犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

殺処分と安楽死

2013年07月10日 | 犬のこと
殺処分と安楽死はどうちがうんだ?! 同じではないかっ! 結局は殺すんだから!

と言われればそれまです。

これはあくまでも私の考え。

殺処分っていわゆる、”ガス”または”銃で撃ち殺す”英語で言うと”Inhumane"

苦しさを味わって死んでいくことだと私はおもいます。


安楽死。英語ではEuthanise ラテン語では”Good Death"という意味があります。

アメリカのほとんどのアニマルシェルターでは殺処分ではなく、安楽死になります。
私の働いてるシェルターでは、安楽死の液体を血管に注入して処分をします。

苦しむことなく、ゆっくりと心臓が止まっていきます。

同じ処分でもこの違いは大きいとおもいます。


他に安楽死をする動物というと、かなり重度な病気の犬猫。
若くともなんらかで苦しんでいて、治すにもお金がかかりすぎるというとき、シェルターの獣医が判断し、眠らせることになります。
年老いてなんらかの、病気で苦しんでる場合も安楽死の対象になります。
後は、凶暴な犬猫は私のシェルターではまず無理です。

よく耳にすることは、欧米では健康な犬猫も安楽死をするではないか。介護もせずにすぐに安楽死。まだ老犬でも生きれそうなのに、すぐに安楽死の選択をするではないか?日本のほうが、もっと我慢強く最後までPetの面倒をみる。日本の殺処分とかわらない。


私も動物看護士として、病院で勤めてるのでよく飼い主さんが年老いてまだ生きれそうな動物をもってくることはあります。
でも、そのとき痛みを感じてると獣医が判断した場合は安楽死の選択。

私は痛みを感じてるのにもかかわらず人間のエゴによって生かせるのは反対なんです。
だから、私の患者さんにも安楽死の選択の話をすることにもしてます。

それを素人さんや、間違った動物愛護の方たちは、安楽死=殺処分とおもうんでうよね。

日本人は我慢強い。それはいいことだとおもいますが、時には”安楽死”の判断も必要ということです。
そして、安楽死をすることは、悪い判断ではないということ。殺処分とはまったく違うということです。


今日もお付き合いありがとうございました。

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