box観戦記録

100%自分用のリストです

フロイド・メイウェザーJr対マルコス・マイダナ(2014/09/13)

2014-09-14 13:31:17 | ボクシング

WBC・WBAウェルター&WBCスーパーウェルター級タイトルマッチ

5階級制覇のフロイド・メイウェザーJr選手(Floyd Mayweather Jr)が強打のマルコス・マイダナ選手(Marcos Rene Maidana)を迎え撃つ注目のダイレクトリマッチは米国ネバダ州ラスベガスで行われ、メイ選手が12回3-0判定で勝利しています。(体格比較)

ここ最近では見られなかったほどフットワークを駆使して大きく動くメイ選手のスタート。じりじりと出てくるマイダナ選手に左ジャブ、右ストレートを当てながらロープに詰まらないように戦ってマイダナ選手のラフなアタックを封じていきます。
以降、4回にマイダナ選手のアタックを許す場面もあったものの右クロスや左フック、右アッパーなどの鋭いカウンターブロー、ボディ顔面へ散らす左右ストレートのリード、そして素早い身のこなしで最後までマイダナ選手の強打を空転させ続けた返り討ち劇でした。

Maidana Threw Nearly 300 Less, Lands Nearly 100 Less
前戦比でマイダナは手数で約300、ヒットで約100少ない。メイは手数が約100減で12ラウンズ戦った試合ではキャリア最少。(Stats: Floyd Mayweather Jr. - Less is More in Rematches)




公式のスコアは116-112が2人、115-112が1人の3-0メイ。シロート採点117-110メイ。
メイ選手がいつも以上にリスクを負って危険なタイミングでパンチを放つ傾向が感じられて、前戦以上に緊張感が感じられた試合でした。
3回の終了直前に右ストレートを狙ったメイ選手にマイダナ選手の右クロスがジャストのタイミングでヒットしてメイ選手がちょっと効いたようにも見えたシーンや6回に打ち合いの中で左フックを当てられた場面なんかはかなり危なかっしく感じられました。さらに8回にメイ選手のボディジャブにカウンターで合わせたマイダナ選手の打ち下ろしの右なんかも効果あった気が?
その後の揉み合いの中で強い右もヒットさせたシーンもあって、いつもとは違う雰囲気が常に漂っていたように私には感じられた試合でした。
とはいうもののペース自体は終始メイ選手が掌握。終盤はボディブローを効かせて明白な差を示した末の勝利でした。ただ私的には前戦に続き引っかかるものを感じたパフォーマンスではありました。相性、ということなんでしょうかねぇ…?

マイダナ選手はスタートで速く動いたメイ選手を見てしまってそこでペースを奪われたのが結果的には大きかったでしょうか。前戦でみせたようなガムシャラなアタックをなかなか見せることができませんでした。8回にメイ選手のグラブを噛んだ(マイダナ本人は否定)のが最大の見せ場といえる、マイダナ選手にとっては不完全燃焼の完敗でした。


メイ選手は47勝(26KO)。マイダナ選手は35勝(31KO)5敗。



    
    
    
     


Floyd Mayweather vs. Marcos Maidana live blog, fight results(Lyle Fitzsimmons/CBSSports):115-112メイ
Floyd Mayweather wins by unanimous decision against Marcos Maidana(Chris Mannix/SI.com):116-111メイ
Floyd Mayweather wins rematch by unanimous decision(Brent Brookhouse/SB Nation):116-111メイ
Floyd Mayweather beats Marcos Maidana by unanimous decision in Las Vegas rematch(Jeff Powell/Daily Mail):116-111メイ
Floyd Mayweather wins easier decision in rematch(Scott Christ/Bad Left Hook):116-111メイ
Round-by-round streaming fight updates(Patrick L. Stumberg/MMA Mania):116-111メイ
Steve Farhood(Showtime):116-111メイ
Floyd Mayweather's unanimous decision round by round(Bob Velin/USA TODAY):117-111メイ
Mayweather Coasts to a Decision(William Holmes/boxinginsider):117-111メイ
Mayweather beats Maidana: Round-by-round analysis of how he did it(Lance Pugmire/Los Angeles Times):117-110メイ
AP Boxing Writer Scores Mayweather-Maidana(TIM DAHLBERG/AP):117-110メイ
FLOYD MAYWEATHER GIVES MARCOS MAIDANA A BOXING LESSON TO WIN UNANIMOUS DECISION(Ben Thompson/Fight Hype):117-110メイ
Floyd Mayweather vs. Marcos Maidana 2: Live round-by-round updates(Shaun Al-Shatti/MMA Fighting):117-110メイ
Floyd Mayweather vs. Maidana 2 live results(Fraser Coffeen/Bloody Elbow):118-110メイ
Mayweather decisions Maidana again(Dan Rafael/ESPN):119-108メイ


複数階級制覇

フロイド・メイウェザーJr対マルコス・マイダナ(2014/05/03)
フロイド・メイウェザーJr対サウル・アルバレス(2013/09/14)
フロイド・メイウェザーJr対ロバート・ゲレロ(2013/05/04)
ミゲル・コット対フロイド・メイウェザーJr(2012/05/05)
ビクトル・オルティス対フロイド・メイウェザーJr(2011/09/17)
フロイド・メイウェザーJr対シェーン・モズリー(2010/05/01)
フロイド・メイウェザーJr対ファン・マヌエル・マルケス(2009/09/19)
フロイド・メイウェザーJr対リッキー・ハットン(2007/12/8)
Round by Round デラホーヤ対メイウェザー
オスカー・デラホーヤ対フロイド・メイウェザー(2007/05/05)
カルロス・バルドミール対フロイド・メイウェザー(2006/11/04)
ザブ・ジュダー対フロイド・メイウェザー(2006/04/08)
フロイド・メイウェザーJr対デマーカス・コーリー(2004/05/22)

フロイド・メイウェザーJr対マルコス・マイダナ(2014/05/03)
エイドリアン・ブローナー対マルコス・マイダナ(2013/12/14)
マルコス・マイダナ対ホセシト・ロペス(2013/06/08)
マルコス・マイダナ対ヘスス・ソト・カラス(2012/09/15)
マルコス・マイダナ対デボン・アレキサンダー(2012/02/25)
マルコス・マイダナ対エリック・モラレス(2011/04/09)
アミア・カーン対マルコス・マイダナ(2010/12/11)
マルコス・マイダナ対ビクトル・カヨ(2010/03/27)
マルコス・マイダナ対ウィリアム・ゴンサレス(2009/11/21)
ビクトル・オルティス対マルコス・マイダナ(2009/06/27)
アンドレアス・コテルニク対マルコス・マイダナ(2009/02/07)



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ティト)
2014-09-14 22:23:02
今日のメイはあまり安心して見られませんでした。10ラウンド目ぐらいまでは結構ヒヤッとするタイミングのパンチ交換もあり、ひょっとしてメイがひっくり返るかもしれないと少し心配していました。それにしてもマイダナの噛み付きはダメですね。フラストレーションから思わずやってしまったのでしょうが言い訳が出来ない行為でしたね。(試合前に映ったタイソンの顔を思い出しました)
返信する
Unknown (管理人)
2014-09-15 17:04:02
>ティトさん
ちょっと考えられないような形でパンチを食う、ムキになったような感じでパンチを振るう
というちょっと今までは見たことのない姿に違和感と危うさを前戦に引き続き感じました。
これが相性の問題なのか、あるいは力の陰りの現れなのか。
プリティボーイも今や37歳、最初に世界王者になってから約16年ですからねぇ。流石に力が落ちてきているのか、という思いが拭い切れません。

少なくともこの2戦の彼はそれ以前のようなパーフェクトな姿ではなかったと私は感じました。
返信する

コメントを投稿