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ダンスとか。

スターダンサーズ・バレエ団「Diversity」

2021-03-27 | ダンスとか
池袋・東京芸術劇場(プレイハウス)。
▼ウィリアム・フォーサイス 『ステップテクスト』
William Forsythe, Steptext
非人間的な鋭さが醸す緊張感を味わいたいところだが全く刺さってこず。
▼アントニー・チューダー 『火の柱』
Antony Tudor, Pillar of Fire
演者一人一人がキャラクターを鮮やかに表現していて、人物の内面の流動に意識のフォーカスが自然と定まる、集中度の高い上演だった。チューダーは舞台では初めて見たが、シェーンベルクの『浄夜』がバレエ音楽に思えてくるほど見事な振付。演劇的所作とバレエの動きの絶妙なブレンドは日本舞踊の感覚にも近いかも知れない。
▼ジョージ・バランシン 『ウェスタン・シンフォニー』
George Balanchine, Western Symphony
楽しい演目ではあるが、踊りはむしろ慎まし過ぎるように感じた。ジャズ的なシンコペーションや誇張されたコケトリーによる軽妙なユーモア・外連味がもっとほしい。
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