嫌韓って

2007-12-14 01:54:49 | Weblog
戦争中の日本のニュース映画で、日本はあきらかに中国人を低く見ている表現が使われていた。

チョンだのチャンコロだの蔑称はごく当然のように使われていたのではと想像できる。

朝鮮人という言葉は日本人と同じようにただ民族を示す言葉だけれど、でもそこに含まれるのはやはりさげすみのような気がする。

私たち親の世代は、決して対等な民族などと思っていなかったと思う。

今、ネットでさかんに嫌韓を述べるブログは、それと比べたらまったく民族差別などしているとは思えない。

むしろ、「同じ人間として」その行動や考え方はどうよ!!

ってスタンスで考えているように思える。おそらく少し前の世代にとって彼らは決して同じ人間と言う意識はあまりなかったろうと思う。よくて未開の人。または犯罪者か犯罪者予備軍。戦後はさらに危険な存在となった。

しかし今や、中国や韓国から日本に留学してその辺の飲食店で働いている学生の中には、とってもお金持ちのお嬢様お坊ちゃままでいて、デパートで次々と買い物をしている奥様たちが中国語で話している時代なのだから。

時代はどんどん変わって、お互いに対する印象もこれから大きく変わるのだろうと思う。

ただ多くの嫌韓ブログ嫌中ブログの警告を、私たちは妄想と片付けずに肝に銘じた方がいい。今や、蔑む民族ではないけれど、警戒すべき民族なのだから。彼らと私たちでは天と地ほど常識が違う。私たちのルールは通用しないことを忘れては、ひどい目にあうのは日本人の方なんだし。

将来、あちらが進歩したのか、日本人が退化したのかはっきりしないなあ・・・などと思える事態だけは避けたいとは思うけれど、誇ってきた日本の精神性は果たして今後維持できるのかちょっと不安を感じるこの頃でもある。