まんが中国入門

2005-08-07 23:04:30 | Weblog
今朝、アマゾンから届きました。

マンガになろうと少しも読むのが楽になる内容とは思えないし、むしろ平易な文章のほうが読みやすいのではという印象です。

ただ、食人文化と、売春文化についてはなかなかに衝撃的でした。

ジョージ秋山のはるか昔の作品に「アシュラ」というのがあって、私はリアルタイムで少年雑誌で読んだ記憶があります。その中で、母親が飢餓のために自分の赤ん坊を焚き火に投げ込むシーンがあって、確か発禁騒ぎになったと思いますが、その絵を今鮮明に思い出しました。

飢餓のために共食いをするということは確かにどんな国でもないわけじゃないでしょう。でも中国の食人文化は文化と言う名を冠するだけのことがあるようです。

「中国人にとって食人とは決してタブーではない。むしろ忠義のため、復仇のため、懲罰のため、孝行のための食人は奨励されるげべきものであった。彼らは医療と倫理とを都合よく結合させ、自らの行為を正当化してきた」

最近、あるブログで堕胎した赤ん坊をご馳走になった日本人の日記を読んだことがあるので、過去のこととして「食人文化」を片付けることもできないという気持ちと、それを知ってどう思えばいいのだろうって言う気持ちの、自分の中の混乱とした思いをどうすることもできませんでした。

売春の問題についていえば、中国の状態は相当ひどいもののようです。

「43名のタクシー運転手の組織が伯仲堂々と徐洲駅を中心に若い女性を拉致し5ヶ月で101人も売ったという事件があった」

「福建省は今、人身売買の拠点となっています、業者は中国の女性を誘拐しては台湾で売春させているんです」

「日欧米だけでも中国人売春婦は6万人とも言われている」

売春の問題はエイズの蔓延とも絡んで、中国一国の問題として片付けることは到底できない状況にまで進んでいるようです。

民衆の生活を犠牲にして、軍拡にまい進し、他国を侵略し、特別な階級を擁護している中国共産党と言う政権に対して、とても激しい怒りを感じます。

日本の左翼の視野の狭さははもう噴飯ものです。
何が、「従軍慰安婦」だ!!と叫びたい気持ちです。今そこで苦しんでいる女性は無視ですか?何が日本の人権問題でしょう。国連にそんなことやらせる暇があったら、中国にちゃんとした衛生環境や性病を診察する病院やコンドームを援助する必要があることを大声で騒いで欲しいもんです。

何が軍靴の音だ。中国民衆の悲鳴の方がよっぽど大きいのに、その声は聞こえませんか?こんな政権を助けるために「教科書採択反対」ですか?

・・・助けるにしても、12億だ15億だという人口は余りに重いのですが。

扶桑社の教科書買ってきた~

2005-08-07 02:56:41 | Weblog
正直、教科書と名のつくものは読みたくありませんが、協力費のつもりで。

歴史教科書のコラムはいいです。
ネットではすでに広く知られていることですから、決して目新しくはないですが、それが教科書に載ったってことの意義は大きいです。

たとえば、「東京裁判について考えるコラム」では、パール判事の言葉や、平和に対する罪という今までにない罪を後から作って裁いたこと、GHQが日本人に罪悪感を持たせる政策をとったことなど、簡潔にまとめられています。

また、「人物コラム」には、台湾の開発に寄与した八田與一、ユダヤ人を救った樋口季一郎、杉浦千畝など多数。

「朝鮮半島と日本」というコラムでは、中国が、朝鮮ベトナムなどかつての朝貢国を次々と失ってあせりを感じ始め、それが中国の日本敵視へとつながっていったということで、これなどは私には新しい視点でした。

公民では、「男女共同参画社会の課題」のページは、「しかしその考えだけで社会の風習や古来から伝わる伝統をすべて否定したり、性別を尊重しようとする個人の行き方を否定してはならないだろう。個性尊重が叫ばれる中、男女の違いというものを否定的にとらえることなく、男らしさ、女らしさを大切にしながらそれぞれの個性を磨き上げていくことが重要である。」とまとめられています。常識的ですね。

「世論とマスメディアの役割」という章では、圧力団体という文字が太字で表現されているのには笑えます。そして、「マスメディアが自社の思惑に基づいて一面的な情報を流すといった世論操作が行われることがある。」とメディアテラシーにも言及しています。実際にメディアテラシーを経験するページもあったはずですが・・。

デイベーとのテーマとして「少年法は廃止すべきか」があげられていますが、これはおもしろい話し合いになりそうですねえ。

ざっと目を通した感じでは、なかなかリアルタイムの社会をよく反映しているし、かび臭い感じがなくておもしろい教科書でした。(もちろん全部読む元気はありませんが)

これが主流になるには、やはり受験問題としてどう扱うかって点は無視できないだろうなって思わないでもないです。高校受験問題をどう作るかでもだいぶ採用数は違ってしまうでしょうねえ。

それにしても、朝日の天声人語なんて出す大学は「ださい」という共通認識を早く持ちたいものです。

この教科書を買った本屋さんでは、「まんが嫌韓流」は売ってませんでした。結構「中国」「韓国」「朝鮮」批判本コーナーは充実してるのになぞです。12万冊ぐらいじゃあ、そんなにあふれてこない量なのか?