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亀田大毅対ブンブン東栄(2009/05/14)

2009-05-15 20:13:36 | ボクシング
スーパーフライ級10回戦

亀田大選手(Daiki Kameda)がブンブン東栄ことガブリエル・プマール選手(Gabriel Pumar)に10回大差の判定で勝利しています。

3階級下の世界ランカー、プマール選手ですが見た目の体格差は感じさせない立ち上がり。サウスポースタイルからのシャープなコンビネーションを飛ばす好スタートを見せます。しかし大毅選手が接近して叩きつける左フックのボディブローから感じるパワーが、両者が本来戦うクラスが大きく違うという事をはっきりと示します。パワー体力で大きく勝る大毅選手がほどなく握ったペースのまま大差の判定を得た無難な勝利でした。公式のスコアは98-94x2,99-94。

ガードの上を叩かせて接近、というパターンのみの大毅選手の攻めは非常に単調なもので、プマール選手がどんどん出すコンビネーションを前に接近を躊躇し反撃を返せないという場面も何度か見せていました。
中間距離での攻め手のなさ、自ら口火を切るような攻めが圧倒的に不足しているように感じました。右ストレートリードが高い的中率でヒットしていたので、このパンチから組み立てるような攻めを見たかったです。
相手に先に手を出させ、それをブロックで遮断しながら距離を詰めるという攻めは、この日のような圧倒的なパワー差があってこその戦いなので、これが同じクラスの相手にどこまで通用するか疑問。
接近戦でのボディブローをはじめとするコンパクトに打つショートパンチはなかなかのレベルにあると思うので、接近戦に持ち込むまでの戦いが今後の課題でしょうか。
まぁ、まだ20歳の選手です。自らの力量を正しく見定めて、そこからゆっくりステップアップしていって欲しいですね。

大毅選手は14勝(10KO)1敗。プマール選手は11勝(6KO)3敗1分。

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3 コメント

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Unknown (条助)
2009-05-16 03:48:30
試合見てないんですが、伝え聞くところによると大毅はけっこう手こずったみたいですね。まあ実質3階級下のブンブン東栄を褒めるべきかもしれませんが。てっきりKOで負けると思ってました。なかなかいい選手みたいですね。
大毅は次あたり、そろそろ勝負をかけて欲しいです。中広あたりに挑戦すれば面白いと思うんですけどねー。
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Unknown (涼しい木星)
2009-05-16 22:58:52
この試合は大毅にとってステップアップの契機ではなく、ステップバックの始まりになるかもしれないと感じました。私はよっぽどでなければボクシングスタイルにはケチをつけないのですが、この試合の大毅の戦い方には正直幻滅しました。抽象的な表現ですが、ボクシングに対する哲学が感じられなかったんですよね・・・ 前戦ではジャブとダブルの左フックというテーマが明確に見えたのですが。
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Unknown (管理人)
2009-05-17 00:30:13
>条助さん
てこずっていたというよりは、攻め手が無くて攻め切れない攻めに出れない、感じに見えました。
これをてこずってると言う気もするんですけどw

>涼しい木星さん
仰るように、前戦で良くなった進歩を見せた、という面が今回は消え失せていて、ちと残念ではありました。
対左ということで左からの攻めが勝手が違っていた面もあると思うのですが、涼しい木星さんのレポの通り右リードからの返しで使うなど、見たかったですね。

しかし大毅の体型ってなんか異様ですよね。
失礼な話なんですが、いつもツインテールを思い出してしまいます。(大毅くんゴメン)
http://pds.exblog.jp/pds/1/200807/30/80/b0003180_1101026.jpg
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