次世代型の画期的な白髪染め？

先日、お客様から花王の「リライズ」という製品について質問がありました。

そのPRを読んでみると、この製品は「１００％天然成分由来の黒髪のもとメラニンを戻し、白髪を黒くする」と言う画期的な白髪染めだそうです。

但し、この着色成分のジヒドロシキインドールに関して１００％天然成分由来としていますが、天然成分だけで作られているわけではないことも忘れないで下さいね（由来とは素は天然成分だけど、天然成分と言っているわけではありません）

化学薬品に絶対の安全性を求めることは非常に難しく、メーカーは必要ないと言っているようですが、ご使用になるときは必ずパッチテストをすることをお勧め致します。

そこで、この製品の成分について質問を頂きましたので、簡単に調べて見ました。

育毛に関して心配している方なら慎重になるともいますが、その辺は大手メーカーさんはテストをしているのでしょうか？

少なくとも、この製品の配合成分にジメチコン（シリコーン）やカチオン界面活性剤、カチオン化シリコーンを配合している時点で育毛にはそれほど力を入れていない事が伺えますけどね。

例えば「この製品は『ジヒドロシキインドール』のみで着色できる製品です」という物になれば大変興味深いですけどね。

ただ開発者のインタビュー的な記事には「ただ黒くなるだけではなく健康でパサつきのない髪を作りたい」とおっしゃっているようですが、なのにシリコーンを多用する事自体には、あまり進歩は感じられませんね。

もし本当にこの製品が「次世代型で画期的に、そして確実に黒くなる」と豪語しているのなら店頭から同メーカーの製品（ブローネ）などの白髪染めは全て廃盤になってもおかしくないのですが、それはどうなるのでしょうか？

今後はそのあたりも注目していきたいと思います。

また、こんな記事を書くとどこかのサイトで真似されちゃうかな？

ご質問に対する返信メールに添付したファイルです。
あくまでも私個人の見解なので、この製品を酷評しているわけではありませんが、実際に、この製品が安全か否かは数年後に分かるのかもしれませんね。