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WBOフェザー級王座決定戦
元王者のオルランド・サリド選手(Orlando Salido)とプエルトリコからのオルランド・クルス選手(Orlando Cruz)との間で争われた空位の王座決定戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、サリド選手が7回KOで勝利して王座返り咲きを果たしています。(体格比較)
サウスポーのクルス選手に対する右ストレートリード、そこから返す左フックとでスタートからぐいぐいプレッシャーをかけていく元王者サリド選手。ボディを中心に据えたサリド選手のアタックに対しステップワークと右リード、左ストレートで対抗したいクルス選手ですが、ラウンドを重ねるごとにサリド選手のプレスに巻き込まれてしまう場面が増していきます。4回に右アッパーを良い感じで当ててちょっとサリド選手の前進がストップしたシーンがあり、続く5回はクルス選手の先手先手の攻撃とフットワークが上回ったラウンドでしたが、6回から再びプレスを強めた元王者。
スイング気味の右、左右フックでの執拗なボディ攻めで流れを引き寄せかけたプエルトリカンを痛めつけていきます。そして7回に右フック、そこから返した左アッパーでノックダウンを奪い10カウントを聞かせてフィニッシュしています。
CompuBox: Orlando Salido's Heavy Hands The Difference
Powerpunches,Punchzone
快勝で王座復帰を果たしたベテランのサリド選手は40勝(28KO)12敗2分。クルス選手は20勝(10KO)3敗1分。
ボクシング O.クルス vs O.サリド WBOフェザー級王座決定戦(2013.10.12)
Salido is Back, Knocks Cruz Out in Seven For WBO Gold(Rick Reeno/Boxing Scene)
Lomachenko vs. Salido is Targeted For January 25th(Rick Reeno/Boxing Scene)
この日の同じカードでプロデビューを果たしたロマチェンコ選手とサリド選手とによるタイトルマッチが1月25日にニューヨークで、との記事。
ある意味最もプロらしいプロともいえるたたき上げのサリドとアマの超エリート・ロマチェンコとの対決。今から楽しみでなりません。
プロの意地、厳しさを見せつけるサリド選手の勝利、プロで戦い抜いてきた猛者をケチョンケチョンにあしらう元アマP4P。どちらの展開になってもたまらないはず。しつこいですが楽しみです。
オルランド・サリド対ミゲル・アンヘル・ガルシア(2013/01/19)
オルランド・サリド対ファン・マヌエル・ロペス(2012/03/10)
オルランド・サリド対ウェン・ハヤ(2011/12/17)
オルランド・サリド対山口賢一(2011/07/23)
ファン・マヌエル・ロペス対オルランド・サリド(2011/04/16)
ユリオルキス・ガンボア対オルランド・サリド(2010/09/11)
オルランド・サリド対クリストバル・クルス(2008/10/23)
オルランド・サリド対レナン・アコスタ(2008/04/27)
オルランド・サリド対エクトール・アビラ(2007/12/14)
ダニエル・ポンセ・デレオン対オルランド・クルス(2010/02/20)
オルランド・クルス対コーネリアス・ロック(2009/09/19)
レオニロ・ミランダ対オルランド・クルス(2009/01/16)
気づいたらペースを握ってるというサリドの典型的な勝ちパターンでしたね。
前に出てる間の方が被弾が少ないという点は、実践で身に着けたポジショニングの勘なんでしょうね。
何回ビデオで見てもこのあたりのポジショニングの謎が解けません。もう少し研究してみたいです。
自らの放ったパンチを利用したウェイトの移動というのか、次の一打を強く放つための溜め、それを作る攻撃
ってのが実に上手いと思います。