ヘルマン・ヌゴージョ対ランドール・ベイリー(2007/06/08)

IBFスーパーライト級タイトル挑戦者決定戦

カナダのモントリオールで行われた12回戦は、ヘルマン・ヌゴージョ選手(Herman Ngoudjo)がランドール・ベイリー(Randall Bailey)選手を2-1判定(115-112,114-112,115-112)で下しIBFの指名挑戦権を獲得しています。

今年の1月にホセ・ルイス・カスティーヨ選手を相手に互角の戦いを見せたカメルーン人のヌゴージョ選手と過去2度世界王座に就いた強打のベイリー選手の興味深いカードは両者の持ち味を出し合った好試合になりました。
ヌゴージョ選手は懐が深いってのとは違う、なんと言ったら良いのでしょうか、相手の攻撃を上体の少しの動きで見切って、相手の打ち終わりに鋭くパンチを返していくというカスティーヨ選手と戦った時と同じバネの効いた動きが印象的でした。
この日はベイリー選手のパンチも非常にシャープで伸びがあり、両者の激しいペース争いは見応えがありました。

接近した内容の熱戦は、ベイリー選手の強打がわずかに上回ったかと思いましたが、公式の採点結果はスプリットで地元のヌゴージョ選手を支持していました。
判定が告げられた後のベイリー選手の静かに深く落胆している表情がすごく印象的でした。


ヌゴージョ選手は16勝(9KO)1敗。ベイリー選手は35勝(32KO)6敗。

Ngoudjo gets by Bailey!
Ngoudjo wins split decision victory over Bailey

ランドール・ベイリー対ハリソン・クエヨ(2007/01/19)
ホセ・ルイス・カスティーヨ対ヘルマン・ヌジョー(2007/01/20)