亀田大毅対シルビオ・オルティアーヌ(2010/12/26)

WBAフライ級タイトルマッチ

さいたまスーパーアリーナで行われたダブル世界戦。2度目の防衛戦に臨んだ王者、亀田大毅選手(Daiki Kameda)とルーマニアからの挑戦者シルビオ・オルテアィーヌ選手(Silvio Olteanu)との一戦は、接戦の末に大毅選手がスプリットの判定を制して2度目の防衛に成功した一戦でした。

左フックを置いて見せながら強い左ジャブを突いてのプレスで2回のペースを掌握した大毅選手。よく動きながら細かいパンチを当ててくるオルティアーヌ選手なのですが、大毅選手とのパワー差が歴然で2回の攻防を見るに挑戦者にとって苦しい展開が予想された序盤戦でした。
しかし狙いすぎたのか大毅選手の手数が減った中盤戦、大毅選手の強いボディなどを食いながらもよく動きよく当てて挑戦者がペースを手繰り寄せていきます。
10回からは左ジャブを再び多用してリズムを取り戻した大毅選手でしたが、最終回踏ん張ってよく出た挑戦者が抑えて際どいポイントレースを抜けだしたように私には見えた試合でした。

公式のスコアは116-112,115-113大毅、118-110オルティアーヌという2-1。シロート採点115-113オルティアーヌ。
8回9回などは大毅選手の強くて良いのが再三入っていたのですが、オルティアーヌ選手の細かいヒット、手数を有利と私は見ました。こういったラウンドが王者に流れてしまったということなんでしょうかね。挑戦者のパンチはとにかく軽く、当たってはいるものの綺麗なヒットってのが少なかったのが痛かったです。

大毅選手は19勝(11KO)2敗。オルティアーヌ選手は11勝(5KO)4敗。

ボクシング：亀田大毅、２度目の防衛成功 ２－１の判定で‎(毎日新聞)
大毅「体が悲鳴を…」王座を返上／ＢＯＸ(サンケイスポーツ)

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