40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

播磨地域のインラインの今

2010-09-26 07:39:22 | インライン
昨日の土曜日は播磨地域は天気が不安定で、時折雨のぱらつく風が強い日。午前中遊びに行こうと思っていたけど様子見。結局LRには出かけられず、それならばと姫路まで自転車を見に行ってきました。

 近頃めっきり腹周りの恰幅の良くなってきたワタシ。とくにこの夏は暑かったので、毎日ビールがぶがぶ飲んでたら、ズボンがきつくなり動くのも億劫になり始めるくらいの質量に・・・これはまずい。これからフィットネスだ!それには自転車だ!と短絡的な発想なんです(スラロームは気温とアスファルトの照り返して命に関わる状態だったので夏場してませんでした)現在乗ってる自転車は10年ほど前にダイエーで購入したスポルディングのクロスバイク。悪路OKのゴツイブロックパターンのタイヤとシマノ製18段変速のギア、泥が詰まりにくいカンチレバー型ブレーキで見るからに頼もしかったんですよ。しかし製造がマルキン自転車ということもあり、「リアルスポーツ」というよりは「見た目はスポーツ、中身はママチャリ」の”なんちゃってクロスバイク”だったんですね。フレームは重いわ、カゴやキャリアを付けられるステーとボス穴はあるわ、「悪路走行には適していませんので舗装路でご使用下さい」の注意書きは付いてたわ・・・スポーツする気が失せるその鈍重な乗り味に近所のお使いにしか使わなくなってホコリまみれ状態。現在お腹の危機感でしかたなく乗ってますが、やはりあまり楽しくないわけで。で、いっそのことはやりのロードバイクなんかどうかな?ということで姫路の自転車店を2店ほど行ってきました。

 初めは2号国道を姫路へ走って、赤十字病院を過ぎ、グローリーそば・つかざき病院東隣にあるcycle shop TOMATOここはtrekの専門ショップと言うことでちょっと敷居が高そうなんですが、勇気を持って突撃!店内はウッド調の落ちついたおしゃれなフンイキの中に完成車がずらりと並び、壁にはウェアやパーツがキレイにディスプレイされてたりと”いかにもブランド店”なフンイキ。穏やかな、でもディープな自転車マニアって感じの店長さんに色々お話を伺いました。やはりtrekならアルミフレームからだな。ホイールの回転感覚もベアリングよりシールドの方がしっとりしてるな、となるとお値段18万円から!円高とはいえさすがの価格。自転車界のフェラーリはダテではありませんな。雑誌並みの立派なカタログをもらって次のお店へ。

 姫路バイパス中地インターを南へ下ると飾磨西中学校があります。その北側の道を西へ数百メートル行くか行かないかの所にあるのがクライム・サイクルスポーツ。ここは各種メーカーを取り扱うばかりではなく、カートも力を入れています。いわゆる”街の自転車屋さん”ではなく、サーキットやMTBのレースを主催したり、お客さんをターゲットにしたツーリングを企画したりと店自体が色んなイベントを主催して、ドンドン参加してくださいなというスタンス。ちょっと大学のサークル的なノリを感じました。この店ではクロスバイクをお奨めしてもらいました。「まず自転車の楽しさを感じてもらいたいので、本格的すぎて扱いに気を使うロードバイクではいつか乗らなくなってしまう危険がありますよ」とのこと。うーん、いまでも雨や荷物のことを考えたら「車の方がラク」とそんなに自転車に乗らないワタシ。パンクやブレーキ調整、オイル管理なんかが必要なロードバイクではたちまち”飾り”(!)になっちゃうか?しかし試乗車に乗せてもらうと、軽くてスーッと進む感覚は今までにない異次元のもの。こりゃ楽しいかも?!楽しいってのは大事。クロスバイク買って、ロードがいいなーとなってもおいそれと追加購入できないわが家にとって楽しいからいきなりロードって言う選択はアリだな。ショップの人も最初に購入したバイクに満足できず、ロードを買う人が結構いるって言ってるし・・・でも試乗した自転車はビアンキの20万円(!)モデルひぃ~高い!

 そんなこんなで自転車店巡りを終えて、行きつけの英賀保のPAPASUへ。フィットネスのウィールが欲しかったんですが、在庫がないとのこと。というよりインラインをいつまで扱えるか、というシビアな話題になってしまいました。現在aspo閉鎖に見られるように西日本のインラインは壊滅状態。あれだけ盛んだった加古川もほぼ無人となり、兵庫県下で元気なのは三ノ宮のみなとのもり公園くらいとか。初心者に心強い味方だったスポーツオーソリティへ行ってもインラインはソフトブーツかキッズばかりでアグレッシブもフリースケートも見あたらず、パーツやプロテクタさえ置いていない状態。papaauさんも現在は好きだし、意地もあってインライン関連グッズを置かれていますが、商売だから売れない物をいつまで扱えるやら。これだけ業界が沈んでしまったのはブームが去ったこともあるけれど、個人輸入が広がって、海外から安くグッズを入手する手法が定着し、ショップで購入するのは割高だ、と言う認識があるからだそうで。売れない→海外から個人輸入→益々店の商品が売れない→益々個人輸入→商売にならないから取り扱いを止めるという負のスパイラルが加速しているんだそうです。いまや競合他店と情報を交換し、共存を図る所まで来てるそうな。

 最後に「今の自転車ブームを見ているとインラインの時と似ている気がする。売れるからどの店も大量仕入れして販売できているけど、もともと雨が多くて、交通事故の危険が大きい日本ではこれ以上自転車が普及するとは思えない。あと数年で販売が伸び悩み、在庫過剰で叩き売りが始まるのではないか」との見通しを語っていただきました。とするとtrekやビヤンキが10万円前半で手にはいるかも?!自転車購入はしばらく様子見???