性愛とバンクーバー

自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどる。
2004-08-01 15:39

抑鬱がひどいのですが、
お礼をさせていただきます。
わたしのような、
ネットの何たるか、
ネチケットとは何か、
そういったことをわきまえず、
まして精神的落伍者の
垂れ流し文章を、
熟読していただいたことを、
心から感謝いたします。
わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどるような
弱い人間です。
そのせいで、
デンマンさんが名付けてくださった
「小説的人生」を送って来ざるを
得なかったのかもしれません。
デンマンさんに、
わたしの内面を見ていただいて、
最初の印象を払拭して
いただいたと信じています。
ありがとうございます。
by レンゲ
『抑鬱がひどいのですが、お礼をさせていただきます』より
デンマンさん、くどいですわ。。。これって、おととい取り上げたのと、また同じ手記ですわよ。
レンゲさんは、やっぱりバンクーバーにやって来る予定を変えないのですか?
あたしは、そのことじゃなくて、上の手記のことを言っているのですわ。
だから、上の手記と、レンゲさんがバンクーバーにやって来る事が関係しているから、またこのページのトップに載せたんですよ。
上の手記と、あたしがバンクーバーへ行く事が、一体どのように関係しているとおっしゃるのですか?
レンゲさんは次のように書いているでしょう?
わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどる
この事とあたしがバンクーバーへ行く事とどういう関係があるとおっしゃるのですか?
つまり、欠落している部分をバンクーバーへ来る事で埋めようとしているんですよ。。。レンゲさんだって分かっているでしょう?
あたしがこの手記を書いたのは、もう2年前ですよ。
その当時と比べて、レンゲさんは心理的な面でほとんど変わっていませんよ。
つまり、あたしが今だに失敗を繰り返しているとおっしゃりたいのでしょう?
失敗とは言わないまでも、同じ事を繰り返していますよ。バンクーバーへやってくることだって、その繰り返しの一つですよ。
デンマンさんだって、こうして、あたしの手記を何度も何度も繰り返して載せていますわ。
そうですよ。。。なぜなら、レンゲさんが同じ事を繰り返すからですよ。
バンクーバーへ行く事の他に、あたしが何を繰り返しているのですか?
レンゲさんは僕に隠しているようだけれど、清水君と喧嘩して現在別居している状態でしょう?
奥様に聞いたのですね?
やっぱり、僕には隠しておいたという事ですか?
隠したわけではありませんわ。デンマンさんには言いたくなかったんです。
どうしてですか?僕には何でも話すじゃないですか?
だって。。。言えば必ず、“ほれ見ろ、また同じように失敗を繰り返す”とおっしゃいますわ。
あれほど清水君と毎日毎日愛し合っていたのに、何が原因で別居するようになったのですか?

デンマンさんは奥様からお話しを聞いているでしょう?
表面的なことは聞いていますよ。。。でも、僕が聞きたいのは真の原因ですよ。
洋ちゃんが浮気をしたからですわ。
だから、それは表面的な理由ですよね。。。他に真の理由があるはずですよ。
浮気の原因ですか?
まあ。。。そういうことですよ。
だから。。。あたしが。。。あたしが。。。イケないからだと思います。
清水君に、“抱かれてもイケない”と話したのですか?
いいえ、話したわけではありません。
じゃあ、どうしてレンゲさんがそう思い込んでしまうのですか?
思い込んでいるわけではありませんわ。。。あたしには、そうだと分かるんです。
だから、そう言う事を“思い込み”と言うんですよ。話し合って、はっきりとお互いのこだわりを確かめ合ったわけじゃないでしょう?
だって、。。。そんな事を洋ちゃんには言えませんわ。
どうしてですか?。。。僕には“イケない”ことでも、何でも言えるじゃないですか?
でも、洋ちゃんに言ったら、絶対に気にしますわ。あたしは、完全に嫌われてしまいますわ。
しかし、黙っているから、こうして別居する事になるんですよ。清水君だって、そういうレンゲさんの優柔不断なところに不安というか。。。不審というか。。。こだわりができて。。。それで他の女性に気が移る。それで、ついつい浮気をしてしまった。。。という事じゃないかと僕は思っていますよ。
何でも言える人と言えない人が居ますわ。デンマンさんになら、あたしは何でも話す気になれます。でも洋ちゃんにはできません。
どうしてですか?
洋ちゃんに言ったら、ますます悪い状態になるからですわ。
それはレンゲさんの一方的な思い込みだと思いますよ。
いいえ、今度の洋ちゃんの浮気だって、元をただせば、あたしにはけっこう恋愛経験があって、あたしにとって洋ちゃんが初めての男ではないという事が、あの子には気になり始めていたんですわ。
つまり、清水君は、レンゲさんをイカすことができないから男の自尊心が傷つけられた。。。、それで他の女性に気が移った。。。レンゲさんは、そう考えているわけですか?
そうです。
だから、それもレンゲさんの一方的な思い込みですよ。話してみなければ本当のところは分かりませんよ。
いいえ。分かりますわ。。。あたしには分かります。
それが誤解なんですよ。
デンマンさんは、あたしが誤解しているとおっしゃるのですか?
全部が全部誤解だとは言いませんよ。でもね、かなりの部分をレンゲさんは誤解していると思いますよ。
とにかく、あたしは、デンマンさんに話したように、何もかも洋ちゃんに話すことなどできませんわ。
どうしてですか。。。?レンゲさんが、そのように話すことなどできないと、一方的に思い込んでいるだけですよ。
でも、何もかも話すという事はデンマンさんのことまで話すという事ですわ。
だから、話せばいいじゃないですか。
言えませんわ。“デンマンさんに抱かれるならイケる、でもあなたに抱かれるとイケない”。。。そんなこと、洋ちゃんには言えませんわ。
どうしてですか?僕が言おうとしていることは、ありのままに話すという事ですよ。あの時の様子をありのままに話すという事ですよ。レンゲさんは“イケ”たと思っているけれど、レンゲさんと僕はエッチしたわけではないんですよ。ありのままに話せば、たとえ清水君に話しても、彼の自尊心を傷つけるような事にはなりませんよ。
どうして、デンマンさんは、そのように断定できるのですか?
エッチしていないんですよ。レンゲさんが“イケ”たと言ったところで、誰もそんな話しを信用しませんよ。
でも。。。でも。。。あたしは。。。
分かりますよ。僕は信用していますよ。実際、その証拠になるものを見たし、確かめましたからね。でもね、ああいう事は極めてまれな事ですよ。僕のこれまでの人生で、あのようにしてイッタ女性は二人だけしか知りませんよ。。。男には馬鹿なところがあるからね、心が触れ合い結ばれていても、体が結ばれていなければ、気にしないところがありますよ。女性に未経験な男ほどそう思うものですよ。
まさかぁ~~
そういうものなんですよ。体で結ばれていないのなら気にしない男は多いですよ。レンゲさんだって、もう16才の女学生じゃないんだから。。。しかも、僕よりも恋愛経験が多いんですよ。僕が言うより、そのことはレンゲさん自身が良く知っているでしょう?
確かに、そういう男の人って居ますけれど。。。
清水君はそうじゃないと言うのですか?
あの子は気にしますわ。心で結ばれていようと、体で結ばれていようと、気にしますわ。
レンゲさんの思い込みですよ。確かめたわけではないでしょう?
とにかく、何もかも話すことなんてできませんわ。
つまり、僕にも隠している事があるわけですね?

だから、僕に話すように、清水君にも素直に話したらどうですか?
洋ちゃんは、デンマンさんのように冷静に話を聞いてくれません。あたしが上のようなことを言ったら、ブチ切れますわぁ~。
言って見なければ分からないでしょう?
言わなくても分かります。これまでの洋ちゃんの態度や、。。。あの子とのいろいろな経験から分かるんです。
しかし、勘違いという事だってあるんですよ。僕の経験では、話してみることが一番なんですよ。話してみて別れる方が、何も話さずに、うやむやのうちに別れるよりも諦めがつくし、気持ちもすっきりするものですよ。
でも、あたしにはできません。
だから、レンゲさんはバンクーバーに来る気になってしまうんですよ。分かりますか?清水君と話し合っていれば、すでに問題は解決していたかもしれない。そうすれば、バンクーバーにゆこう、などとは思わなかったかもしれない。でも、清水君に話してもどうにもならないと思い込んでいるので、話し合って問題を解決しようとしない。
わたしはいつも、
自分に欠落している部分を、
何かで埋めておかないと、
転落の一途をたどる
レンゲさんは、こう思い込んでいる。そういう訳で、“欠落している部分を、何かで埋めておか”ねばと思ってバンクーバーへやって来るわけですよ。そうでしょう?
デンマンさんは、何もかもそうやって理屈で理解しようとなさるのですか?
理屈じゃないですよ。これがレンゲさんの心理ですよ。
それで。。。そういう訳で。。。デンマンさんは、あたしの手記を何でも保存しておくのですか?
そうですよ。レンゲさんを理解しなければと思っているからですよ。だから、僕にとって、レンゲさんの書いた詩や、日記や、手記は、レンゲさんと同じぐらい愛(いと)しいものですよ。
それ程あたしのことを愛(いと)しいと思っていてくださるのなら、あたしがバンクーバーに行く事をどうして喜んで迎えてくださらないのですか?
だから僕は言ったでしょう。“来る者は拒まず、でも降りかかる火の粉は払わねばならない”と。。。
つまり、あたしは、デンマンさんにとって“降りかかる火の粉”なんですの?
レンゲさんだって、“爆弾女”だと自分で認めていたではないですか? うへへへへ。。。。
あたしは、本心からそう思っているわけではありません。デンマンさんが、“降りかかる火の粉”だとおっしゃったから、そう言ったまでですわ。
とにかく、レンゲさんは直美から2泊3日の休暇をもらったので“免罪符”を得たような気持ちになっているけれど、直美はレンゲさんを喜んで送り出すわけではないんですよ。
でも、奥様はあたしとデンマンさんの関係をよく理解してくれていますわ。
仕方がないからですよ。
厭々だと。。。?本当はあたしに休暇など与えたくはなかったと。。。? デンマンさんはそうおっしゃるのですか?
そうですよ。
なぜですか?
レンゲさんは“錦の袈裟”という古典落語を聴いた事がありますか?
あたしは落語はあまり。。。
そうですか。大体、次のような話の内容なんですよ。