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WBCウェルター級王座統一戦
5階級制覇で現WBCウェルター級王者フロイド・メイウェザーJr選手(Floyd Mayweather Jr)に4階級制覇(2暫定)で暫定王者のロバート・ゲレロ選手(Robert Guerrero)が挑むWBC王座統一戦は米国ネバダ州で行われ、メイウェザー選手が12回大差の判定を制してWBC王座統一を果たした一戦でした。(体格比較)
初回、サウスポーのゲレロ選手に対して右ストレートリードで組み立てを図ったメイウェザー選手。このメイ選手の右を食いながらもゲレロ選手が返す左ストレート・フックが非常にシャープで力強く、メイ選手のボディを強くキャッチする場面もあってかなり緊張感のあるスタートの攻防でした。
しかし2回に入ると左ジャブの数を増やし、そして右ストレートリードを相手のボディへ突き刺すという変化でゲレロ選手の方に少なくなく見えていた可能性を消し去ったメイ選手。
以降右ストレートリードや右アッパーを要所要所でシャープに的確に決めて確実にペースを引き寄せていきます。8回にはボディへの右ストレートを効かせて顔面へ強烈な右フックを決めるなど、終盤はいつも通りのメイ劇場。最後は流しながらも確実にペース・ポイントをキープし続け、メイ選手が大差判定を掴んだ完勝でした。
ゲレロ選手も左ストレート・フックのカウンターに加えて相手の左ジャブに右フックを合わせたり、右ジャブで出たり、身体で押し込んでボディ攻撃を見舞っていったりと、できることは全て試したもののメイ選手の超人的な反応によるディフェンスを崩す場面は最後まで訪れることはありませんでした。
CompuBox Stats: Mayweather Landed 60% of His Power
公式のスコアは3者ともに117-111メイ。(公式スコアシート画像)2人のジャッジが1,7,12をゲレロ。1人が2,7,12をゲレロとスコアしていた模様。
シロート採点120-108メイ。
サウスポースタイルからの左フック、アッパーを食いそうに見えた初回。2回途中までの緊張感はメイの試合では久しぶりに味わったものでしたが、やはりこの人の対応力・対処力の高さは特別でした。ゲレロにロープに追い詰められた状況からスッと身体を入れ替える際の身のこなし、無理に見える体勢から相手の攻撃に反応し外す、そして自らのパンチを決める俊敏で無駄のない動きはこの人にしか見せられないもので、見事でした。
メイウェザー選手は44勝(26KO)。ゲレロ選手は31勝(18KO)2敗1分。
Floyd Mayweather Back in Form, Decisions Guerrero(Rick Reeno/Boxing Scene)
LIVE MAYWEATHER VS. GUERRERO RINGSIDE RESULTS AND ROUND-BY-ROUND COVERAGE(Fighthype)
Mayweather vs Guerrero results: Floyd dominates for 12 rounds, wins routine decision(Scott Christ/Bad Left Hook)
Ghostbuster: Mayweather easily outpoints Guerrero(Chris Cozzone/Fightnews)
Mayweather vs. Guerrero Round by Round: Complete Analysis of Entire Bout(Richard Langford/Bleacher Report)
Floyd Mayweather Outclasses, Decisions Robert Guerrero: What’s Next for Money?(Paul Magno/Yahoo! Sports)
Mayweather Paints a Masterpiece With Guerrero Victory(Luis Sandoval/BoxingScene)
Mayweather proves time is still now Updated(Dan Rafael/ESPN)
Photos: Mayweather vs. Guerrero Monster Fight Gallery(Boxing Scene)
Photo gallery: Mayweather vs. Guerrero(Ringtv)
複数階級制覇
ミゲル・コット対フロイド・メイウェザーJr(2012/05/05)
ビクトル・オルティス対フロイド・メイウェザーJr(2011/09/17)
フロイド・メイウェザーJr対シェーン・モズリー(2010/05/01)
フロイド・メイウェザーJr対ファン・マヌエル・マルケス(2009/09/19)
フロイド・メイウェザーJr対リッキー・ハットン(2007/12/8)
オスカー・デラホーヤ対フロイド・メイウェザー(2007/05/05)
カルロス・バルドミール対フロイド・メイウェザー(2006/11/04)
ザブ・ジュダー対フロイド・メイウェザー(2006/04/08)
フロイド・メイウェザーJr対デマーカス・コーリー(2004/05/22)
ロバート・ゲレロ対アンドレ・ベルト(2012/11/24)
ロバート・ゲレロ対マイケル・カッツシディス(2011/04/09)
ロバート・ゲレロ対ホエル・カサマヨール(2010/07/31)
マルコム・クラッセン対ロバート・ゲレロ(2009/08/22)
ロバート・ゲレロ対エフレン・ヒノホサ(2009/06/12)
ロバート・ゲレロ対ダウド・ヨーダン(2009/03/07)
ロバート・ゲレロ対エデル・ルイス(2009/01/24)
ロバート・ゲレロ対ジェイソン・リッツァウ(2008/02/29)
ロバート・ゲレロ対マーティン・オノリオ(2007/11/03)
左フックで効かせた場面が有ったので久々のKOを期待しましたが、あそこで行かないのもさすがメイウェザー(笑)
本人は拳を痛めてたと言い訳してましたがね
次はアルバレス戦が見たいですね
私はメイウェザーがアルバレスをレッスンすると思ってます
対戦相手を「厳選」してマッチメーク上の期待を裏切り続け、試合でも安全第一のファンを無視したボクシング。
そりゃまあ勝つことが最も大切だからそんなスタイルもありだと思いますが、こんな途方もないチキンボクサーに大金が集まるボクシング界に疑問を感じます。
メイウェザーの能力と技術の高さは揺るぎないですが、ある意味今のボクシング界の寒い状況を象徴してるかのようなボクサーだと思います。
正直、メイウェザーはどーでもいい相手に無惨なKO負けでもして業界から去って欲しいです。
アルバレス?
臆病なメイウェザーが戦うはずないでしょう(苦笑)
一目散に逃亡するだろうに「メイウェザーがコントロール」とか、馬鹿げてるにも程がありますね。
まあ、もしメイウェザーがこのタイミングでアルバレスと戦ったら見直しますが…。
メイウェザーに勝つには序盤で何らかのダメージを与えないと難しそうですね
次戦はやはりカネロか以前twitterで名前を出したデボン・アレクサンダーだと思いますがどちらにせよ今回と同じ展開になるだろうと思います
さすがメイウェザーと言える内容でしたね。
ゲレロ相手にこの内容なら下からあげる~同階級の選手ではまだまだ太刀打ちできないような気がしました。今勢いのあるダニーガルシアやマティセ、ブローナー相手でも完封勝ちは当たり前な感じがします。
プライベートでゴタゴタしてもいまだ健在ですね。
直近の二人の動きを評価するとどう逆立ちしてもメイウェザーには勝てないと私は思います。
逃げたとかチキンとか言われてますけど戦ってきたメンツ見るとこのメンツ相手に無敗を貫いているメイウェザーはやはり格が違うと思います。
パッキャオより一段は確実に実績は上だと思います。
その決めつけはどうなんですかね?
臆病て言うならアルバレスが強敵と戦ったのは、この前のトラウトくらいでしょう。
そのトラウトにも見方によっては負けてた程の苦戦でしょ?
アルバレスがメイウェザーにレッスンされても別に不思議では無いですし、全然バカげた事じゃないですね。
勿論やってみなきゃ分かりませんが、アルバレスはまだ顔じゃないと思います。
もう少々手こずるのかなと思いましたが、終わってみればいつも通りでした。
記事内でも指摘されていますが、やはりメイウェザーの対応力・対処力の高さ
は半端ないですね。
引き出しの豊富さとそれらを適切なタイミングで選択し、正確に実行できる能力。
カネロ戦が期待されていますが、今日程度のコンディションを維持できれば、
私もメイウェザーがカネロにレッスンを施すのかなあと思いました。
単純にスピードやパワーや体格といった要素で対抗しようとしても、メイウェザーを
崩すのは難しいのではないでしょうか。
決めつけてるのは、メイウェザー信者さんの方では?
現実にメイウェザーが逃げ回って戦わないのに、想像だけで「メイウェザーならカネロをレッスンする」「(かつての)パッキャオよりも上」とか騒ぎまくってもねえ…。
あなたたち、メイウェザーの思惑に乗せられちゃってて、笑ってしまいますよ。
煽りじゃなくて、本気でそう思います。