水上バス隅田川ライン。
今年で三年目、「さりげなく」がコンセプトだったのだが今回はもろに「濃い」人選で、必然的に大道芸的なノリになる。ピンクの派手派手衣装のたかぎまゆと、いつものようにカフェの店員みたいな衣装のおのでらんが、大きなカバンを持って、隅田川の水上バスを豪華客船へと強引に変換する。社交ダンスのステップみたいな足型を観客が床に置いて、たかぎまゆがツイスターゲーム状態になったり、セリフの書かれた吹き出しを持ってポーズを取ったりと、観客とのやり取りが重視されていて、家族連れや小さい子供は喜んでいた。罪のないお遊びなのだが、それだけといえばそれだけのものでしかない。やはり興味のない人が無視できて、無視していても何となくチラチラと視界に入って気にかかるとか、興味をもって追いかけると色んなことが起きているのだが、それでもそこはあくまで日常空間なので、スカされるようにあっけなく消えてしまうとか、企画の趣旨としてはそういう微妙な匙加減の「くすぐり」を狙うべきではないか。その観点からいうと、ベストは去年の北村成美だと思う。
今年で三年目、「さりげなく」がコンセプトだったのだが今回はもろに「濃い」人選で、必然的に大道芸的なノリになる。ピンクの派手派手衣装のたかぎまゆと、いつものようにカフェの店員みたいな衣装のおのでらんが、大きなカバンを持って、隅田川の水上バスを豪華客船へと強引に変換する。社交ダンスのステップみたいな足型を観客が床に置いて、たかぎまゆがツイスターゲーム状態になったり、セリフの書かれた吹き出しを持ってポーズを取ったりと、観客とのやり取りが重視されていて、家族連れや小さい子供は喜んでいた。罪のないお遊びなのだが、それだけといえばそれだけのものでしかない。やはり興味のない人が無視できて、無視していても何となくチラチラと視界に入って気にかかるとか、興味をもって追いかけると色んなことが起きているのだが、それでもそこはあくまで日常空間なので、スカされるようにあっけなく消えてしまうとか、企画の趣旨としてはそういう微妙な匙加減の「くすぐり」を狙うべきではないか。その観点からいうと、ベストは去年の北村成美だと思う。