古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十二章 乍恐奉願口上・その四十五義平

2012年10月04日 06時07分03秒 | 古文書の初歩

 

乍恐奉願口上第十ページ、上の画像の九行目十行目

 

解読 義平と申者者、一向存不申候侭之仁故商

    内可仕筈も無御座、勿論鶴七との商内ニ

読み 義平と申す者は、一向存じ申さず候侭の仁故あき

    ない仕るべき筈も御座無く、勿論鶴七との商いに

 

解説 この二行は比較的やさしい。 「申者者」・・・「者」が続きますが、最初は人間の「者」で次は変体仮名の「は」です。 「侭」も少し難しいが、よく見ていると見えて来ます。 「仁」・・・『じん』と読む。人間・ひと。 次は「故」の崩し字です。 「商内」・・・『あきない』「商い」。商売。 「可仕筈」・・・「筈」の上部が竹冠に見えないのですが、習った通り「仕るべき筈」と読んでおきます。 「無御座」・・・ござ無く。ここの「座」は漢字になっています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿