古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震津浪乃記・その二十九

2012年02月25日 11時42分31秒 | 古文書の初歩

 

 

 

地震津浪第七頁(上の写真の五行目六行目)

解読 大体十七日、地下へ下り、本り立かり屋ヲ作り居る。

江田組古座組、死人無之。志かし江住ニ小供壱人、袋湊ニ難舩之内

読み方 大体十七日、地下『じげ』へ下り、ほり立仮屋を作り居る。

   江田組、古座組、死人これ無し。然し、江住に子供一人、袋湊に難船の内

解説   「地下」・・・「じげ」と読む。村中・村内の事。「治下」とも書く。村人が暮らしている場所。 「本り立かり屋」・・・「本」は「ほ」の変体仮名。「掘り立て仮屋」、掘っ立て小屋の事。基礎工事なしで、地面に穴を掘り、柱を立てる応急工法。 「古座組」・・・「座」の「麻垂」まだれ部分がありません。 「志」は変体仮名「し」です。 「袋湊」「難船」いずれも難解。


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