クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

高額料金の美容室?

2018年05月23日 | 美容について
今朝テレビを見ていたらカット料金が1万円以上もする「高額美容室」について取り上げられていました。

ようやくデフレ脱却のため、技術の安売りに歯止めがかかって来たのかな?なんて期待しながら見ていました。

東京のど真ん中にあるお店だから、高額料金でも受け入れられているのか?と思いきや意外にも事前調査ではアンケートの93%の人が「高い」との評価を下していました。

その内容と言えば人気のスタイリストさんのインタビューで「カットの技術だけではなく、自分たちの経験談などを話す事などのサービスも含まれる」との事。ん~ん益々期待が高まります。

そして接客の様子を隠しカメラで写していると、特別凄いカットのテクニックがある訳でも無く、むしろ「それで高額料金・・・」と言いたくなるようなものに感じました。

では会話の中に人気の秘密があると言うのですが、聞いていると新入社員さんの会社の不満や悩みを聞きながら優しく優しくアドバイスをしていました。

これが人気の秘訣なのだそうですが、そんなのは普通の事で、何処の美容師さんでもしていることだと思います。

それにサービスと言うなら「それを料金を含むこともおかしいだろう」と思ったのは私だけなのかな?

仕上がったお客様の意見にも「悩みの相談を聞いてくれるから」がほとんどで「ここのカットは凄く上手い」と言う人は結局一人もいませんでした。むしろ最も残念な評価かも知れません。

価値観は人それぞれだから別に気にすることはないと思うのですが、かつてのカリスマ美容師がブームで終わったように、また本筋から外れた事で高額料金の美容室が増える事が業界にとってやがてマイナスにならないか?が心配されますね。

ほんと特別な技術を期待してテレビを見ていただけにちょっとガッカリ。ユーザーでなくても残念な気持ちになりました。
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消費者は試されている?

2018年05月23日 | 安全な美容を選んでね
ついに台所洗剤にまでボタニカルの波が押し寄せて来ましたね。

最近は多くのメーカーが商品を販売するにあたり、無理やりキャッチコピーをつけているように思います。

以前もある化粧品メーカーが「水だったんですね」と言って髪が傷む原因が、あたかも水道水の銅イオンだと宣伝していたのですが、流石にこれは失敗に終わりました。

これすら忘れさられているようですが。

「水だったんですね」の少し前にブームになったのが「ノンシリコン」でした。

でもシリコンを多用したのも他ならぬ大手の化粧品メーカーなのです。

流石にこのコピーだけはバカらしくなりましたけどね(シリコンは悪くないと言う美容師もいるようですが、弊害が無ければ、わざわざノンシリコンを謳う必要はありませんからね)

今はボタニカルと言うフレーズを多くのメーカーがキャッチコピーにしているようですが、これもいつまで続くことやら・・・・?

昔、あるメーカーが「洗う成分の100%が植物です」と言うキャッチコピーで売っていた植物物語と言うシャンプーがありましたが、その当時はボタニカルなんて誰も言っていませんでしたね。言葉自体は昔からあるものなのに。

最も洗う成分以外があまりにも良くなかったことは言うまでもありませんが。

私達の作るシャンプーもノンシリコンやボタニカル原料なんて当たり前の事だけど、そんな事をいちいち宣伝文句に使わなくても、実際に使って頂いた結果が良ければそれで良いのでは?なんて思います。

この業界はいつまで消費者が何に食いつくかを試しているのだろうか・・・なんて思うのは私だけでしょうか。

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