ロングライドと言っても、何キロ以上から ”ロングライド” というのかは人それぞれ。同じく、”ロングライド用バイク”というのも、何キロ以上を想定しているのかは、メーカーに聞いても明確な答えはないでしょう。。。
ただ、2晩以上続けて走るぐらいになると、各種バッテリーの持続対策やどのような天候にも対応しうる工夫など、次元の異なった装備が必要になってきます。
今回、リドレー「FENIX SL」を大改造(フレーム、ステム、シートポスト以外全て)して頂いたY様のバイクを、簡単に紹介させて頂きます!詳しくは、当店までお気軽に問い合わせください。
↑ まず、目につくのはバッグだと思います。フロントバッグは防水性に優れた、オルトリーブの「アルティメイト6プラス」。上部に透明ケースがあるので、スマホや地図類、そして、ブルべだとキューシートを入れるのに本当に便利です。リアは、リクセンカウルのコントアーマグナム(6L)。サイドポケットや内ポケットもあり、中身の取り出しが容易です。また何より、バイクを振ってもバッグが揺れないのが利点です。ただ、寒い時期だともう少し大きいサイズのが欲しいところ(最大でもコントアースポーツが7L)。
↑ コンポは、SRAM RIVALの無線コンポ(eTap)。12速の無線コンポがRIVALグレードからラインナップされるようになり、ぐっとeTapが身近になった感じです。前後それぞれに共通の小型バッテリーを取付けるので配線は一切不要です。また、輪行や車載時にバッテリーを取り外してOFFにすることも容易。バッテリーの持続性は、状況により大きく異なりますが、実乗車の時間が概ね60~90時間くらいを目安に思って頂けたらと思いますが、110時間かかった「パリ~ブレスト~パリ(PBP)」でも余裕で持ちました(念のため予備バッテリーを1つ持参)。
↑ バッテリー残量を気にせず常に最大光量で走ることの出来るハブダイナモ(SON28DISC)は、安全面において一番お勧めしたいパーツです!点灯時の負荷はだいたい8wぐらいと思って頂けたらと思うので、言われないと分からないぐらいです。なお、配線トラブルの多い接続箇所には、SONの「コーキシアル・アダプター」を取り付け、着脱も容易にしています。
↑ ライトは、明るさで定評のあるSON「エデュルクスII」。前後左右、均等に大きく明るく照らしてくれるところは、バッテリーライトではまだ難しい領域。ライトを下に吊り下げる場合には、適切な配光を可能にしたアップサイドダウンタイプがあります。なお、オルトリーブの「アルティメイト6プラス」フロントバッグを取り付ける際は、専用の「アダプターサポート」を使うことにより、バッグの上部又は下部に、ライトやサイコンなどを干渉せずに取り付けることが出来ます。
↑ 超ロングライド用のサドルとしては、長年、革サドルの人気が高かったのですが、やっぱり雨に弱いのが難点。Selle SMPのサドルは、内股の擦れや座骨が当たりにくい形状となっているので、自分では一番のお勧めです。これまで使って合わないという方もいらっしゃると思いますが、微妙な調整で変わってくるのがSMPなので、そういう方は是非ご相談ください。また、モデルによって、サドル幅、パット厚、形状に差があるので、是非こちらのメーカーHPをご覧ください。
「シクル・マーモット」のHP(在庫状況、イベント、営業予定表、アクセス、問合せ etc.)
●ホームページ: https://cyclesmarmotte.amebaownd.com (2022年から新ホームページに移行)
●メールアドレス: marmotte@chime.ocn.ne.jp
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