統一家の混乱の最終的収拾のために
Ⅲ父子協助時代と真のお母様
4.出発から不安だった父子協助時代
2000年以降は父子協助時代であるとお父様は語られ摂理を進めて行かれます。しかしこの時代に不安をほのめかすみ言が残っています。、
<み言 審判はどこから?>
「審判はどこから?統一家から祝福された息子娘から、祝福された父母から、その次に…。これを持って、この秘法によって世界の審判権に移るというのです。よく理解しなければいけません。祝福を受けたという偽者の息子から、しっかりと気を正しなさい。原理を後回しにして勝手に生きることは…。原理の世界が、み旨の世界が皆さんとの関係を結ぶと思いますか?とんでもない。そんなことになれば私がこのような苦労はしないよ。私がこのような苦労をしません。」
(み言選集137巻261ページ。1986.1.3)
もう一度ウルグアイで預言されたお父様の予言のみ言を再確認してみましょう。
<1999年10月15日ウルグアイで予言されたみ言> (み言選集312巻179〜180 1999.10.15)
①一番近い側近が裏切ります。
②息子の中でも裏切る者が出なければなりません。
③息子娘が祝福されたにもかかわらず離婚し、一緒に生活できないという者まで出てくる。
④神様の体まで、アダムとエバの体まで侵犯したので、その子孫の復帰時代においてその内室まで入ってきて傷つける。
⑤生殖器です。生殖器。血統を汚すことまでする。
⑥ありとあらゆる噂がたっても捕まえて殺すことはできません。」
教権を掌握し郭錠煥会長を陥れようとした教権勢力をお父様は全羅道の輩として指摘されその実態を暴露されました。それはお父様がこの預言のみ言を語られた8ヶ月後、つまり父子協調時代の初期である2000年6~7月でした。
サタンの謀略の根源はこの「父子協助時代」を破綻させることでした。
2000年6月~7月、いわゆる全羅道輩による郭会長への中傷と謀略の事態が発生しました。父子協助時代とは具体的にはお父様と顯進様によって摂理を経綸する時代です。サタンはこの摂理を破綻させるために顯進様を淘汰しようとしました。顯進様を淘汰するにおいて最も効率的な方法は、顯進様の義父でもある郭錠煥会長の道徳的権威を落とすことでした。そこで郭会長の権威を貶めるために郭会長への攻撃の謀略が試みられました。このことが父子協助時代初期からの不安要因となって行ったのです。2000年の郭会長攻撃はお父様が「全羅道の輩」とその誤りを指摘して終わりましたが、その「全羅道の輩」はその後もお父様の最側近として存在し続け神様の摂理の破綻をもたらすことに狂奔するようになっていったのです。
5.混乱に対する我々のあるべき姿勢とは
一連事実関係が明らかになってくると統一家の混乱が実に悲惨なものである印象が明らかになってきます。しかし天は決して損害を与える摂理を経綸されないはずです。
一匹の鳩であっても分立しなければ臨在することのできない神様です。そう考えると統一家の混乱は必然なものだったのではとも考えざるを得ません。混乱は混乱であるがその混乱の中にも肯定的なメッセージを発見して、悲しみを喜びと希望に代え、マイナス的な事項を肯定的なエネルギーとして昇華発展の契機にしていかなければなりません。
様々な混乱の実相を明らかにして行ってみるとそこには真実とは違う「偽り」があることを発見することが出来ます。「偽り」をもってしては真実に打ち勝つことは絶対にできません。偽りはその偽りを分別する真の知恵さえあれば、自ずと崩壊していくのです。
我々はその偽りの事実を明らかにして、偽りの対比にある真実を見つけ出していくことが大切です。そうすることによって、偽りからくる混乱を克服して真実の道、神の摂理を成就していく道を歩むことができるようになっていくのです。