犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

人間が作り上げる”凶暴な犬”

2011年02月23日 | Dog Trainingのこと
凶暴な犬と一言で言ってもいろいろあります。

たとえば人間に対して、そして、人間でもターゲットになるのは、子ども、赤ちゃん、男の人。

ご飯のときに凶暴になる犬。 ご飯を取られたくないからご飯を食べてるときに牙をむける犬。

場所にたいしての凶暴な犬。  自分のテレトリーの中に来られるとう~っと言う犬。

犬に対して凶暴な犬。 犬同士は無理。

”物”にたいして凶暴な犬。  たとえばテニスボールをとられたくないから、凶暴になる犬。





この中で一番やっかいなのが、”人間にたいして凶暴な犬”

時間をかければ、多少はよくなるけれど、完璧にはなおせません。飼い主さんにはいいけど、他の人には噛み付くというのはこれはいずれ、他の人を殺してしまう可能性大なので、諦めてください。 

でも、なんでこんな性格の犬ができあがってしまったんだろう。。  それもこれも、私たち人間がつくりあげてしまったんですよね。

まず、多少なりとも凶暴性がある犬には、虚勢避妊手術をすることにより、ましになるところがあります。

特にオス犬。 もし、ご自分のわんちゃんが攻撃、凶暴なところがでてきたら、虚勢することをお勧めします。

虚勢避妊手術を行うことにより、多少のテレトリーの攻撃性はなくなります。

そして、犬や猫は言葉話せない分、体の異常がでると、凶暴、攻撃的になることもあります。


2,3年前にあの温和なセイントバーナードが子どもを噛んだという理由で処分された事件があります。

処分した獣医は、納得いかず解剖の許可をもらいました。
結果、耳の中にはたくさんの傷跡が。。

その傷跡から、鉛筆などでつかれたとおもわれるものが、残ってたそうです。
元の飼い主さんに話をもう一度聞いたら、もしかしたら子どもがしたのかもしれないということ。

子どもにしたら何もいわないから、面白半分でしたと母親に話したそうです。 本当に残念でなりませんと、獣医さんは話してました。



私の主人の妹さんの犬が、去年、処分されました。  これまた人を噛んだという理由から。。”凶暴”とされたのです。そのときの記事はこちらで。。

この2件の例は人間が”凶暴な犬”にさせた。いや、この2匹とも凶暴でない。 ただ単に”やめろ”と犬の言葉で伝えただけの話。

みなさん、覚えておいてください。犬には”牙”というのがあるのを。。人間をも殺せる牙が彼らにはあるんです。 それを忘れないでください。

凶暴な犬や攻撃的な犬を作り上げるのは私たち人間なんです。 子犬のときからのしつけ、社会性は必ずおこなってください。

犬の食事をするときなど、わざと手であげたりもしてあげてみてください。 これはあくまでも、子犬のときにブリーダーさんからもらった犬のみ。 シェルターではこのようなテストをしてくれてるところとしてないところがあるので、必ず、聞いてください。 もし、ご飯や食べ物に対して攻撃的な犬の場合は、トレーニングが必要です。

トレーニングができない犬をそのままにしておくと、どんどんひどくなり、”凶暴な犬”になりかねません。そして、最後は処分される運命なんです。

もう一度、考えてください。 凶暴な犬なんて生まれつきいません。 私たちが作り上げるんですよ。