<続き~>
結局、真の家庭においてお母様一人が責任遂行できないことによって、真の家庭全体が困難に直面したのである。お父様がこれを心配され、父子協助時代を通してお母様を捕まえ、心配されながら、様々な方法を動員され、教育され、願われた。しかしお母様を立てた協会指導部は、お父様の老後以降の時代を計算し、自分の位置を離れた立場になってしまった。
お父様が2009年6月5日、お母様を心配されながらの2013年1月13日までお母様の位置を確保しろというみ言を見ると、お父様は基元節までに、お母様が本来の位置で父子協助時代における長子である顯進様を受け入れ、顯進様から絶対服従されることを望まれたようだ。お母様に対するお父様の願いがどれほどのものだったか推察できる部分である。
しかしお父様は2010年に入ると、お母様の変わらない態度を見て極度の不安を感じられた。基元節まで3年を残し、お父様とお母様が完全に一つになった基盤の上に「天地人真の父母定着」を天の前に奉献し、世の中に宣布しなければならない最後の責任が残っていたからである。
お父様の生涯において最後の大衆講演であり宣布である「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」がそれである。天地人真の父母が地上に定着し、天地人真の父母が実体としてみ言を宣布しなければならない日が基元節である。
すでに述べたように「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」を開くことのできる絶対条件は、お父様とお母様が神様のみ旨と摂理と心情の前に完全に一体となることであった。天地人真の父母という言葉は、お父様とお母様が一つになれなくては成立することができない。この基盤の上に、基元節に摂理が要求する「聖婚式」があるからである。
2009年7月13日、お父様の「お母様がいらっしゃらないのでお父様が真の父母になることができない」というみ言は、お母様がお父様と一つになっていなかったという決定的なみ言である。さらに、お父様が90歳になって、新たにお母様を作っておられるというみ言は、お母様に対するお父様の困惑した心情をそのまま露出させているみ言である。
基元節を目の前に、お父様はこの問題が最も大きな心配であった。
お父様とお母様が完全一体となられ、摂理が要求する天地人真の父母定着を宣布し、真の家庭全体が原理的総観の立場から1つになってこそ、天が認める基元節を成すことができるからであった。
この基盤の上に真の父母様が第3次聖婚式を成すことによって、天地人真の父母位を確定されると同時に、神様も縦的な真の父母位を完結し、被造世界を実体的に主観されることにより、2013年1月13日の基元節が、人類神文明圈が出発する起点となるものであった。
しかし問題は、お父様とお母様が実際に一つになれなかったというこの明確な事実ゆえに、お父様は苦しまれ、その心情は言葉で表現することができず、痛みそのものだった。そのようなお父様の立場を統一家の食口は誰も理解できなかった。