アニマルケアとしてボランティアをはじめて早や、3ヶ月。
このアニマルシェルターでは、”安楽死”いわゆる”処分”される動物は他のシェルターに比べるとはるかに少ない。
以前、サンフランシスコにあるアニマルシェルターでは1日に100匹近くは処分をしてた私だけに、ここのシェルターはまだ”人間味”があるようにも思える。
週2回だけのボランティアでも、安楽死をされた動物の死体をみると、やはり辛いときもある。
必ず、聞いてしまう。。
”なんで?”
みんな理由はあるけれど。。ほとんどは”凶暴”な犬。後は飼い主さん本人が持ち込んでくる犬も。。
たとえば、いまわたしが一時預かりをしてるミコちゃんもそう。。ミコちゃんはシェルターに来た当初、かなり牙をむけたらしい。。 だから折のサインには”安楽死待ち”とサインがあった。
いま、私を指導してくれてるYさんが、ミコちゃんの本当の姿をみてなければ、ミコちゃんはこの世から消えていた。
Yさんはミコちゃんをみて、この犬は”凶暴”ではなく、”怖がり”ということがすぐにわかり、ミコちゃんをその日安楽死をしようとした、担当者の方にStopをかけてくれたのだ。
”時間をかければ、ミコちゃんはよくなる”
そうYさんが言ってくれたおかげで、今のミコちゃんの姿はあるのだ。
凶暴になる犬の理由もいくつかある。
もちろん、生まれ持ったものもあるだろうけれど、生まれてすぐに人間を殺す勢いで攻撃する子犬なんてみたことがない。
凶暴にするのも、私たち人間の責任。
うちの長男坊犬のカイ。このカイはかなりの怖がり。 生後10週間のときにアダプションに出されたが、ブルブル震えすぎて、だれも手をつけることができず、外にも出せない状態。 2回ほどもらわれたが、怖がりすぎて戻される。
最後にわたしが引き取ったはいいが、半年たったときカイは、友達の獣医さんの手を噛んでしまった。
そのときの状況を詳しく説明をすると、以前働いてた病院に私はカイを毎日のように連れて行ってので、みんなこの犬は”怖がり”というのがわかってたので、みんなやさしくカイに接してくれた。
この事件が起こったとき、カイは狭いスペースのはじっこにいたらしい。。私の友達でもある獣医が、”あら~カイどうしたの~そんなはじっこにって。。こちらに来なさい”なんていって手を出したときに、手をかんだ。
これはカイの責任ではない。すでに、カイは怖いから、”あっちにいけ”というサインをだしていたのにもかかわらず、彼女は手を出した。
”凶暴”と”怖がり”とはまったく違うと私はおもってるけれど、”怖がり”から”凶暴”にはなるという行動はありうる。
この事件以来、私はなるべくカイをいろいろなひとに、あわせたりして、訓練をはじめた。
カイのバックグラウンドはひどいもの。 人に殴りけりの乱暴をきっとされていたに違いないというほどの傷をおってシェルターに来ている。なので、人間を怖がるというのは当たり前。
今いる、ミコちゃんも同じ経験の持ち主。 ”虐待”をされた犬。だから、自分の身を守るために、
”凶暴”にもなるのだ。
でも、これも訓練をしていけば、よくなる。
信頼関係を築けば、時間はかかるけれど元々は”凶暴”な犬ではないので、よくなる。
コナと仲良く遊んでるミコちゃん
ミコちゃんは”凶暴な犬”ではなく、”怖がり犬”
今ここで、リハビリ中。。 もう、大丈夫だよね?ミコちゃん?
カイの怖がりもいまだに、少しあるけれど、こうしてパパとも遊べるぐらい、人間にたいして、”信頼”できるようにもなった。。
私たち人間がいろいろと訓練していくよりも、こうして犬同士で訓練させるということも、私は必要だと思ってる。
次回はこの”凶暴犬”について、詳しく説明させていただきます。
今日も読んでくれてありがとうございました。ぽちっと押していただければ、わたくし、決して”牙”はむけません!
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このアニマルシェルターでは、”安楽死”いわゆる”処分”される動物は他のシェルターに比べるとはるかに少ない。
以前、サンフランシスコにあるアニマルシェルターでは1日に100匹近くは処分をしてた私だけに、ここのシェルターはまだ”人間味”があるようにも思える。
週2回だけのボランティアでも、安楽死をされた動物の死体をみると、やはり辛いときもある。
必ず、聞いてしまう。。
”なんで?”
みんな理由はあるけれど。。ほとんどは”凶暴”な犬。後は飼い主さん本人が持ち込んでくる犬も。。
たとえば、いまわたしが一時預かりをしてるミコちゃんもそう。。ミコちゃんはシェルターに来た当初、かなり牙をむけたらしい。。 だから折のサインには”安楽死待ち”とサインがあった。
いま、私を指導してくれてるYさんが、ミコちゃんの本当の姿をみてなければ、ミコちゃんはこの世から消えていた。
Yさんはミコちゃんをみて、この犬は”凶暴”ではなく、”怖がり”ということがすぐにわかり、ミコちゃんをその日安楽死をしようとした、担当者の方にStopをかけてくれたのだ。
”時間をかければ、ミコちゃんはよくなる”
そうYさんが言ってくれたおかげで、今のミコちゃんの姿はあるのだ。
凶暴になる犬の理由もいくつかある。
もちろん、生まれ持ったものもあるだろうけれど、生まれてすぐに人間を殺す勢いで攻撃する子犬なんてみたことがない。
凶暴にするのも、私たち人間の責任。
うちの長男坊犬のカイ。このカイはかなりの怖がり。 生後10週間のときにアダプションに出されたが、ブルブル震えすぎて、だれも手をつけることができず、外にも出せない状態。 2回ほどもらわれたが、怖がりすぎて戻される。
最後にわたしが引き取ったはいいが、半年たったときカイは、友達の獣医さんの手を噛んでしまった。
そのときの状況を詳しく説明をすると、以前働いてた病院に私はカイを毎日のように連れて行ってので、みんなこの犬は”怖がり”というのがわかってたので、みんなやさしくカイに接してくれた。
この事件が起こったとき、カイは狭いスペースのはじっこにいたらしい。。私の友達でもある獣医が、”あら~カイどうしたの~そんなはじっこにって。。こちらに来なさい”なんていって手を出したときに、手をかんだ。
これはカイの責任ではない。すでに、カイは怖いから、”あっちにいけ”というサインをだしていたのにもかかわらず、彼女は手を出した。
”凶暴”と”怖がり”とはまったく違うと私はおもってるけれど、”怖がり”から”凶暴”にはなるという行動はありうる。
この事件以来、私はなるべくカイをいろいろなひとに、あわせたりして、訓練をはじめた。
カイのバックグラウンドはひどいもの。 人に殴りけりの乱暴をきっとされていたに違いないというほどの傷をおってシェルターに来ている。なので、人間を怖がるというのは当たり前。
今いる、ミコちゃんも同じ経験の持ち主。 ”虐待”をされた犬。だから、自分の身を守るために、
”凶暴”にもなるのだ。
でも、これも訓練をしていけば、よくなる。
信頼関係を築けば、時間はかかるけれど元々は”凶暴”な犬ではないので、よくなる。
コナと仲良く遊んでるミコちゃん
ミコちゃんは”凶暴な犬”ではなく、”怖がり犬”
今ここで、リハビリ中。。 もう、大丈夫だよね?ミコちゃん?
カイの怖がりもいまだに、少しあるけれど、こうしてパパとも遊べるぐらい、人間にたいして、”信頼”できるようにもなった。。
私たち人間がいろいろと訓練していくよりも、こうして犬同士で訓練させるということも、私は必要だと思ってる。
次回はこの”凶暴犬”について、詳しく説明させていただきます。
今日も読んでくれてありがとうございました。ぽちっと押していただければ、わたくし、決して”牙”はむけません!
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Year of the Dog というインディペンデンス映画をNetflixでみたのですが、これがペットロスやレスキュー、凶暴な犬などに関するトピックを扱いながら、その中で一人の独身中年女性の孤独を描いた映画で、見た後になんだか考えさせられてしまいました。
飼い主も凶暴なんですよね(@_@;)
大体暴力で躾けるタイプが多い気がする・・・
人間も、暴力を受けて育った子は、
自分の子供にも同じ暴力を繰り返す・・・
人間が結局弱いから、ワンコに対して
辛い仕打ちをするんでしょうね・・・
ミコちゃんは今とっても穏やかな顔をしています
今まで本当に辛かったんでしょうね・・・
凶暴になんてなりたくないけど、そうしなければ
自分が殺されてしまうっていうところまで
追い込まれてしまったミコちゃん・・・
Gumiさんは救世主だからもう大丈夫だよ(*^_^*)
まずサンフランシスコ。100頭も安楽死、、 びっくりしました。
つらいですよね。どうして、、と思います。
怖がりな犬、、かわいそう。 You tubeでそういう犬が心を開く瞬間の映像を見ましたけど涙がでましたね。 虐待を受けたら怖いに決まってますよ、なんだか悲しい。
このブログで色々学んでいます。 世界に向けて発信してください!
気性が荒くて攻撃的な犬は確かに危険ですが、恐怖心からの威嚇は人間側にも問題があったんだと思います。
昔飼ってた犬(拾った犬)が、子供に対して異常に過敏に反応して、訓練所に相談に行ったことがあります。
訓練士さん曰く「たぶん子供に嫌な思いをさせられたのでしょう。犬は賢いから学習したことは忘れません。訓練は出来ますが、完全に矯正するのは難しい」との話でした。
犬の性格にもよるのかもしれませんが。
ミコちゃんみたいに、性格をよく理解して家庭犬として過ごす時間が一番の訓練のような気がします。
ララもビビリ犬ですよ。かなりの怖がりですが、時間があるときには外に連れ出していろんな犬と会わせるようにしてます。
ミコちゃん見てるとララみたいです。
お名前は見ていてお邪魔したこともあるのですが
コメントを残すのは初めてです。
先日、初めてのワンちゃんとなる
ラブラドールのmixが職場にやってきて
生活を共にし始めました。
実は、殺処分されそうだったところを
レスキューされ、保護主さんのところから
ウチに来たワンちゃんでして。
当初は全くほえず、そのことをいい子だね~なんて
いっていたのですが、最近になって我が出始めた
のかな?私を見て!かまって!と吠えるようになり
あまり褒められることではないかもしれないけれど
やっと自分を出せる場所になったんだと思うと
嬉しくなってしまっています。
少し、話をきくのが遅れていれば彼女の命も
なくなっていたんだと思うと、こちらの記事を
読ませていただいて色んなことが頭をめぐりました。
はじめましてなのに、長々とすみません。
またお邪魔させていただきますね。
Year of Dogですね。チェックしてみよ!
確かNY州にある、アニマルシェルターで、凶暴な犬でも殺さない施設がありましたが。。 それもどうかなと。。 凶暴だから手がつけられず、折の中も汚いままだし、えさも放り投げてあげてたり。。狭い折の中で吠えながら、一生を終えるのかと思うと、なんだかそれもそれで、みてて悲しいですよね。。そこのシェルターはこういう犬が多いから、他の犬を引き取れないといってました。
犬も同じこと。 でも、時と場合によって厳しいしつけも必要。。だけど、”殴る、蹴る”は厳しいしつけとはことなります。
ミコちゃんも最近、犬らしく吠え始めたので、少し厳しくしてますけどね。。(^_^;)
そうなんでうしょ。。毎日100頭近くは安楽死です。
半分は凶暴、老犬老猫って感じでしょうか。。 だから、今サンフランシスコで活躍してるアニマルレスキューで、”MuttVill"が、主に老犬をレスキューしてますよね。 あそこのオーナーも確かSFACCで働いてて、あまりにも老犬を処分してるのをみて、自分でレスキューグループを作り上げた方だったとおもいますよ。
でも、ましになってきたかな。。
ミコちゃんとららちゃん、体つきも大きさもなんとなく似てますよね。 まったく感じは違うけど。 私もそうおもってました。
ミコちゃんも最初、吠えもしなかったんですけど、最近吠えまくってますよ~
犬らしくなってきたのかな??
なので、ちゃんときびしくしつけをしてますけど、ついうち甘やかしちゃう。。
吠えるようになったんだねぇ~ なんて。。 あはははは
レスキューしてくださってありがとうございます。 日本の方もPet Shopで犬猫を買うのやめて、レスキューしていってくれたら、うれしく思います。
また遊びにきてくださいませ~