古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十二章 乍恐奉願口上・その四十六御座

2012年10月05日 07時32分36秒 | 古文書の初歩

 

 

乍恐奉願口上第十ページ、上の画像の十一行目

 

解読 御座候得者、同人へ応対仕候様との仰付被下度

読み 御座そうらえば同人へ応対仕り候様との仰せ付け下され度

 

解説 「御座候得者」・・・ござそうらえば。鶴七との商いで御座いますから。 「同人」の次の点が「へ」になります。 「応対」は何となく分かります。「仕」と「様」の間の点は「候」です。同じ点でも、文章の流れから読み分ける事になります。 「仰付」・・・この「仰」も極端な崩しです。 最後は「被下度」・・・下されたく。 ①「御座候」肯定の終了形。②「御座候得共」否定の接続形。③「御座候得者」肯定の接続形。 「文意」・・・もともと私は義平さんと言う人物は一向に知らない人なので、商売する筈も無く、義平さんと鶴七さんとの商売でございますから、鶴七さんへ交渉する様仰せ付け下さいます様。」


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