クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

調べて見ました

2018年09月16日 | ラ・ポーデュベベ(スキンケア)
最近ネットやSNSで話題になっている『N organic(エヌオーガニック)』についてお客様より「この商人はご存知ですか?成分は良いのですか?」との質問を頂きました。
(原料の数%がオーガニック由来成分である事であり、この製品がオーガニック認証を得ているわけではありません)

勿論、数多い化粧品メーカーの全てを把握している訳ではないので知らない製品もありますが、でも本当に安全安心なものなら大抵は知っていますよ。でもこれはノーマークでしたから早速調べて見ました。

まずネットでの宣伝には「香りが良すぎるとモデルが絶賛」なんて書いているのもありましたが「これってどこに使うの?」っていうのが私の第一印象でした。なぜなら顔つける物なら香りは出来るだけ無臭の方が良いと思うからです。

ご存知かと思いますが味覚を感じる時に嗅覚も大事です。だから鼻の下とかについて一日中香りがすれば、美味しい物を絶えた時にその香りが鼻につかないのかな?なんてね。

それから「見た目のパッケージがおしゃれ」と言う書き込みもありましたが、それには光による酸化劣化を防ぐために遮光瓶を使っていたのです。実際に配合成分を見て見ると数種類のオイルがあり酸化しにくい油であっても、オイルは酸化しやすいしことが推測されますね。

使用感については「物凄くしっとり」「乾燥肌の私でも一日中しっとり」なんてものがありましたが、これだけ植物性の油を肌に塗れば、そうならないほうがおかしいですからね。

試に乾燥した手にオリーブオイルや米油やごま油を塗れば分かると思いますが、手を洗うまではしっとり(べっとりかな?)していますよね。油とはそう言う性質のものです。

それから(エタノール・合成香料・パラベン・鉱物油・着色料・石油系界面活性剤)は不使用とありますが、確かに鉱物油や香料や着色料などは不使用で安全性は高いと考えられマスタ石油系では無いけれど界面活性剤は使われています。

でないと植物油とエキス系原料(水溶性)は混ざらないので、この手の商品には可溶化剤として活性剤は必要不可欠ですね。

それよりも一番の問題はジメチコン(シリコン)の配合で、この原料は刺激性は無いのですが残留性が強く、新陳代謝の妨げになりやすいと思います。ましてや毎日のお手入れにとなると、より強く残留していきますね。

この配合表の中では最もしっとり感を強く感じさせる原料ですからね(安くてしっとりさせるには最も適している原料です。だから普及し、弊害が現れそして嫌われた原料でもありますが)

何れにしても化粧品を選ぶ基準は色々で、ブランド力、香り、価格、容器の見た目、等々と様々ですが、好みがあるのでご自分が気に入って納得されていたら、それで良いのでは?と思います。


●モイスチュア&バランシング セラム
水、グリセリン、BG、スクワラン、エチルヘキサン酸セチル、メドウフォーム油、ミリスチン酸オクチルドデシル、ポリソルベート60、カニナバラ果実エキス、セージ葉エキス、セイヨウサンザシ果実エキス、ラベンダー花エキス、トウキンセンカ花エキス、アルテア根エキス、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、グルコノバクター/ハチミツ発酵液、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、レモン果皮油、クスノキ樹皮油、マンダリンオレンジ果皮油、ショウズク種子油、ビターオレンジ花油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、DPG、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ソルビタン、フェノキシエタノール、カルボマー、ジメチコン、水酸化K、キサンタンガム、ベヘニルアルコール、トコフェロール

この商品が良いとか悪いではなく、ここまで拘っているのに赤い字で表したジメチコン(シリコン)が配合されている事は残念ですね。

化粧品は直接お肌につける物だけに残留性が無いのが本当は望ましいのですが・・・

コメント
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