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クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

人間も動物だから(野生動物に見習おう)

2018年01月15日 | 美容育毛
百貨店などに行き、人がたくさん集まると、どうしても気になってしまうのが女性の頭皮や頭髪です。

それも私が気になるのは髪型や色ではありません。

興味がないと言えばおかしな話ですが、それよりも頭皮や髪の異常なテカリ具合です。

それは危険なほどに頭皮がテカテカしているのを見ていると必ずと言って良いほど根元のボリュームはなく、分け目の間隔が広くなっていますが、そんな時は、その方達の5年後、10年後の状態が想像できてしまいます。

何時からでしょうか?女性の薄毛が増え始めてきたのは・・・

それは今から30年以上も前の事ですが『枝毛コート』としてシリコンをこの業界に持ち込み、流行らせたS社は安くて便利な原料ゆえに見る見る内に色んな商品へ配合し、それを他のメーカーさんが追随する形で『負の連鎖』が起こり始めたのです。

私はそれらの製品が世に出た時から「これでは返って女性の髪に多くの問題が増える」とお客様にも警告を発してきました(当時の美容師は耳を傾けなかったけど)

やがて、その弊害が大きな風評被害となり、今度はシリコンを悪者扱いとして「ノンシリコン」をアピールするメーカーが増えました(誰が流行らせたんだ、と怒りたくなりますね)

でも、いまだにシリコンを配合している商品はたくさんあり「シリコンは問題ない」と言うメーカーや美容師もいる程です(それなら、なぜノンシリコンが増えているのか?)

実際に、当店にご相談に来られたお客様のほとんどの方がシャンプー剤を替えるだけでも抜け毛が減り「髪がしっかりしてきた」と言う方がたくさんおられます。

結果的には人間も動物である以上、新しく開発された化粧品原料をむやみに配合する事は危険性は高まります。

私がヘアケア商品やスキンケア商品の開発時の原材料に全て水溶性を選んで配合しているのには生分解性にこだわっているからです。

開発当初、その拘りに共同開発のメーカーさんは「なぜ?」と言う思いがあった様ですが、その時私は「人間も動物ですから出来るだけ自然環境に戻したい」と言いました。

それは鉱物性の原料は水に分解されず残留する事で何らかの副作用を起こすからです。

例えば野生のライオンが鬣をシャンプー剤で洗う事などは無いけど、それでもフサフサでいられるのは不必要な化学薬品を使わないからです。

でも、人間だけが『美』の追求の為に様々な化学薬品を乱用し、そのために体や環境を悪くしているように思います。

私は野生動物が自然環境に適応し、美しさを保っている事に健康への大きなヒントがあると感じ商品開発を行う事は、ある意味とても重要な事なのだと思います。

だって人間も動物だから!




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これからも頑張ります

2018年01月12日 | 美容育毛
昨日、お客様のご主人様が多発性の脱毛になったので見ていただけますか?と連絡がありました。

実は年末にシャンプーを買いに来てくださり、その際にも相談をお受けして本日ご来店されたのです。
(当店は女性専門なのでご新規の男性客の方はお断りしています)

確かに多発性の脱毛症で、全体の8割以上の髪が抜け落ちて、眉毛も全て抜け落ちていました。

何時ものようにカウンセリングをしながら体調や現在飲用されている薬はあるのかをいつものように聞いて見ましたが、体調については病院の検査においても問題なく現在は健康だそうです。

ただ一点だけ気になったのは、以前あるご病気をされステロイド剤を注射されたそうです。

その後、脱毛について色々と説明すると「お医者さんも同じ事を言ってました」と言いつつも「薬を持って来たので見てもらえますか?」と処方されている薬を見せてくれました。

やはり予想通りフロジンとステロイド剤でした。

「これやめた方が良いですか?」と聞かれたので、私としては「効果は期待できないので、やめた方が良いと思いますが不安ですか?」と尋ねました。

すると意外なことに「お医者さんも良くなるか分からないけど、とりあえずこれしか手が無いから処方しておく」と言われたそうです。

だから止める事には抵抗が無いようでした。

これが現在の医学会での正直な答えだと思います。

そしてシャンプーの仕方や製品について説明させて頂くと「年末から使い始めて抜け毛が止まったように感じたので良さそうに思います」との事。

なのでスカルプローションの説明もさせて頂き育毛にとって重要な事も説明しました。

その結果、しばらくはスカルプシャンプーとスカルプローションを使いながら様子を見ることにしました。

最後に「俺は男やし、年やからええけど女の人なら可哀想やね」と言われていましたが、意外と女性の薄毛や脱毛症が多い事をお話すると驚いておられました。

まだまだ私たちも知らない様々な原因の脱毛症にも少しでもお役に立てるよう頑張って研究をし続けたいと思います。





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脱毛と薬害の関係性

2018年01月10日 | 美容育毛
このところ女性の薄毛や抜け毛などの相談を受けることが増えました。

それは本当に悲しく深刻な事であり、私たち美容師も出来るだけ頑張って改善の方法を見つけてあげなければ行かないと思っています。

ご相談頂くほとんどの場合がシャンプーやスタイリング剤、あるいは美容施術の方法により改善が見られる事が多いのですが、改善が難しいのは薬による副作用です。

昨日も育毛でお越しになる方が年末の忙しさもあり3週間ぶりに(通常は毎週1度です)来店され、それまでに順調に回復していたので、そろそろ周期を伸ばして行こうかと思っていたのですが、新たに脱毛箇所が増えていたので「何か生活の中で変わった事ありますか?」と聞いてみました。

すると「アトピーが酷くなったので仕方なくステロイドを肌に塗りました。ステロイドを塗ったら何時も脱毛が増えます」と話してくれました。

確かに他のお客様にもアトピーが酷くステロイドを常用している人がいるけれど、同じように脱毛を起こしている方が数人おられます。

私もお客様の症状により色々と伺うのですがステロイドホルモン剤はやはり様々な副作用を伴いますが、これ程までに脱毛のデータが集まってくると、いよいよ薬害による脱毛症も増えてくるのかも知れませんね。

それ以外のお薬の使用についても薄毛や抜け毛に関与している事は十分に考えられると思います。

特に女性の脱毛症や薄毛については過度の美容が深く関わっている事は間違いありませんが、それ以前に健康状態にも十分に気をつける事が大切ですね。

薬害を避けるためにも使用しなくて済むように日ごろからの健康管理にも気を付けて下さいね。

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老いを受け入れる

2017年11月28日 | 美容育毛
人は誰でも平等に年を取る。

生きている限りそれだけは絶対に避けられない。

先日、男性のお客様から「娘の結婚式、終わったよ。色々ありがとうね」とお礼を言われました。

この方とは約20年ぐらいのお付き合いとなりますが、その切っ掛けとなったのは、お客様から「主人が薄毛で悩んでいるけど見てもらえませんか?」と言われたことからでした。。

当店は女性専用の美容室ですが、昔はご来店されているご家族の方に限り受付をさせて頂いておりましたので、お断りすることなくご来店頂きました(現在は、ご新規の男性のお客様はお断りさせて頂いております)

初めてご主人様にお会いした時は若ハゲとまでは行かないまでも、薄毛であったことは間違いありません。

カウンセリングをしながら「男性は女性と違い遺伝的要素が多いので髪を増やすことは難しいですよ」と詳しく説明させて頂きました。

すると「良くわかりました。けど、せめて娘が嫁に行くまでは髪があって欲しいと思っています」との思いを話されたので、しばらく通う事となり、それから20年が過ぎました。

もちろん20年前に比べると髪は細く少なくなりましたが、それでもマイクロスコープで確認すると、今でも新生毛は規則正しく発毛しています。

その時、お客様からは「娘の結婚式まで髪を大切に育ててくれてありがとうね。最近は年を取って、やっぱり髪は薄くなったと思うけど、俺はこの店に来ていなかったら、もうすっかり無くなっていたと思う。ホントありがとね」と言われました。

何となく切ない話ですが、人の解釈はそれぞれですが残念ながら若い頃と同じように完全復活する事はないので、本当にその通りだと感じました。

男性も女性も残念ながら年を取るのは避けられません。それは生まれたばかりの赤ちゃんでも同じ事で人は生まれた瞬間から老化に向けて生きて行くものです。

老化を止める事。それはお医者でも神様でも止められません。

でも粗悪なヘアケア商品や過度の美容施術などにより知らず知らずに細胞老化を早めてしまう事があることは間違いありません。

もちろん、髪の健康管理にとってはそれだけではなく食事や睡眠など様々な条件が重なる生活習慣が深く関わって来ます。

だからこそ、規則正しい生活をし送りながら優しいヘアケア商品や優しい施術を施すことはとても重要な事なのです。

最後にお客様から「もう年やからしょうがないかな?でも育毛も大切やけど、ここに来て施術を受けると気持ちも体調も良くなるし、それだけでも満足やから、これからも宜しく」と言って帰られました。

お客様にとって何が付加価値なのかは分からないけど、そんな風に思って下さるお客様のために、これからも私の出来るだけの事を精一杯させて頂こうと思いました。

そして、もっともっと精進しようと思います。








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温度が決め手の健康法

2017年11月26日 | 美容育毛
今朝、お風呂のお湯の温度の違いによる健康法をある番組で放送していました。

それによると僅か1度の違い、41度と42度で健康への影響は全く違う結果になるのですが、その鍵を握るのが自律神経です。

41度では副交感神経(リラックス)が発達し、42度では交感神経(興奮)発達することで温度が高いほうが血管が収縮し血流が悪くなり肩こりなど悪影響が現れるのです。

さらに高温のシャワーを長く浴びると皮脂が洗い流され過ぎてバリア層の破壊を招き、乾燥肌になる事も指摘されていました。

実は、これは頭皮(育毛)にも全く同じ事が言えるのです。

この理屈を『日本予防医学美容家協会』代表者の関先生は、少なくとも私が初めてお会いした20年以上前からも言っておられました。

本当にこの方は凄いと思います。

その理論を取り入れたのが『スカルプウォーターセラピー」なのですが、その原型とも言えるHMシステムを考案され、世の中に広めたのも関先生でもあります。

しかし、いつの間にかメーカー主導のいわゆる典型的な利益優先型となった事に嫌気がさし、自ら小児と女性のための育毛の研究所を始めたのです。

そこでも現在の一般に行われている育毛の間違い(危険性)について講習会で話されている事は「洗い過ぎ」と言う事なのです。

ただし誤解の無いように説明すると「洗い過ぎ」とは毎日洗う事や朝晩二回洗う、などの回数と思われがちなのですがそうではありません。

髪や頭皮は体と違い常に帽子などを被っている訳でも無いので顔と同じくらい汚れやすいのは間違いありません。

一般にほとんどの方が、ほぼ毎日入るお風呂では必ずと言って良いほど体を洗うはず。

なのに「頭は二日に一回」なんて言う人が時々います。

その理由を尋ねると、ほとんどの方が「抜け毛が気になる」「パサパサになりそう」など洗い過ぎを気にしている様子です。

そもそも「洗い過ぎ」とは回数ではなく脱脂力の強いシャンプー剤や強いマッサージや強い水圧でのシャワーの使い方なので必要な皮脂などを取り過ぎる事なのです。

また一般に販売されているシャンプー剤の界面活性剤(洗浄成分)には〇〇〇硫酸と書かれた物が多いのですが、これらは強い洗浄力を持っているため頭皮を守るための皮脂を簡単に奪い取る事になり育毛には決して向いていないのです。

洗い過ぎると言うよりは洗え過ぎると言うのが表現的には合うと思いますが、しっかり洗え過ぎると皮脂が無くなりすぎると頭皮が感知し、返って脂の分泌が多くなりベトつきや匂や痒みを感じやすくなるのです。

それを、優しい洗浄力のシャンプー剤に替え、優しい洗い方に替え、優しいシャワーの水圧で素早く綺麗に濯ぐことは汚れを落としながらも必要な皮脂は残すと言う事になり頭皮、頭髪の健康を守る事になるのです(だから泡パックなど論外なのです)

簡単に言うと優しいシャンプーで毎日洗う事と二日おきに強く洗うのでは、例え日にちを空けたとしても、その方がダメージが大きくなるのです。

そのような理屈を盛り込んで『スカルプウォーターセラピー』の施術は行われるのです。

この施術では殆どの方がノンレム睡眠をとりやすくなるのですが、それは弱~い水圧と、ぬるま湯のお陰でもあるのです(それ以上に手技が難しいのですが・・)

今朝のテレビ番組を見ていて「ぬるめのお湯」による自律神経の安定と筋肉の緩みは、まさにスカルプウォーターセラピーのテクニカル技術と全く共通しているのです。

そう思うと30年以上も前から、この育毛法を続けてきた関先生は本当に凄い人だなと、つくづく思います。

髪も体も健康に保つ為には、お湯の温度が重要な決め手となる事が、これでわかりましたね!

※スカルプウォーターセラピーは商標登録を取得しているので「日本予防医学美容家協会」の会員さんのサロン以外では行われていません。
また無断でこの名称を使う事は法律で罰せられます。





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偶然にも同じパターンです

2017年11月08日 | 美容育毛
今日は偶然にも二人目の脱毛相談を受けました。
と言っても、このお客様とは長いお付き合いなのですが、これまではヘアケア商品などにも興味が無かったことから当店のシャンプーなどを使われていませんでした。

まあ髪が多いと自信があった事もあるからでしょうね。

それに当店は特にヘアケア商品を勧める事もなく、むしろ「新製品が出たら教えて」とお叱りを受けていたほどなのです。

そして今日はご予約の時に「抜け毛が多くなったので相談したい」とのお電話を頂きました。

先にご来店された方と同じようなケースですが、やはり皮膚科医を訪ねて相談したところ「行きつけの美容室でシャンプーとか相談して見たら」とのアドバイスを受けたそうです。

何年も何回も説明しても美容師のアドバイスではシャンプーなど、なかなか替えることは無いけれど、お医者様の一言だとこれほどインパクトは違うのですね(病院でスカルプシャンプーを販売したら凄い事になるだろうな〜って思います)

でも皮膚科医は女性の育毛は正直お手上げなんですよ(もう数えきれないくらい病院で分からずに当店にも来られていることが何よりもの証拠ですね)

そこで今日は一生懸命にカウンセリングをさせて頂きましたが「こんな説明初めて受けた。そんな美容室なんですね」とオープン以来の長いお付き合いの中で、初めて育毛について話した事に驚いておられました。

「そう言えば何時も他のお客さんに色々と説明してたけど、それだったんですね」と最後は安心したようです。

そして市販のシャンプー剤の何がいけないのかを説明させて頂くと「実は孫娘も小さいのに凄く抜け毛が多いんです。娘達にも使わせよう」とシャンプーと頭皮ローションをお買い上げ頂きました。

そう、このままでは本当に子供の髪は危ない時代が来るのではと感じています。




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予防が一番大事なのに・・・

2017年09月29日 | 美容育毛
健康で美しい髪。

実は素敵なデザインもこれがあっての事なのです。

昨日は、お客様から「ご近所の方や友達からも髪が綺麗と言われる」と言われました。

初めて当店にご来店された時は髪の損傷も酷く、薄毛が気になってお越しになったのですが、5年ぐらいの間に髪は太く元気になりました。

勿論、パーマもヘアカラーもされています。

何時もお話している事ですが美容とは毛髪や皮膚にとっては化学変化を与えるため、ある意味破壊行為ともなりますが、その為の対策をしっかりとすることで髪や頭皮の健康状態は随分と違ってくるのです。

私たちの施術や製品開発は「何を与えるか」事よりも「何を取り除くか」が基本のコンセプトなのです。

例えばテレビのCMでも〇〇成分配合などと栄養分や効果効能をアピールしていますが、実際には違う成分により、そうなったように見せる(感じさせる)事で手触りや艶を見せる事が多いのです。

でも実際にはパーマ剤やヘアカラー剤の施術時に使用した薬品の残留処理をいかにして適切に行えるかにより、毛髪や頭皮の損傷を防げるかが変わるのです。

それにも増して毎日使うホームケア商品には美容の大敵である『酸化』と戦うための工夫がとても大切なんです。

残念ながら毛髪は一度損傷すると、自己修復することはありません。

だからこそ美容施術やホームケア商品に至るまで、トータル的に予防する事が本当は一番大切であると思うのです。

この事はHPでも紹介していますので、良ければこのページをご覧くださいませ。

https://creerbiyou.amebaownd.com/pages/1223448/page_201708271658





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他には行けなくなりますね

2017年09月05日 | 美容育毛
今日で10回目のご来店となるお客様との会話です。

「こちらに来させて頂いてから髪が本当に元気になり、主人にも褒めれるようになりました」との事です。

以前の行きつけの美容室では毎月交互にパーマとヘアカラーをされていたそうですが、その理由は「パーマが直ぐになくなるから」
と言われていました。

でも実はパーマが無くなるのではなく毛髪の損傷が強すぎてウェーブ形成が上手く出来ない毛髪になっていたんです。

当店ではパーマが何時までも綺麗に残っているのでパーマの回数が極端に減り、その事も毛髪の損傷が減っていく要因にもなるのです。

昨年の12月に初めてご来店頂いた時には私の説明を聞いて「衝撃的だわ~」とおっしゃっていましたが、今日はパーマやヘアカラーのあれこれをお話させて頂くと「もう他には行けなくなりました」との感想を頂きました。

勿論、ヘアケア商品を全て替えて下さいましたが、それも大きな要因の一つです。

それから、ラ・ポーデュベベ(スキンケアシリーズ)を最近使い始めて下さいましたが「それまではオイル系のクリームなどを使っていたのですが最近のは肌の透明感やハリが良くなってきました」との事。何よりも簡単だから嬉しいそうです。

私の基礎化粧品の水溶性への拘りがなぜなのか?がこれでお分かり頂けたようです。


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カットの仕方でも?

2017年08月20日 | 美容育毛
先日、初めてご来店下さったお客様にヘアカラーのトーンで髪の艶も違って見えると話しましたが、その方が「カットしても直ぐに収まりが悪くパサパサした感じになる」と言っておられました。

実は髪の切り方次第で髪の損傷は全く違います。

その方もショートヘアにしていましたが髪はセニング鋏(空きば鋏)でスカスカに空かれていて、こうなると髪の長さがバラバラになるため絡まりやすくなることで髪はドンドン損傷しやすくなります。

良くシャンプーのCMを見て分かる通り髪の艶を訴える時の髪形は決まってワンレングスですよね。

それは髪の長さが揃う事で面となり、反射率が良くなるからです。

そのため艶を強調したいシャンプーのCMではレイヤーやショートヘアの髪形は無く、決まってワンレングスの髪を下から持ち上げて「ツヤツヤ・サラサラ」を強調します(ほとんどがCGですけどね)

この点から考えても髪の長さをバラバラにする切り方では髪の艶が出にくく、損傷を避けるのには難しいのです。

それでも、いまだにそんなカットの技法が減らない背景には、空くことによりデザインが簡単になるからです(自宅でのスタイリングはどうであれ)

最近では男性のツーブロックがまた流行っていますが、これなどは最も簡単で美容師にとっては技術を誤魔化しやすい何ともありがたい技術なのです。

何時の時代もそうだけど流行になるもののキーワードは「簡単出来る」なんですね。

それは誰でもが簡単に出来きて大量生産が出来るからです。

カットの仕方で髪の損傷を減らすのは、実は難しい事なのですが、それに気づき始めた消費者もたくさんいる事を早く美容師も気づいたほうが良いかもです。

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育毛でも発毛でも無いと思うけど・・・?

2017年08月19日 | 美容育毛
今月の婦人雑誌に『専門医に育毛・発毛を委ねる』と言う特集がありました。

その内容を見て見ると育毛(毛を育てる)でもなく発毛(環境を整える)でもなく結果的には植毛に近い物でした。

その説明はこうである。
更年期世代の薄毛には女性ホルモンの減少に起因しているものですが内科的疾患が多い場合もある。甲状腺機能低下症は女性潜在している可能性が高く抜け毛や太りやすくなるなどの症状が出やすい。また胃腸炎などによる栄養吸収の悪さも原因の一因だと。
そのため、薄毛が進行してからより軽度のうちに治療をしたほうが良い。

とこんな感じで書いてあります。

ただ実際の治療には耳の後ろ(毛根細胞が太い部分だから)の真皮層を切って移植したり、お臍の周りから幹細胞を採取し頭皮に注入するそうです。

しかし、ここで疑問を感じましたが「体の不調が原因で薄毛になる」と書いているのに真皮細胞の移植や幹細胞の注入で薄毛対策をする?

それでは体の不調は置き去りですか?と言う事になり、どこか矛盾していると思いませんか?

私達、美容師は注射や手術などの医療行為はできませんが、それでも出来るだけ発毛環境を整えられるような施術やヘアケアのアドバイスをしています。

それには「自分の力で自然に生える」その事が何よりも大切だからです。

ただし体の不調により毛髪を失っている女性がいるのなら、その時はドクターなら体の病気を治してあげて欲しいと思います。
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