統一家の混乱の最終的収拾のために
Ⅲ.父子協助時代とお母様
2000年以降は「父子協助時代」であるとお父様は語られました。そうして父子協助時代の摂理が進められて来ました。それでは父子協助時代におけるお母様の使命とはどのようなものだったのでしょうか?
1.父子協助時代はお父様と長子が摂理を経綸する時代
お父様の父子協助時代に関するみ言を見てみましょう。お父様のみ言によれば「父子協助時代」とは、縦的には①神様とお父様が摂理を経綸する時代であり、横的には②お父様を摂理の中心として侍り、長孫と共に摂理を経綸する時代であることがわかります。神様の摂理の中には、この基本的な枠組み、すなわち父子協助体制(父と長孫)は、永遠なる神様の摂理の根本的継代なのです。
ここで父子協助時代について言及されたお父様のみ言を紹介してみましょう。
<み言1> 長子に反対すれば獄殺撲殺される。それが原理観である
「世界的にサタンを愛した条件だけ立てたならば、私に従う全ての人はサタンが連れて行けないというのです。では、どのようになりますか?カインとアベルが変わるのです。皆さん、アベル圏がこれまで追われる位置にいましたが、これからは天の国の長子権を持って立っているここに、サタンの天下は崩れなければならないということです。後退するだけであって、ここに対峙できるものが何もありません。対峙すれば獄殺撲殺されるのです。それが原理観です。」(み言選集139巻-278ページ 1986.1.31)
<み言2>
「長孫の歴史、曽祖父も祭祀時には長孫を立てるのです。それは驚くべき歴史であるというのです。そこに、より高い血族的な基準、より高い生活基準、より高い愛の基準が関連性を持つようになる時、神様の願われる最高の基準として、天を中心とした地上の影響圏を合わせると、その影響圏に必ず吸収される為、地上天国はそのように改善が可能なのです。これはすべて理論的です。妄想ではありません。理論的です。」(み言選集301冊-288側。 1999.9.5)
2.摂理的長子は顯進様
それでは摂理的長子は誰なのでしょうか?2000年当時、お父様の意中を示したみ言が何箇所かに表示されています。これらのみ言をみればお父様の意図が何処にあったかは明らかです。
<み言1>
「父母が霊界の長子となる興進君を呼んで、このように祝福された家庭を立てて共に統一的宣言をすることによって、先生が祝福しないでこれからは興進君が祝福する...。興進君がいなくなれば顯進君がお父様の代わりに祝福を与えることができる時代に入るのです。二世が父母の代わりに祝福する時代に入りますが、霊界では兄である興進君がすれば、この地では弟がするのです。同じ立場で見れば、興進君が兄であり、顯進君が弟であるので、弟である顯進君が地上世界の皆さんを祝福するのです。」(み言選集332巻-289ページ 2000.9.24.)
<み言2>
「そのような意味で、これから先生が興進君を中心にして父子一致の理念とその兄弟を中心として、顯進君が父子一致の理念を中心として祝福行事を天地において、どこでも、望むようにすることのできる開放時代となります。」(み言選集332巻-299ページ 2000.9.4)
<み言3>
「このような時代になったので、次子の位置と、三代の祖先となることのできる人として、父母様の祝福を受け、父母様の直系の息子の位置に立った興進が弟の顯進を立てた時、顯進が父母の代わりに兄弟が先祖を解放することができるのです。これが原理観です。はっきりと知って、このような面を転換させる伝授式が、天と地が創造された後、恨の歴史を清算するような事が起きるでしょう。(み言選集332巻-291ページ 2000.9.24)
これらのみ言を見れば「父子協助時代」の摂理を経綸する長子とは顯進様であることは誰の目にも明らかです。
3.父子協助時代とお母様
(1)父子協助時代出発とお母様の責任
父子協助時代出発とお母様の責任にに関するお父様のみ言を取り上げてみましょう。
<み言1>
「母子協助の基盤の上でお母様が勝利されたので子女を立てるのです。」
<み言2>
「メシアを生まなければならないのと同様にメシアを立てることも同様で、メシアを立てて第三時代の再臨であるお父様を中心として一つになることによって、再臨理想も家庭基盤によって決定される為、完全に解放されるのです。」
<み言3>
「天上天下天地人、世界の解放圏が広がるのです。家庭盟誓の1番から8番までがここで決定するのです。分かりますか?『はい』の総結論です。郭錠煥!(「はい!」)なぜ母子協助時代から父子協助時代になるの?言ってみなさい。・・・<中略>・・・その土台の上に...。抱かれるまでは母子協助時代です。子女と一つにならなければなりません。一つとなって国時代を超えてお父様を中心として連結される時は母親ではありません。」
<み言4>
「血統が連結されアダムの継承を受けますが、地上世界を踏み越え永遠なる父、世界、父子時代に移るのです。父子時代はここで繰り広げられるのです。・・・<中略>・・・ですから母子時代は蕩減時代であり父子時代は栄光の時代であるというのです。その為、新千年を中心として、傘寿に向けた解放時代に移るのです。超えられたので7年以内に全てのことを整備しなければならないというのです。」
<み言5>
「2003年までにして7年を前にすると2010年になります。 10数です。それまで21数を解決して越えて行かなければならないのです。このように見るのです。それまでは完全に...。マスコミが歓迎すれば瞬時に回るのです。この時、インターネットとかE-mailとかいった通信分野が世界的に拡大されて、座ってテレビ電話で世界的な会議をする時が来るのです。そうでしょう?「はい」一つの家です。」
<み言6>
「地上天国、万民が神様の国の家で、世界の家で共に暮らすことのできる、兄弟の心情圏で国境と種族、民族、文化、習慣性など、全てのものを越えて均一的に新しい出発をするので、神様が主管できる新天新地になるのです!アーメン!「アーメン」アーメン、大きな声で。「アーメン!」もう一度。「アーメン!」」
以上(み言選集314巻-229ページ、2000.1.14)
(2)原理的総観について
さらに父子協助時代におけるお母様の責任について語られたみ言があります。
<み言 原理的総観について>
「お父様の命令にお母様が絶対服従し、お母様の命令に長子が絶対服従し、長子の命令に弟が絶対服従しなければならない。このようになるのです。そのような家庭にならなくては、神様に侍ることのできる家庭となることができないというのが原理的総観です。総観です。」(天聖経1398ページ み言選集283巻-56ページ.1997.4.8)
お母様の責任とは何でしょうか?まずはお母様は母子協助の勝利的基盤の上で、神様のみ旨と心情を引き継がれたお父様に絶対服従することです。お父様に絶対服従することにより、神様のみ旨と心情を受け継ぎ、神様と一体となることです。 二つ目は、神様のみ旨と心情を中心としてお母様と子女様が一つになるように育てることです。そのようにしながら、長子がお母様に絶対服従し、子女たちは長子に絶対服従し、子女間において友愛の道理を固めなければなりません。お母様はこのような子女たちを最終的にお父様に奉献されることにより、お母様の本然の責任を全うされることとなるのです。