これからの時代の宗教に求められるもの
人類歴史に宗教は不可欠だった。いつの時代にも宗教は、人々に人生観、価値観、生活観を提供して、人々の心を癒し、あるべき人の生き方を提供してきた。
今の時代もそうである。正しい宗教のあり方とは、人々を幸福に導くための、物事のとらえ方、人生の生き方を正しく指導し、導くものにその価値がある。
国家や社会に生きる人々に正しい価値観や、リーダーとしての在り方を指導してきたのも宗教の役割である。
正しい価値観、人生観を提供することで、人々を幸福に導くのみならず、社会や国家の発展も促してきた。
今日の宗教に求められているものは、もとより個人の救済もそうであるが、その価値観が世界人類を幸福に導くもの・・・戦争や飢餓や貧困によって苦しむ人々をこの地上から一掃してく取り組みが求められている。
宗教が発展して行くには、その価値観が世の人々の共感を得て、皆が幸せを実現するモデルがそこにあることを通して世の中に浸透して行くものである。具体的現実的幸福を提供して行くことが大切なのである。
ある時代には、病気や精神的疾患を直したり、解決することに価値があった時代があった。暗澹たる時代には心の平安と喜びが人々を幸福に導いてきた。
ある時代には経済的困難を克服する生活を提供することが人々を幸せにする道であった。
国家や社会を導く人々、経済人や政治家、社会活動をする人々など、社会を構成する重要な役割を果たす人々がより正しく発展的な価値観や倫理観を持つことも求められている。
このような要請は、時代や環境によって変化する。
宗教もある面、ビジネスと一緒である。世の人々が求める商品やサービスをより良質なものをより廉価に提供した事業や企業が世の中から必要とされ発展して行く。
世の中ではより「消費者の声」を聞き、またそこに働く従業員や社員の意見や提案を受け入れる企業が発展して行っている。
このことは宗教の世界でも同じであろう。
変化して行く時代の要求やニーズにこたえると言うこと、また組織や企業を構成して行く一人一人がより充実した人生を生きることが出来るし、自らの働きに希望と喜びを感じることが出来る企業や組織が発展して行くのである。
宗教や宗教団体にはその発展期や衰退期が当然あるのであるが、その言う価値性をより高めて、時代の変化に対応してより良い精神理念や価値、生き様を提供し続けて来たところが継続的な発展を遂げてきている。
世の中には様々な実例がたくさんある。宗教組織であろうが何であろうが、そこから学ぶものは多い。よりよく時代の変化の中で学んだものがより良い時代を実現する主人となって行くのである。
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