古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その二十二

2013年10月29日 07時46分59秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第八頁、上の一、二、三行目

 

解読 ニて当村江吹散し 候。炎者星之ことく

    ニて在中大イニ打驚キ

 

読み にて、当村へ吹き散らし 候。炎は星のごとく

    にて、在中大いに打ち驚き

 

解説 「吹散し」・・・『ふきちらし』。「散し」が難しい。 二行目の最初は「候」。 次は「炎者」・・・炎は。 「星」に続く平仮名も難しいですが、「之ことく」・・・星の如く。 「在中」・・・『ざいちゅう』、村じゅう。 「大イに」・・・大いに。甚だ。大変。 「打ち驚キ」・・・ここは「相驚き」かも知れません。「打」の方が文意が通る様に思います。「驚」という字は自信が有りませんが、町史に倣いました。    


最新の画像もっと見る

コメントを投稿