の「性」(本性)は限度のない欲望だという前提から、各人が社会の秩序なしに無限の欲望を満たそうとすれば、奪い合い・殺し合いが生じて社会は混乱して窮乏する、と考えた。

それゆえに人間はあえて君主の権力に服従してその規範(=「礼」)に従うことによって生命を安全として窮乏から脱出した、と説いた。

このような思想は、社会契約説の一種であるとも評価される、 荀子は規範(=「礼」)の起源を社会の安全と経済的繁栄のために制定されたところに見出し、高貴な者と一般人民との身分的・経済的差別は、人間の欲望実現の力に差別を設け欲望が衝突することを防止して、欲しい物資と嫌がる労役が身分に応じて各人に相応に配分されるために必要な制度である、と正当化する。

そのために非楽(音楽の排斥)・節葬(葬儀の簡略化)・節用(生活の倹約)を主張して君主は自ら働くことを主張する墨家を、倹約を強制することは人間の本性に反し、なおかつ上下の身分差別をなくすことは欲望の衝突を招き、結果社会に混乱をもたらすだけであると批判した。

 

後世への影響

中国・秦漢代

荀子の弟子としては、韓非・李斯・浮丘伯・陳囂・張蒼などが記録に現れる。
韓非・李斯は荀子の統治思想を批判的に継承した。

韓非・李斯は、外的規範である「礼」の思想をさらに進めて「法」による人間の制御を説き、韓非は法家思想の大成者となり、李斯は法家の実務の完成者となった。

ただし、「法家思想」そのものは荀子や韓非の生まれる前から存在しており、荀子の思想から法家思想が誕生した、というのは誤りである。

 

中国・現代

近代に成立した中華人民共和国にも影響を与えており、建国の父である毛沢東による批林批孔運動での「儒法闘争」でも再評価の対象であった。

特に習近平総書記は荀子に深く傾倒してるとされ、文化大革命で陝西省に下放された際に全巻を読破したともされる。

最も引用しているのもその弟子の韓非であり、社会信用システムのような習近平の徹底したメリトクラシー的な統治方法は法家に喩えられている。




出典: 「荀子」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



かつて若い頃、習近平さんは紅衛兵によって十数回も批判闘争大会に引き出され、四度も監獄に放り込まれたという苦い経験を持っており、その経験から人間の性を「悪」すなわち利己的存在と考えるようになったというわけですよ。。。つまり、荀子の考え方を受け入れやすい苦い経験をしている。。。



そういう考え方に基づいて習近平さんは徹底的な社会統制を行い中国全土を監視社会にしようとしているわけなのォ~?

そういうことですよ。。。

でも、中国の歴史を眺めると、かならず王朝の交代があるでしょう!?。。。だから、いくら習近平さんが頑張って中国全土を監視社会にしようとも必ず不満が高まってクーデターが起こり、習近平さんが皇帝になったとしても、やがて引きずり降ろされて新しい政権が起こると思うのよ。。。

実は、共産党独裁が始まってから これまでにクーデターが起こされたり、未遂に終わったりしたのですよ。。。

 



 



つまり、これからもクーデターが起こる可能性はあるということなのねぇ~。。。



そうです。。。だからこそ習近平さんは病的なまでに、そういうクーデターが起こらないように中国全土を完璧な監視社会にしようと躍起になっているのですよ。。。




初出: 2022年11月3日



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも遅かれ早かれ中国にクーデターが起こり新しい政権、あるいは王朝が出現するだろうと思いますか?

ええっ。。。 「そんな悪夢のよう話はどうでもいいから、他に、もっと楽しいことを話せ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。

シルヴィーさんが出てくる面白い記事は たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


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『ジュンガル』

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『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

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『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』

『2000年前の光通信』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

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