祈りを込めて書けば

2006-12-28 02:50:21 | Weblog
年賀状を手抜きし始めたのはいつの頃からだったか
できればやめたいと思うようになったのはここ2,3年だったかもしれない。
もう一生会うこともないであろう袖刷りあっただけの知り合いへの年賀状。お正月に会って挨拶するであろう親族。普段いつも会話している仲間。
何の意味が?って思い始めていた。

しかも、ここしばらくは文面まで、たとえひとりひとり違っていても頑固にキーボード打っていた。それを久しぶりに文章だけは手書きに戻した。

今までは「今年もよいお年でありますように」と決まりきった文はつまらないと思っていたけれど、今年の気分はちょっと違う。

ふと気がついたのだ。いい言葉を思いを込めて送ろうって。
お札ほどの効力はなくても、幸せになる「祈り」を送ろうって。

ありきたりの言葉の中に、受け取ってくれる人の顔を思い浮かべながら「お幸せに」っと気持ちを込めて書くと、なんとこちらまで幸せな気分になれる。

言霊効果ってやつかな。

そうか、今までぜんぜん気がついていなかったなあ。そういう年賀状の意味。

自分で字を書く機会がずいぶん減っているので、元々悪筆なのがさらにひどくなっている。これからは、ペン選びもきちんとしようと思った。

そんなわけで、年賀状がちょっとだけ楽しく思えた、久しぶりの暮でした。
・・なんて優雅なこと言ってられない切迫した状況なんですけれどねえ。

                              ミクシーと同じ